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介護職の孤独死発見後のトラウマと向き合う方法|転職コンサルタントが解説

介護職の孤独死発見後のトラウマと向き合う方法|転職コンサルタントが解説

介護職をしています。三週間ほど前、送迎中に利用者の孤独死を発見。眠ったようであればよかったんですが、苦しまれたようでひどい状況でした。その状況下で救急や警察が来るまで蘇生術をしなければならず、発見からそれまでの間、一人の時間が物凄く怖かったんです。この仕事をしてはや6年、人が亡くなる事はよくありますし、自分で今まで気持ちの整理をつけて来ました。送迎でそういった事に遭遇する覚悟もしていて、その場の対応も、上司に誉められる位、冷静、的確に行えて、その事に関して後悔はありません。利用者様へもできるだけの事はしたと納得もしています。しかし、また、一人で送迎に出ると、あの状況を思い出して過呼吸のように息苦しくなったり、気分が悪くなったり、涙が出たりします。夜も、うなされて起きることがあってぐっすり寝られません。ただ、ただ、あの場が怖かったとしか言えないんです。送迎をはずれれば落ち着くのかと思いつつ。仕事にそういった私情で拒否をするのはいかがなものかと悩んでいます。介護職は人手が足りないので、スタッフに迷惑をかけたくないですし。もう、三週間たつのに、私は精神的に弱かったんだな、気持ちの整理がついてない自分は未熟だなとショックを受けています。やはり、心療内科に行った方がいいのか。なんだか、自分の未熟さでそういうところにお世話になるのが嫌ですし、会社の皆にも申し訳ない気がして。どうやったら気持ちの整理がつくのでしょうか?こんな経験をしたことがある方、そうでない方でも結構です。アドバイスよろしくお願いします。

ケーススタディ:介護職におけるトラウマと向き合う道のり

あなたは、6年間介護職として献身的に働いてこられ、緊急時にも冷静な対応をされた経験をお持ちです。それでも、孤独死を発見した際の強い衝撃と、その後続く心的苦痛に悩まれている。これは決してあなたの未熟さではなく、極めて辛い経験をした結果として当然の反応です。多くの介護職従事者が抱える可能性のある、深刻な問題です。

まず、重要なのは「あなたは決して一人ではない」ということです。このような経験は、決してあなただけではありません。介護現場では、死と隣り合わせで働くことが日常的にあり、想像を絶するような場面に遭遇する可能性も高いです。そして、その経験から心的外傷後ストレス障害(PTSD)を発症するリスクも高まります。

今回のケースでは、孤独死の発見という強いストレス、蘇生術という肉体的な負担、そして、その後の一人きりの恐怖という三重苦が、あなたの心に大きな傷を残したと考えられます。

PTSDの可能性と専門家のサポート

あなたの症状(過呼吸、気分不良、涙、不眠、悪夢)は、PTSDの症状と一致する部分があります。PTSDは、専門家の適切な治療によって改善が見込めます。心療内科を受診することに抵抗があるかもしれませんが、それは決して「未熟さ」の表れではありません。むしろ、自分の心を大切にし、健康を維持しようとする、とても健全な判断です。

  • 心療内科を受診するメリット:専門医による適切な診断と治療、薬物療法や心理療法による症状の緩和、再発防止策の学習
  • 心療内科を受診するデメリット:通院の手間、治療費、周囲からの偏見(これは誤解です。心身の健康を維持することは、社会人として当然の権利であり、むしろ責任ある行動です)

メリットとデメリットを比較検討した上で、まずは心療内科の受診を検討することをお勧めします。会社の同僚に相談する必要はありません。あなたのプライバシーは守られます。

具体的な対処法

心療内科を受診するまでの間、または受診と並行して、以下の対処法を試みてください。

  • 記録をつける:毎日、自分の感情や症状を記録します。症状の変化を把握することで、治療効果の確認や、今後の対応に役立ちます。また、記録することで、自分の感情を客観的に見れるようになり、心の整理に繋がります。
  • 信頼できる人に話す:家族、友人、または職場の相談窓口などに、あなたの気持ちを打ち明けてみましょう。話を聞いてもらうだけでも、気持ちが楽になることがあります。ただし、無理強いはしないでください。話す準備が整った時、そして話したい相手がいる時に、話しましょう。
  • リラクセーション法:深呼吸、瞑想、ヨガ、アロマテラピーなど、リラックスできる方法を実践してみましょう。これらは、精神的なストレスを軽減するのに効果的です。
  • 規則正しい生活:睡眠時間、食事時間、運動などを規則正しくすることで、心身のバランスを整えることができます。不眠に悩まされている場合は、睡眠衛生に気をつけましょう。
  • 専門書を読む:トラウマやPTSDに関する専門書を読むことで、自分の症状について理解を深め、対処法を学ぶことができます。知識を得ることで、不安が軽減される可能性があります。
  • 趣味の時間を作る:仕事以外の時間には、好きなことに没頭しましょう。趣味に没頭することで、仕事から離れてリラックスし、心の負担を軽減することができます。

成功事例:トラウマ克服への道

私はこれまで多くの介護職の方々と接してきました。中には、あなたと同様の辛い経験をされた方もいらっしゃいます。しかし、適切なサポートを受け、上記の様な対処法を実践することで、徐々に症状が改善し、再び安心して仕事に就けるようになった方も多くいます。

重要なのは、あなたの経験を「未熟さ」と捉えるのではなく、「大きなストレスを受けた結果」として受け止め、適切なケアを受けることです。あなたは、これまで献身的に介護の仕事に取り組んできており、その経験はあなたの大きな財産です。その経験を活かしながら、心身ともに健康な状態を保つことが、あなた自身のためであり、そして利用者の方々のためでもあります。

まとめ

介護職は、尊い仕事でありながら、精神的な負担が大きい職業です。孤独死の発見は、誰にとっても大きな衝撃であり、心のケアは不可欠です。あなたの抱える苦しみは、決してあなたのせいではありません。専門家のサポートを受けながら、少しずつでも前向きに進んでいきましょう。心療内科の受診は、弱さの表れではなく、強さです。自分を大切にしてください。

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