「もう嫌だ…」認知症の母との衝突を乗り越え、穏やかな日々を取り戻すための具体的な対策
「もう嫌だ…」認知症の母との衝突を乗り越え、穏やかな日々を取り戻すための具体的な対策
この記事では、認知症の母親とのコミュニケーションに苦悩するあなたに向けて、具体的なアドバイスを提供します。日付や時間の感覚が曖昧になり、理解を得ることが難しい状況、そして、それが原因で生じる衝突や感情的な負担について、どのように対処していくか、具体的な方法を提示します。この記事を読むことで、あなたは認知症の母親との関係を改善し、より穏やかな日々を取り戻すためのヒントを得ることができるでしょう。
認知症の母の言動にどう対処したらいいのか悩んでいます。日付や曜日の感覚がわからないみたいで、7月10日(水)に明日美容室に行く日だと言い張るのですが実際の予約日は25日(木)なので、まだ2週間先だよと言っても「なんでよ!25日だから明日じゃん!美容師さんも前のとき25日だからねって丁寧に教えてくれてここにも書いてくれたんだよ!」と美容師さんが書いてくれたメモを見せてすごく怒ってくるので、父が「だから25日だから2週間先だよ、ほら今が10日で25日がここだよ」とカレンダーを見せながら教えてあげても、「でも25日だと美容師さんが紙にまで書いて親切に説明してくれたのになんで明日じゃないの!明日じゃないか!」とまったく噛み合わない返しでさらに怒りがまし、「もういい!じゃあもう行かない!」と言ってカレンダーの25日の所にばつ印をつけてしまいました。
そして翌日(今日)、結局父が目を離しているすきに美容室に行ってしまい、美容室でも美容師さんが間違ったことを言っていると思い込んで話してきたみたいで、結局今日は無理だけど明日にやってくれることにしてくれたようでした。
ちなみに以前から美容室は3週間に1回カットと白髪染めの予約をしているのですが、前回が1週間前に行ったばかりで、前回も同じような日付の思い込みで言い合いをしていました。
今後も毎週のように日付の間違った思い込みによる言い争いが起こるのかと思うと、もう母がいつブチ切れるのか怖くてどうしたらいいかわからないし、どう説明したら納得してくれるのかわかりません。
他にも、甘い物を食べ過ぎるとか、さっき食べたばっかりなのに食べてないと言って何回もお菓子を食べたり、洗濯物が乾かないと言って夏なのに暖房をつけたり(朝干してまだ30分もたたないうちにです)、止めたいけど否定すると怒るしなかなか怖くて止められないことがいっぱいあるのですが、とにかく美容室問題は他人に迷惑をかけてしまうことなので本当に困っています。上手く納得してもらう方法はないでしょうか。
長文ですいません。
なぜ、認知症の親とのコミュニケーションは難しいのか?
認知症は、脳の機能が徐々に低下していく病気です。このため、記憶力、判断力、理解力、そして感情のコントロールが難しくなります。特に、日付や時間の感覚は、認知症の初期段階から影響を受けやすい領域です。これは、私たちが日常生活で当たり前のように使っている「時間」という概念が、脳の複雑なネットワークによって処理されているためです。認知症になると、このネットワークがうまく機能しなくなり、時間の認識に歪みが生じることがあります。
さらに、認知症の人は、自分の認識が間違っていることを認めるのが難しい場合があります。これは、自己防衛本能や、脳の機能低下によって、論理的な思考ができなくなることが原因として考えられます。例えば、美容室の予約日を誤って認識している場合、正しい情報を伝えても、本人は自分の認識を優先し、それが正しいと信じ込んでしまうことがあります。このような状況は、介護者にとって大きなストレスとなり、コミュニケーションをさらに困難にする要因となります。
また、認知症の進行に伴い、感情の起伏が激しくなることもあります。些細なことで怒りやすくなったり、悲観的になったりすることが増えます。これは、脳の感情を司る部分が影響を受けるためです。介護者は、このような感情の変動に常に気を配りながら、コミュニケーションをとる必要があります。しかし、これが簡単ではないことは、多くの方が経験していることでしょう。
具体的な問題と、その対策
ご相談内容を拝見すると、様々な問題に直面されていることがわかります。ここでは、具体的な問題点と、それに対する具体的な対策を提案します。
1. 日付や時間の認識の誤り
問題点: 予約日を誤って認識し、美容室との間でトラブルが発生している。
対策:
- カレンダーの活用: 大きく見やすいカレンダーを用意し、予約日を大きく書き込み、目立つようにします。可能であれば、写真やイラストを添えて、視覚的にわかりやすくします。例えば、美容室の予約日には、美容師さんの写真や、髪を切っているイラストなどを描くことで、より具体的に理解を促すことができます。
- リマインダーの設定: スマートフォンや時計に、予約日のリマインダーを設定します。アラーム音やメッセージで、予約日を知らせることで、本人の記憶を補完します。
- 美容室との連携: 美容室に、予約日を事前に電話で確認してもらうように依頼します。これにより、本人が日付を誤って認識した場合でも、美容室側から正しい情報を伝えることができます。また、予約の前日には、美容室から確認の電話を入れるように手配することも有効です。
- コミュニケーションの工夫: 予約日を伝える際には、「〇月〇日(〇曜日)に、美容室に行く日だよ」と、日付と曜日をセットで伝えるようにします。また、「美容師さんが、あなたのために髪を綺麗にしてくれる日だよ」など、ポジティブな言葉で伝えると、本人の気分も高まります。
2. 食事や行動に関する問題
問題点: 甘い物の過剰摂取、同じことを何度も言う、不適切な行動(暖房の使用など)。
対策:
- 食事の工夫: 甘い物を食べる量を制限するために、間食には、果物やヨーグルトなど、より健康的なものを用意します。食事の回数を増やし、少量ずつ頻繁に食べるようにすることで、空腹感を満たし、甘い物を欲する気持ちを抑えることができます。
- 環境調整: 暖房の使用を避けるために、室温を適切に保ち、夏用の寝具を使用します。本人が寒さを感じている場合は、薄手のカーディガンやブランケットを用意し、調節できるようにします。
- 繰り返しへの対応: 同じことを何度も言う場合は、優しく対応し、話を聞いてあげます。焦らずに、落ち着いて対応することが大切です。しかし、何度も同じ話を聞くことが難しい場合は、別の話題に切り替えるなど、工夫が必要です。
- 専門家への相談: 上記のような問題が頻繁に起こる場合は、専門医やケアマネージャーに相談し、適切なアドバイスやサポートを受けることを検討します。
3. 感情的な衝突
問題点: 否定的な言葉を使うと怒り、コミュニケーションが困難になる。
対策:
- 肯定的な言葉遣い: 否定的な言葉(「違う」「ダメ」など)は避け、「そうだね」「いいね」など、肯定的な言葉を使うように心がけます。相手の気持ちを尊重し、共感する姿勢を示すことが重要です。
- 落ち着いた対応: 本人が怒っている場合は、まずは落ち着いて、相手の気持ちを受け止めます。冷静さを保ち、感情的にならないように心がけましょう。深呼吸をして、自分の気持ちを落ち着かせることも有効です。
- 話題の転換: 感情的な衝突が避けられない場合は、別の話題に切り替えることで、状況を改善できる場合があります。例えば、「今日は天気がいいね」など、日常的な話題から始めることができます。
- 専門家のサポート: 感情的な衝突が頻繁に起こり、対応に困る場合は、専門家(医師、カウンセラーなど)に相談し、具体的なアドバイスを受けることをおすすめします。
成功事例から学ぶ
多くの介護者が、認知症の親とのコミュニケーションに苦労しています。しかし、適切な対策と工夫をすることで、状況を改善し、穏やかな日々を取り戻すことができます。以下に、成功事例をいくつか紹介します。
- 事例1: 70代の女性Aさんは、認知症の母親との間で、日付の認識のずれからトラブルが頻発していました。そこで、Aさんは、母親のために、大きくて見やすいカレンダーを用意し、予約日を大きく書き込み、目立つようにしました。さらに、予約日の前日には、美容室から電話で確認してもらうように依頼しました。その結果、母親の日付の認識の誤りが減り、穏やかな日々を送れるようになりました。
- 事例2: 50代の男性Bさんは、認知症の父親が、同じことを何度も言うことに悩んでいました。Bさんは、父親の話をじっくりと聞き、共感する姿勢を示しました。また、父親が不安を感じている場合は、安心させる言葉をかけ、寄り添うように接しました。その結果、父親との関係が改善し、より良いコミュニケーションが取れるようになりました。
- 事例3: 60代の女性Cさんは、認知症の母親の行動(甘い物の過剰摂取、不適切な服装など)に困っていました。Cさんは、母親の行動を否定するのではなく、優しく注意し、代替案を提案しました。例えば、甘い物を欲しがる母親には、果物やヨーグルトを用意し、健康的な間食を促しました。その結果、母親の行動が改善し、穏やかな生活を送れるようになりました。
これらの事例から、認知症の親とのコミュニケーションを改善するためには、
- 相手の状況を理解し、共感する姿勢を示すこと
- 具体的な対策を講じること
- 専門家や周囲の人々のサポートを得ること
が重要であることがわかります。
専門家のアドバイス
認知症の介護に関する専門家は、様々な角度からアドバイスを提供しています。以下に、専門家のアドバイスをまとめました。
- 医師: 認知症の診断、治療、薬の処方、症状の進行に関するアドバイスを行います。また、介護に関する疑問や不安についても相談できます。
- 精神科医: 認知症に伴う精神的な症状(不安、抑うつ、幻覚など)に対する治療を行います。
- ケアマネージャー: 介護保険の申請手続き、ケアプランの作成、介護サービスの利用に関する相談、介護に関する悩みや不安に対する相談を行います。
- 認知症介護指導者: 認知症に関する専門的な知識を持ち、介護者に対する指導やアドバイスを行います。
専門家への相談は、介護の負担を軽減し、より良い介護生活を送るために非常に有効です。一人で抱え込まず、積極的に専門家のサポートを受けましょう。
もし、あなたが今、介護のことで悩んでいるなら、まずは地域の相談窓口や、かかりつけ医に相談してみることをおすすめします。また、インターネット上には、介護に関する情報や、相談できるサービスが数多く存在します。積極的に活用し、情報収集を行いましょう。
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介護保険制度の活用
介護保険制度は、介護が必要な高齢者を支えるための重要な制度です。この制度を利用することで、介護サービスの費用を軽減し、介護者の負担を軽減することができます。介護保険制度の利用には、いくつかのステップがあります。
- 申請: お住まいの市区町村の窓口で、介護保険の申請を行います。申請には、本人の身分証明書や、健康保険証などが必要です。
- 認定調査: 市区町村の職員が、本人の心身の状態や生活状況を調査します。
- 審査・判定: 調査結果に基づき、介護の必要性が審査され、要介護度(要支援1・2、要介護1~5)が認定されます。
- ケアプランの作成: ケアマネージャーが、本人の状態や希望に合わせたケアプランを作成します。
- サービスの利用: ケアプランに基づき、訪問介護、通所介護、短期入所生活介護などのサービスを利用します。
介護保険制度を利用することで、様々な介護サービスを受けることができます。例えば、訪問介護では、ヘルパーが自宅に訪問し、食事、入浴、排泄などの介護を行います。通所介護(デイサービス)では、日帰りで施設に通い、食事、入浴、レクリエーションなどを行います。短期入所生活介護(ショートステイ)では、短期間、施設に入所し、介護サービスを受けます。
介護保険制度の利用に関する詳細は、お住まいの市区町村の窓口や、ケアマネージャーにご相談ください。
まとめ
認知症の母親とのコミュニケーションは、確かに困難なものです。しかし、適切な対策と工夫をすることで、状況を改善し、穏やかな日々を取り戻すことができます。この記事で紹介した
- 日付や時間の認識の誤りへの対策
- 食事や行動に関する問題への対策
- 感情的な衝突への対策
を参考に、ぜひ実践してみてください。また、専門家や周囲の人々のサポートを得ながら、一人で抱え込まず、介護生活を送るようにしましょう。あなたの努力が、必ず報われる日がきます。頑張ってください。
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