転職経験者に学ぶ!職種別転職体験談

ケアマネージャーは事務作業中心だと思っていましたが、実際は外に出る時間も多く、イメージとのギャップがありました!

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Kさん / 41歳 / 女性 / 福岡県
転職前:放課後等デイサービスでの指導員
転職後:ケアマネージャー

転職成功

-転職前の企業での業務内容を詳しく教えてください。
障害児(知的障害)のお子様達をお預かりし、夕方まで宿題の指導や運動指導、農作業指導、イベントや職業体験などのサポートを行っていました。
また、交通機関の利用方法や、プロ野球、Jリーグ観戦、施設見学などを通して、日常生活に必要な知識を習得し、将来社会に出たときに困らないように指導を行っていました。
-転職を考えたきっかけを教えてください。
元々は、ケアマネージャーの研修の期間のみのお手伝いという契約でしたので、66ヶ月ほどの勤務でした。
不満があるとするなら、週3回の勤務の契約でしたが、勝手に契約書を書き換えられており、週5回の勤務にいつの間にかさせられていたと言うことくらいです。
-この業務だけはもっと続けたかったという業務があれば教えてください。
子供達と接することは好きでしたし、指導後に保護者の皆様と指導方法に関して話し合いを行ったりしながら指導をしていくことはもっと続けたいと思いました。
管理者は子供達を指導するときに怒鳴ったり手を出したりと言うこともあったので、もっと子供達のために管理者にはなしをしていければ良かったと感じています。
-転職活動はどのように行いましたか?
ハローワークで前もって情報を集めたり、福祉専門の相談窓口がありましたので、そこに頻繁に通っていました。
また、研修の最終日に、求人情報やチラシが配られていましたので、電話して条件を伺ったり、実際に見学に行ったりして、転職活動を行いました。
-転職後の会社に入社を決めた理由を教えてください。
「医師会」というのが一番大きな理由です。
色んな会社に話をお聞きしましたが、病気を持っていてフルで働くのは難しく、パートで大丈夫と受け入れてくださったことも大きな理由の1つです。
-転職後の会社での業務内容を詳しく教えてください。
要支援の方のケアプラン作成や、相談に来られた方の対応、行政・医療との連携・調整、サービス担当者会議の開催、地域のイベントへの参加(講師など)、地域住民との交流・情報収集、認定調査の実施(更新の方)などを行っていました。
-入社前のイメージと違っていたところはどんなところですか?
ケアマネージャーは、事務作業中心と思っていましたが、実際は外に出る時間も多く、皆さんが持っているイメージとは全く違っていると思います。
-仕事の難しさ、辛さを感じた点はありますか?またそれはどのように克服しましたか?
家族と本人様との意見の違いの調整や、虐待事例の対応、医療関係者となかなか連絡が取れないなど、難しい点は多かったです。
意見の食い違いについては、何度も会議を持ち、お互いが納得するまで話し合っていただいたり、虐待事例については、警察や行政を巻き込んで対応したり、連絡が取れないことについては、ファックスやメールを利用するなどの工夫を行っていました。
先輩方に相談したり、地域包括支援センターへの相談などで対応することもありました。
-仕事の中でやりがいを感じた部分はどこですか?
ケアプランを作成し、サービスを行っていただくのですが、歩行状態が改善したり、福祉用具などを利用しながら自立に向けてやる気を出していただけるようになったり、一番のやりがいは、「ありがとう」と一言声をかけていただけるようなケアプランを作成できたときだと思います。
一人一人同じプランというわけにはいかないですし、何度も書き直したりモニタリングやアセスメントで情報を得ながら作成するので、ご本人が納得していただけるプランを作成できたと実感できたときが一番のやりがいを感じるときだと思います。
-転職は成功でしたか?失敗でしたか?
成功でした。
-なぜそのように感じましたか?
元々やりたいと思っていた仕事ですし、体のことも考えてくれて、先輩達のサポートもしっかり受けられる(管理者は無関心でしたが・・・)ので、自分自身成長できたと思います。
また、地域のことも知ることが出来るので、そのためのコミュニケーション能力や、情報収集力も身につけることが出来たと感じています。
-この仕事の個人的な楽しみ方を教えてください。
「ケアマネージャー=事務作業」ではなくて、外に出る機会も多いので、地域住民との交流だったり、サービス事業所の確認だったりと、コミュニケーションをとることが好きな方には向いているかと思います。
また、地域住民の方から情報を頂いたり、相談を受けたりすると、「ご指名」が入ることもあり、住民間で「あの人が良いよ。相談しやすいよ」という話もされるようなので、信頼していただけるように努力を続けることが出来るので、忍耐力も身につけることが出来るかなと思います。

施設訪問などの時も、自分の担当ではない方からレクに誘っていただけたり、一緒にお茶を飲んだりと、今までの経験も役に立つので、とても楽しいと思います。
認定調査員としても活動していましたが、調査に伺った際、家族の情報と本人の自立度が違っていたり、明らかにおかしい部分などを見つける事も必要になるので、観察眼も身につけることが出来ます。
そうすることで、自分の担当している利用者様のちょっとした変化も感じることができ、病気の早期発見なども可能になるかと思います。

私は、「如何に利用者様が楽しく、自立した生活が送れるか」という点を重視して考えていたので、そういう点が楽しみではありました。
-この転職からどのようなことを学びましたか?
私は、元々転職後の仕事を目標にしてきたので、転職に関しては苦労はしませんでした。
ただ、職場見学などはしっかりして、自分に合った職場を選ばないと、またすぐに転職活動をしなければならなくなると思いますので、書類や、転職サービスの担当者の話を聞くだけではなくて、実際に自分の目や耳で確認をするべきだと感じました。
可能であれば、数日体験させていただいたり、仕事内容を見学させていただく機会があれば良いなと思います。
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