介護職員として働く私が「失格」と感じてしまうのはなぜ? 経験と理想のギャップを乗り越える方法
介護職員として働く私が「失格」と感じてしまうのはなぜ? 経験と理想のギャップを乗り越える方法
介護の現場で働き始めたものの、理想と現実のギャップに悩み、「介護職員として失格なのではないか」と苦しんでいるあなたへ。この記事では、あなたの抱える悩みと、そこから抜け出すための具体的な方法を、経験豊富な転職コンサルタントの視点から解説します。
初めて質問致します。私は今年1月から介護職員として働き始めました。休みは学校に通っております。
実体験なんですが利用者さまが家族が来るんだが未だに来ないから何かあったのかもしれない。自分は携帯を取り上げられてるから直接連絡出来ないから連絡してくれないかと涙ながらに訴えてこられ、では責任者に聞いてきますねと言うとその方は、あの人は堅物だからダメだ!!と言い。なんとか連絡して無事か確認してくれと言われました。
そこで分かりましたすこし待ってて下さいね。と言いやはり責任者に利用者さんの現状を伝えた所、返って来た言葉は「さっき話しました!」そのまま「あの人は依存心が強いから構って欲しいだけだから認知もないから分かってるのにまた言ってる」的な事を言われ。
御家族は週末に来る。仕事の、関係で来る曜日が変わるかもしれないと言う話をしただけでそうなったらまた連絡しますと言うのが正解で、利用者さんが話を勘違いしてしまっていただけなんだと、私は理解し…利用者さんの、元に戻り
御家族は週末来ましたよね?
はい。来ました。
来る曜日は変わらないみたいです。仕事の関係で来る日が変わるかもしれないからそうなったらまた連絡すると言ってました。だから御家族は交通事故にあったとか、病気で何かあった訳じゃないですから安心して。週末来るそうですよ!!と、話したら利用者さまは御家族に連絡取ったと思った様で、でも大丈夫なら良かったずっと心配だったからと涙目になりながらおっしゃいました。
その方は同じ日のすこし前に排泄介助に行ったらやはり涙ながらにこんなことして貰って情けないよな…とおっしゃいました。私はそんなことないよなにも情けなくないですよ。それにこれは私の仕事だから情けないなんて思わず必要なら言ってくださいと話しました。
そして私が帰る時、責任者に、あの人は依存心が強いからイチイチ構うなと…認知もないから分かってるのに構って貰いたいから気を引いてるだけだから!!と何故か強い口調でお説教されました。
それから利用者さんとタメ口で話すなと…他の先輩職員がタメ口で話していてもアナタはまだ日が浅いんだなら利用者様は利用者様なんだから敬語にしなさいと怒られました。
たしかに私が悪いのかも知れませんが今まで敬語だった利用者さんもタメ口で話してくれて居たので敬語を使いながらもたまにタメ口ではなしてました。
敬語にこだわるなら日が浅い関係なく先輩職員さんも皆敬語で話すべきではないかとすこし思いました。
アナタは日が浅いから相手する必要ない利用者さんにイチイチ対応してるしタメ口で話したりしてる。
もっと先輩職員の行動なんかも学びなさいと言われました。
先輩職員達は利用者にタメ口だし、あの利用者さんは出来るのにやらないから嫌だとかワガママだとか結構キツイ事を言ってましたが他の職員さんが嫌がる利用者さんを、私は嫌だと全然思わないんです。話せば分かるし利用者さんの思いも分かります。
私の父は私が4歳のとき倒れ右藩半身不随で視力も失いました。寝たきりになると言われた父ですがリハビリを頑張り身の回りの事が出来るまでになり帰って来ました。そんな父を見てたからこそ今の利用者さん達を冷たく出来ませんでした。
介護職員は少ない職種の様だし1人1人に時間を費やしたら回らないのかもしれませんが私は利用者さんの気持ちに寄り添いたかったのですがきっと介護職員として失格なんでしょうね。
まだ資格がないのでメイン的な介護までは出来ませんがわたしは私なりに利用者さんと距離を縮め信頼関係を作りたかったし、不安になられていた利用者さんの不安を取り除きたかった…
私は介護職員失格なんですね。
凄く凹みました。
1. 介護の現場で感じる「失格感」の根本原因
あなたの抱える「介護職員失格」という感情は、介護の現場でよく見られるジレンマが原因です。それは、理想とする介護と、現実の業務との間に生じるギャップです。具体的には、以下の3つの要因が考えられます。
- 理想と現実のギャップ: 利用者一人ひとりに寄り添いたいというあなたの理想と、人手不足や業務の効率化を優先せざるを得ない現実との間で、板挟みになっていること。
- 価値観の相違: 介護に対する価値観が、あなたと職場の先輩職員の間で異なっていること。あなたは利用者の気持ちに寄り添うことを重視する一方、先輩職員は効率やマニュアルを優先しているように見えること。
- 自己肯定感の低下: 上司からの厳しい言葉や、自分の行動を否定されることで、自己肯定感が低下し、「自分は介護職員として向いていないのではないか」という不安を抱いていること。
これらの要因が複合的に絡み合い、あなたの「失格感」を増幅させていると考えられます。しかし、安心してください。この感情は、あなたが介護という仕事に真剣に向き合い、利用者の方々を大切に思っているからこそ生まれるものです。決して、あなたが介護職員として「失格」であるという意味ではありません。
2. 理想の介護を実現するための具体的なステップ
理想の介護を実現するためには、現状を分析し、具体的な行動を起こすことが重要です。ここでは、3つのステップに分けて、具体的なアドバイスをします。
ステップ1: 現状の把握と問題点の整理
まずは、現状を客観的に把握し、問題点を整理することから始めましょう。以下の3つの視点から、現状を分析してみましょう。
- 自分の行動を振り返る: 自分がどのような介護を提供し、どのような場面で「失格感」を感じるのかを具体的に記録します。例えば、利用者との会話の内容、上司からの指示、先輩職員の行動などをメモしておきましょう。
- 職場の状況を分析する: 職場の人間関係、業務の進め方、利用者の状態などを客観的に観察します。先輩職員の言動の背景にあるもの、職場の抱える課題などを理解しようと努めましょう。
- 自分の強みと弱みを認識する: 自分の得意なこと、苦手なことを明確にします。例えば、利用者の話を聞くことが得意、記録作業が苦手など、具体的な例を挙げてみましょう。
これらの情報を整理することで、問題の本質が見えてきます。そして、次なるステップへと進むための道筋が明らかになるはずです。
ステップ2: コミュニケーションと関係性の構築
理想の介護を実現するためには、利用者との良好な関係性を築き、職場の仲間とのコミュニケーションを円滑にすることが不可欠です。以下に、具体的な方法を紹介します。
- 利用者とのコミュニケーション:
- 傾聴の姿勢: 利用者の話をじっくりと聞き、共感の言葉を伝えましょう。相手の気持ちに寄り添い、安心感を与えることが大切です。
- 敬語とタメ口の使い分け: 利用者の性格や関係性に応じて、敬語とタメ口を使い分けましょう。敬意を払いながらも、親しみを込めたコミュニケーションを心がけましょう。
- 情報共有: 利用者の家族構成や趣味、過去の出来事などを把握し、会話のきっかけにしましょう。共通の話題を見つけることで、距離が縮まります。
- 職場でのコミュニケーション:
- 積極的に情報交換: 積極的に先輩職員や同僚と情報交換を行いましょう。困ったことや疑問に思うことがあれば、遠慮なく相談しましょう。
- 自分の意見を伝える: 自分の考えを、相手に分かりやすく伝えましょう。ただし、相手の意見も尊重し、建設的な議論を心がけましょう。
- 感謝の気持ちを伝える: 感謝の気持ちを言葉で伝えることで、人間関係が円滑になります。小さなことでも、感謝の気持ちを忘れずに伝えましょう。
これらのコミュニケーションを通じて、利用者との信頼関係を深め、職場の仲間との連携を強化することで、より良い介護を提供できるようになります。
ステップ3: 自己成長とキャリアアップ
介護職員としての自己成長は、理想の介護を実現するための重要な要素です。積極的に学び、経験を積むことで、自信を高め、より質の高い介護を提供できるようになります。以下に、具体的な方法を紹介します。
- 資格取得: 介護福祉士などの資格を取得することで、専門知識と技術を習得し、自信を持って業務に取り組むことができます。資格取得は、キャリアアップにもつながります。
- 研修への参加: 介護技術に関する研修や、認知症ケア、コミュニケーションスキルに関する研修など、積極的に参加しましょう。新しい知識やスキルを習得し、自己成長につなげましょう。
- 先輩職員からの学び: 経験豊富な先輩職員の介護技術や、利用者への対応を観察し、積極的に学びましょう。良いところを真似し、自分のものにすることで、スキルアップにつながります。
- 自己分析と振り返り: 定期的に自分の行動を振り返り、改善点を見つけましょう。自己分析を行うことで、自分の強みと弱みを把握し、効果的なスキルアップにつなげることができます。
これらの自己成長の取り組みを通じて、介護職員としての自信を高め、理想の介護を実現するための基盤を築くことができます。
3. 介護の現場で「失格」と感じた時の心のケア
介護の現場では、様々な困難に直面し、精神的な負担を感じることがあります。ここでは、あなたが「失格」と感じた時に、どのように心のケアを行うかについて解説します。
- 感情を吐き出す: 辛い気持ちや悩みを、信頼できる人に話しましょう。家族、友人、同僚、または専門家など、誰でも構いません。話すことで、気持ちが楽になることがあります。
- 休息を取る: 十分な休息を取り、心身ともにリフレッシュしましょう。睡眠不足や疲労は、精神的な負担を増大させます。
- 趣味やリラックスできる時間を持つ: 自分の好きなことや、リラックスできる時間を持つことで、ストレスを解消し、心のバランスを保ちましょう。
- 専門家への相談: 精神的な負担が大きい場合は、専門家(カウンセラーや精神科医など)に相談することも検討しましょう。専門家は、あなたの悩みに寄り添い、適切なアドバイスをしてくれます。
- ポジティブな思考を持つ: 困難な状況でも、ポジティブな面を探し、前向きな思考を持つように心がけましょう。感謝の気持ちを持つことも、心の健康に役立ちます。
これらの心のケアを行うことで、精神的な負担を軽減し、前向きな気持ちで介護の仕事に取り組むことができます。
4. 介護職員としてのキャリアパスと可能性
介護職員としてのキャリアパスは、多岐にわたります。あなたの経験やスキル、興味関心に応じて、様々なキャリアプランを描くことができます。以下に、いくつかの例を紹介します。
- 介護福祉士: 介護の専門家として、より高度な知識と技術を習得し、リーダーシップを発揮することができます。
- ケアマネージャー: 介護保険制度に関する専門知識を持ち、利用者のケアプランを作成し、総合的な支援を行います。
- サービス提供責任者: 訪問介護事業所などで、サービスの提供計画を作成し、ヘルパーの指導や管理を行います。
- 施設長: 介護施設の運営責任者として、施設の管理運営を行います。
- 独立・起業: 訪問介護事業所や、デイサービスなどを立ち上げ、自分の理想とする介護サービスを提供することができます。
これらのキャリアパス以外にも、介護に関する様々な分野で活躍することができます。例えば、介護用品メーカー、介護保険関連企業、介護教育機関など、活躍の場は広がっています。あなたの経験やスキルを活かし、自分らしいキャリアを築いていくことが可能です。
5. まとめ:あなたの「介護職員失格」を「成長の糧」に変えるために
この記事では、介護の現場で「失格」と感じてしまう原因と、その乗り越え方について解説しました。あなたの抱える悩みは、決して特別なものではありません。多くの介護職員が、同じような葛藤を経験しています。
大切なのは、現状を客観的に分析し、具体的な行動を起こすことです。利用者とのコミュニケーションを深め、職場の仲間との連携を強化し、自己成長を続けることで、理想の介護を実現することができます。
そして、もしあなたが一人で悩みを抱え込んでいると感じたら、ぜひ専門家にご相談ください。あなたの悩みを聞き、具体的なアドバイスをしてくれます。あなたの「介護職員失格」という感情を、「成長の糧」に変え、介護の仕事を通して、あなたの理想を実現できることを心から願っています。
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