転職コラム

老人福祉のプロに!生活相談員として働くための資格とキャリアパス

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目次



生活相談員とは?
1-1. ケアマネジャーとの違い

老健で活躍する「支援相談員」とは?
2-1. 支援相談員の仕事内容
2-2. 支援相談員として働く場合に必要な資格

生活相談員・支援相談員の給料相場と給料の上げ方


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生活相談員とは?

介護業界では、生活相談員という職種があります。生活相談員は、介護施設・各機関・利用者さんとの連携や調整を行う窓口的な役割を果たします。具体的には、利用者さんや家族からの相談に応じることや、施設との調整、サービス利用の提案・案内、クレーム対応などが挙げられます。

ケアマネジャーとの違い

生活相談員とよく混同される職種に、ケアマネジャーが挙げられます。ケアマネジャーとは、正式名称を「介護支援専門員」といい、主に利用者さんの生活環境や身体状況、ニーズに応じて、適切なケアプランを作成する職種です。一方、生活相談員は、介護施設・各機関・利用者さんとの連携や調整を行う窓口的な役割を果たします。ケアマネジャーと施設との調整を行うこともあるように、業務内容の幅は非常に広く、介護施設においてマルチに活躍する職種といえるでしょう。

老健で活躍する「支援相談員」とは?

老健で働く場合、生活相談員ではなく「支援相談員」と呼ばれます。生活相談員と支援相談員は、名称に違いがあるだけで、介護現場での働き方や役割、主な仕事の流れに大きな違いはありません。

支援相談員の仕事内容

老健で活躍する支援相談員は、主に何らかの障がいや疾患を抱える高齢者のサポートを提供します。具体的には、利用者さんや家族からの相談対応、サービス利用の案内や提案、サービス費用の調整、クレーム応対、入所や退所に関するスケジュール調整、多職種・公的機関との連携、介護職員の補助、個別支援計画やケアプラン作成のサポート、各自治体担当者との打ち合わせなどが挙げられます。

基本的な仕事内容は生活相談員とほとんど同様ですが、老健で働く支援相談員の場合、介護スタッフが不足気味のため、利用者さんのリハビリ支援や医療ケア、介護サービス、生活支援などの業務を手伝うことも珍しくありません。そのため、介護職員と同様に、利用者さんと直接接する業務も担当することがあります。

支援相談員として働く場合に必要な資格

支援相談員として働くためには、「社会福祉士」「社会福祉主事任用資格」「精神保健福祉士」のいずれかの資格取得が必須です。特に、社会福祉士資格を必須条件とする老健もありますし、社会福祉主事任用資格のみの取得では働けない場合も珍しくありません。求人応募の選択肢を広げたいのであれば、社会福祉資格を取得しておくことをおすすめします。

生活相談員・支援相談員の給料相場と給料の上げ方

生活相談員・支援相談員の給料は、地域や雇用形態、経験年数、資格の有無などによって大きく異なります。また、介護業界は人手不足が深刻な状況であり、職員の確保と定着に注力する施設も増えてきています。そのため、求人倍率が高くなっており、生活相談員・支援相談員も給料アップのチャンスがあります。

まず、生活相談員・支援相談員の平均月給について、厚生労働省が公表した2021年9月時点の調査結果によると、「344,790円」でした。前年度に比べてやや上昇していますが、業界全体の平均よりは低めの水準となっています。

生活相談員・支援相談員の給料アップの方法としては、まずは資格取得が挙げられます。介護業界では、資格が重視される傾向にあり、資格を持っているかどうかで給料に差がつく場合があります。また、経験年数やスキルアップによっても、給料が上昇することがあります。具体的には、研修やセミナーなどを受講して、専門性を高めたり、マネジメント能力を身につけたりすることが挙げられます。

さらに、職場や施設によっては、定期的な昇給や賞与、業績に応じたボーナスなどの福利厚生が用意されている場合もあります。また、働く時間帯によっても、時給が異なることがあります。例えば、夜勤手当などが加算される場合もありますので、働き方によっても給料アップのチャンスがあるといえます。

最近では、高齢化に伴い介護需要が増加しているため、生活相談員・支援相談員の求人数も増加傾向にあります。求人市場においても、競争力の高い条件の求人案件が増加しています。また、転職市場においても、生活相談員・支援相談員は人手不足の職種の一つであるため、転職によって給料アップのチャンスがあるといえます。転職先の施設や地域によって、給料水準が異なるため、転職先を選ぶことで収入アップが可能です。

ただし、転職にはリスクもあります。新しい施設での業務に馴染めなかったり、職場環境が合わなかったりする可能性があるため、十分に慎重に検討する必要があります。また、転職によって給料アップが期待できるとしても、職場環境や労働条件が悪くなってしまうこともあるため、転職する前にはよく調べて、リスクを最小限に抑えた転職を行うことが重要です。

以上のように、生活相談員・支援相談員の給料アップの方法は多岐にわたります。資格取得やスキルアップ、経験年数の伸長、転職など、様々な方法を組み合わせることで、より高い給料を手にすることができるでしょう。

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