犬の死をきっかけに母と関係が悪化…私が感じた違和感は間違っている？【キャリアコンサルタントが解説】

この記事では、愛犬の死をきっかけに母親との関係が悪化し、その中で感じた違和感について悩んでいるあなたに向けて、キャリアコンサルタントの視点から具体的なアドバイスを提供します。感情的な対立の中で、自身の感じ方は間違っていないのか、どのように関係を修復していくべきか、具体的なステップを一緒に考えていきましょう。

まず、今回の相談内容を整理します。

飼い犬が3年前に亡くなりました。最後の2、3年は少し痴呆が入っていて、排泄物を踏んづけたりウロウロしたり、頭以外が健康なだけに厄介な状態でした。私は実家を出て一人暮らしをしていました。犬は母が面倒をみていましたが、大変で一度安楽死したいと言われました。その時は私がすぐに引き取れる環境になかったこともあり一旦話は流れました。ただ、1年後に母が限界を迎え、その時には私が引き取れる状態だったので、そこから亡くなるまで私が面倒を見ました。亡くなった後遺体を実家に連れて帰りました。

なお、母も私も自分にできることはしたと思っており後悔はありません。また、私は母は犬を大事にしてくれたと思っており、母が安楽死を言い出したのはやむを得ないと思っています。実家での犬の世話には文句はなく感謝しています。

さて、連れて帰ってしばらく私はずっと泣きながら犬の遺体をみていました。母はちらっと見てあとは普通にしていました。私は家族で犬を見送りたかったのもあり、もう少し見てあげてというようなことを母に言いました。すると母が怒りました。もう十分見た、遺体は汚い、人に強制するな、ずっとぐずぐず泣くな、という内容だったと思います。その時の私は確かに悲しみ方は人それぞれで強制するような口調だったのなら悪かったが、私が泣いていることまで怒鳴られないといけないのか、という気持ちでした。

(同居の祖母にも遺体と対面するか聞きましたがいいわ、と言われました。そのことに対して腹は立てていません。母に対しても犬を見ないから腹を立てたのではありません)
人の気持ちをくめないのはお互い様ではないかと思ったんです。
なんだか悲しんでいる自分を全否定された気分になり、帰ろうとしたら晩御飯を食べて行けと言われました。
とてもそんな気分ではなくいらないと言ったら、この家にいる以上、お前は私の言うことを聞け、今出て行ったら後悔すると言われました。
泣きながらご飯をたべ、すぐに帰りました。

その後メールがあり、同居の祖母は老い先短い自分を犬とかさねて泣いていた、もう少し周りを思いやれ、という内容でした。一応謝りましたが、ここから二年間お互い疎遠にしていました。今は関係は修復してますが、今だに腑に落ちない部分があります。

質問したいのは以下のことです。

この件で、私は母に対してすごく嫌悪感を持ちました。母は自分の中でけりがついてるから遺体を見ろとか強制するなと私に言いました。それは正しいと思いますが、そういう母は私に泣くな、自分の言う通りにしろと強制しているような気がしたのです。特に、この家にいるいる以上、私が食事をしろと言ったらそうしろ、と言ってきたところて限界がきました。私の感じ方は間違っていますか？
祖母が老い先短い自分と重ねて泣いてるから気を使えとありましたが、祖母のために悲しむことを我慢する必要がありますか？私は祖母の心情は分かります。ただ、それとこれとは別じゃないかと。

上記の件で、私が母の立場ならどうするか考えました。母は一所懸命犬の世話はしてくれたので、亡くなってもしょうがないわ、という心境だと思います。遺体も苦手だし、娘にもっと見てあげてよ、と少しきつめに言われたら、もう十分やったわ、と反論してしまうのは分かります。ただ、泣いてる娘に遺体が不潔だから触るなとか泣くなとか怒鳴りつけることはしないと思います。好きなだけ泣かせておくかしばらくそっとしとくかそんな感じで対応します。泣いてるところに強引に食事させようとは思いません。また、祖母が落ち込んでいたら慰めるますが、だからといって娘に泣くなとは言いません。せいぜいおばあちゃんもおちこんるからそばで泣くのはやめなさいというくらいだと思います。

これが私の感覚ですが、私はそんなにおかしいですか？

1. 感情の整理と自己肯定感の回復

まず、あなたが感じた嫌悪感は決して間違っていません。人の感情は多様であり、悲しみの表現も人それぞれです。母親の対応が、あなたの悲しみを否定し、自分の価値観を押し付けるように感じたことは、当然の感情です。自己肯定感を失いかけているかもしれませんが、あなたは自身の感情を大切にし、それを表現する権利があります。

今回のケースでは、母親との価値観の違いが浮き彫りになりました。あなたは、愛犬との別れを家族で分かち合いたいという気持ちがあり、感情を表現することを受け入れて欲しかった。一方、母親は、すでに気持ちの整理がついており、あなたの悲しみに共感することが難しかったのかもしれません。この違いが、今回の対立を生んだ原因の一つと考えられます。

自己肯定感を高めるためには、まず、自分の感情を認め、受け入れることが重要です。悲しいときは泣いても良いし、怒りを感じることも自然なことです。そして、自分の価値観を大切にし、それを表現することを恐れないでください。周囲の意見に流されず、自分の気持ちに正直に向き合うことが、自己肯定感を高める第一歩です。

2. コミュニケーションの再構築：建設的な対話のために

関係修復のためには、母親とのコミュニケーションを再構築することが不可欠です。まずは、あなたの気持ちを率直に伝えることから始めましょう。ただし、感情的にならず、冷静に伝えることが重要です。具体的には、以下のようなステップで進めていくと良いでしょう。

自分の気持ちを整理する： 母親に伝えたいことを事前に整理し、メモなどにまとめておきましょう。感情的になってしまうことを避けるためにも、冷静に話せるように準備をすることが大切です。
対話の場を設ける： 母親と落ち着いて話せる時間と場所を選びましょう。電話やメールではなく、直接会って話す方が、感情が伝わりやすくなります。
「Iメッセージ」で伝える： 自分の気持ちを伝える際には、「あなたは～」という「Youメッセージ」ではなく、「私は～」という「Iメッセージ」を使いましょう。「あなたは私の気持ちを理解してくれない」ではなく、「私はあなたの言葉に悲しさを感じた」というように、自分の感情を中心に伝えることで、相手を責めることなく、自分の気持ちを伝えることができます。
相手の気持ちを理解しようと努める： 自分の気持ちを伝えるだけでなく、母親の気持ちにも耳を傾けましょう。なぜ母親がそのような言動をしたのか、その背景にあるものを理解しようと努めることで、より建設的な対話ができます。
具体的な提案をする： 今後の関係をどのように築いていきたいか、具体的な提案をしましょう。例えば、「これからは、お互いの気持ちを尊重し、困ったことがあれば相談し合える関係でありたい」など、具体的な目標を共有することで、関係修復への道筋が見えてきます。

例えば、以下のように話すことができます。

「お母さん、あの時は、私の気持ちを理解してもらえなくて、とても悲しかった。私が泣いていることに対して、あんな風に言われたのは、すごくつらかったんだ。でも、お母さんが犬の世話を一生懸命してくれたことは、本当に感謝しているよ。これからは、お互いの気持ちを尊重し合える関係になりたいと思っている。」

3. 祖母との関係：感情のバランスと境界線の設定

祖母の心情を理解し、気遣う気持ちは素晴らしいですが、自分の感情を犠牲にする必要はありません。祖母の悲しみに寄り添いつつも、自分の感情を大切にすることは可能です。境界線を設定し、無理のない範囲で祖母をサポートしましょう。

具体的には、以下のような方法があります。

祖母の気持ちに寄り添う： 祖母が悲しんでいるときは、話を聞いたり、一緒に思い出を語り合ったりすることで、心の支えになりましょう。
自分の感情を大切にする： 祖母の前でも、自分の感情を隠す必要はありません。悲しいときは泣いても良いし、辛いときは正直に気持ちを伝えましょう。
無理のない範囲でサポートする： 祖母のサポートは大切ですが、自分の心身に負担がかかるようなことは避けましょう。無理のない範囲で、できることを行いましょう。
家族との協力： 祖母のサポートは、あなた一人で抱え込まず、家族と協力して行いましょう。役割分担をすることで、負担を軽減することができます。

例えば、祖母に対しては、以下のように伝えることができます。

「おばあちゃん、犬がいなくなって寂しいよね。私もすごく悲しいんだ。でも、おばあちゃんが辛い気持ちなのはわかるから、できるだけそばにいてあげたいと思っているよ。」

4. 専門家への相談：心の負担を軽減するために

今回の問題は、感情的な対立や価値観の違いが複雑に絡み合っています。一人で抱え込まず、専門家であるキャリアコンサルタントやカウンセラーに相談することも有効な手段です。専門家は、あなたの話を聞き、客観的な視点からアドバイスをしてくれます。また、感情的なサポートを提供し、心の負担を軽減してくれます。

専門家に相談することで、以下のようなメリットがあります。

客観的なアドバイス： 専門家は、あなたの状況を客観的に分析し、具体的なアドバイスをしてくれます。
感情的なサポート： 専門家は、あなたの気持ちに寄り添い、心の負担を軽減してくれます。
コミュニケーションスキルの向上： 専門家は、母親とのコミュニケーションを円滑にするためのスキルを教えてくれます。
問題解決の促進： 専門家は、問題解決に向けた具体的なステップを提示し、あなたをサポートしてくれます。

専門家への相談は、対面、電話、オンラインなど、さまざまな方法があります。あなたの状況や希望に合わせて、最適な方法を選びましょう。

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5. 今後のキャリアと人間関係への影響

今回の経験は、あなたのキャリアや人間関係にも影響を与える可能性があります。感情的な対立を経験したことで、あなたは、コミュニケーションの重要性や、自己肯定感の大切さを改めて認識したはずです。この経験を活かし、今後のキャリアや人間関係をより良いものにしていきましょう。

具体的には、以下のような点に注意しましょう。

自己理解を深める： 自分の価値観や感情を理解し、自己肯定感を高めることで、自信を持ってキャリアを築き、人間関係を築くことができます。
コミュニケーション能力を向上させる： 相手の気持ちを理解し、自分の気持ちを適切に伝えることで、良好な人間関係を築くことができます。
ストレス管理能力を高める： ストレスを適切に管理することで、心身の健康を保ち、キャリアと人間関係を両立することができます。
周囲との協力： 困ったことがあれば、一人で抱え込まず、周囲の人に相談しましょう。家族、友人、同僚など、頼れる人に助けを求めることで、問題解決への道が開けます。

6. まとめ：あなたの心の声に耳を傾けて

今回の相談を通して、あなたが感じた違和感は決して間違っていないことを理解していただけたと思います。感情的な対立は辛いものですが、それを乗り越えることで、あなたはより成長し、人間関係を深めることができます。自分の感情を大切にし、周囲とのコミュニケーションを積極的に行い、専門家のサポートも活用しながら、より良い未来を切り開いていきましょう。

最後に、あなたの心の声に耳を傾けてください。そして、あなたが本当に大切にしたいものは何なのか、じっくりと考えてみてください。あなたの選択が、あなたの未来を形作ります。

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