86歳のおじい様の介護施設入居は可能?認知症の進行度と老人ホーム選びのポイントを徹底解説
86歳のおじい様の介護施設入居は可能?認知症の進行度と老人ホーム選びのポイントを徹底解説
この記事では、認知症のおじい様の介護施設への入居について悩んでいるご家族の方々に向けて、具体的な情報とアドバイスを提供します。認知症の進行度合いと施設入居の可能性、老人ホームの種類、費用、そして入居をスムーズに進めるための準備について、詳しく解説していきます。ご家族の負担を軽減し、おじい様が安心して過ごせる環境を見つけるためのお手伝いをさせていただきます。
認知症で老人ホームに入り、介護認定を受ける為にはどの程度の認知症であれば可能なのでしょうか?祖父は現在86歳なのですが、最近益々認知症がひどくなっています。『今した事が分からなくなる』『しばらく会ってない人の名前が分からなくなる』というのは前々から少なからずあったのですが、最近になって『自分の家が分からなくなり、深夜徘徊する(頻繁ではない)』『過去(自分が働いていた頃など)の記憶が蘇り、自分が今働いている様に思う』等、認知症が進んでいます。認知症以外には病気や怪我もなく、健康体です。
既に自治体に申請し、今は結果待ちという形になっています。徘徊を始めてから母が仕事を休み、祖父を見る事になっているので家族の負担が大きいです。
出来る事ならば老人ホームに入ってもらいたいのですが、最近では空きが少なく待ち期間がとても長いと聞きます。祖父の様な認知症レベルでは老人ホームに優先して入れてもらえるでしょうか?また、寝たきり介護でない場合の施設費用を教えていただきたいです。
長々と読みにくい質問を失礼しました。かなり参っています。回答よろしくお願いします。
認知症の進行度と老人ホーム入居の可能性
ご家族の皆様が抱える不安、非常によく理解できます。認知症のおじい様の介護は、ご家族にとって大きな負担となり、心身ともに疲弊してしまうことも少なくありません。特に、徘徊や記憶障害といった症状が現れると、ご家族だけで対応することは困難になります。まずは、認知症の進行度と老人ホームへの入居可能性について、詳しく見ていきましょう。
1. 認知症の進行度合いの評価
認知症の進行度は、様々な評価方法によって判断されます。代表的なものとして、以下のものがあります。
- MMSE(Mini-Mental State Examination:ミニメンタルステート検査): 認知機能のスクリーニング検査で、見当識、記憶、計算、言語などの能力を評価します。点数によって認知症の重症度を判断します。
- CDR(Clinical Dementia Rating:臨床認知症尺度): 認知症の重症度を0(正常)から3(重度認知症)までの5段階で評価します。記憶、見当識、判断力と問題解決能力、社会性、家の外での活動、身の回りのことの6つの領域を評価します。
- その他の認知機能検査: 専門医は、上記の検査に加えて、必要に応じて様々な認知機能検査を実施します。これにより、認知症の原因や進行度をより詳細に把握することができます。
ご質問者様のおじい様の症状(「自分の家が分からなくなり、深夜徘徊する」「過去の記憶が蘇り、自分が今働いている様に思う」)からは、認知症が進行していることが伺えます。しかし、具体的な進行度を判断するためには、専門医による診断と上記のような検査結果が必要です。
2. 老人ホームの種類と入居条件
老人ホームには、様々な種類があり、それぞれ入居条件が異なります。おじい様の症状や介護度、ご家族の希望に応じて、適切な施設を選ぶことが重要です。
- 特別養護老人ホーム(特養): 介護保険の要介護3以上の方が対象です。比較的費用が安く、手厚い介護を受けられますが、入居待機者が多い傾向があります。認知症の方も多く入居しています。
- 介護老人保健施設(老健): 医療ケアが必要な方が、在宅復帰を目指すための施設です。リハビリテーションに力を入れており、認知症の方も入居できます。
- 認知症対応型共同生活介護(グループホーム): 認知症の方が少人数で共同生活を送る施設です。家庭的な雰囲気の中で、認知症ケア専門のスタッフによるサポートを受けられます。
- 住宅型有料老人ホーム: 介護が必要な方が入居できる住宅です。生活支援や介護サービスを提供しており、認知症の方も入居可能です。
- サービス付き高齢者向け住宅(サ高住): 安否確認や生活相談などのサービスを提供する住宅です。介護が必要な場合は、外部の介護サービスを利用します。認知症の方も入居できます。
ご質問者様のおじい様のように、徘徊や記憶障害がある場合は、認知症ケアに特化した施設や、手厚い介護を受けられる施設が適していると考えられます。具体的には、グループホームや、認知症対応の居室がある住宅型有料老人ホームなどが候補として考えられます。
3. 優先入居について
老人ホームへの入居は、待機期間が長いことが課題です。しかし、緊急性や介護度の高さによっては、優先的に入居できる場合があります。具体的には、以下のようなケースが考えられます。
- 緊急性が高い場合: 徘徊による事故のリスクが高い、または自宅での介護が困難な場合は、優先的に入居を検討してもらえる可能性があります。
- 介護度が高い場合: 要介護度が3以上である、または認知症の症状が重い場合は、優先的に入居できる可能性があります。
- ご家族の状況: ご家族が病気や介護疲れで、自宅での介護が継続困難な場合も、考慮されることがあります。
自治体に申請中とのことですので、まずは結果を待ちましょう。その結果を踏まえて、施設の担当者やケアマネージャーに相談し、おじい様の状況を詳しく説明し、優先入居について相談することをお勧めします。
老人ホームの費用について
老人ホームの費用は、施設のタイプやサービス内容、入居者の介護度などによって大きく異なります。費用を把握し、ご家族の経済状況に合わせて、無理のない範囲で施設を選ぶことが重要です。
1. 費用の内訳
老人ホームの費用は、主に以下の項目で構成されます。
- 入居一時金: 施設に入居する際に支払う一時的な費用です。施設の種類や立地条件、部屋の広さなどによって大きく異なります。
- 月額利用料: 毎月支払う費用で、家賃、食費、管理費、介護サービス費などが含まれます。
- その他の費用: 医療費、おむつ代、理美容代、レクリエーション費用など、個別に発生する費用です。
2. 費用の目安
各施設の費用は、施設によって異なりますが、一般的な目安としては以下のようになります。
- 特別養護老人ホーム: 月額利用料は、数万円程度と比較的安価です。ただし、入居一時金は原則不要です。
- 介護老人保健施設: 月額利用料は、10万円~20万円程度です。
- 認知症対応型共同生活介護(グループホーム): 月額利用料は、15万円~25万円程度です。
- 住宅型有料老人ホーム: 月額利用料は、20万円~40万円程度です。入居一時金が必要な場合もあります。
- サービス付き高齢者向け住宅(サ高住): 月額利用料は、15万円~30万円程度です。介護サービス費は別途必要です。
これらの費用はあくまで目安であり、施設の設備やサービス内容、地域によって異なります。必ず、入居を検討している施設の費用を詳細に確認するようにしましょう。
3. 費用を抑えるためのポイント
老人ホームの費用は高額になる場合があります。費用を抑えるためには、以下のポイントを参考にしてください。
- 施設のタイプを選ぶ: 特別養護老人ホームは、費用が比較的安価ですが、入居待機期間が長い傾向があります。
- 補助金制度を利用する: 低所得者向けの補助金制度や、介護保険制度を利用することで、費用を軽減できます。
- 複数の施設を比較検討する: 費用だけでなく、サービス内容や施設の雰囲気なども比較検討し、最適な施設を選びましょう。
- ケアマネージャーに相談する: ケアマネージャーは、費用に関する相談にも対応してくれます。
入居をスムーズに進めるための準備
老人ホームへの入居をスムーズに進めるためには、事前の準備が重要です。以下の準備を行い、入居までのプロセスを円滑に進めましょう。
1. 介護認定の申請
介護保険サービスを利用するためには、介護認定を受ける必要があります。既に申請中とのことですが、結果が出るまでの間に、以下の準備を進めておきましょう。
- 主治医の意見書: 介護認定の申請には、主治医の意見書が必要です。早めに主治医に相談し、意見書の作成を依頼しましょう。
- 認定調査: 市町村の職員が、自宅を訪問し、本人の心身の状態や生活状況について調査を行います。
- 介護度判定: 認定調査の結果と主治医の意見書をもとに、介護度が判定されます。
2. 情報収集
老人ホームに関する情報を収集し、ご自身にとって最適な施設を見つけましょう。
- インターネット検索: 老人ホーム検索サイトや、施設のホームページを参考に情報を収集しましょう。
- パンフレットの取り寄せ: 気になる施設のパンフレットを取り寄せ、詳細な情報を確認しましょう。
- 見学: 複数の施設を見学し、施設の雰囲気やサービス内容、スタッフの対応などを確認しましょう。
- ケアマネージャーへの相談: ケアマネージャーは、施設に関する情報や、入居に関する相談に乗ってくれます。
3. 必要書類の準備
入居に必要な書類を事前に準備しておきましょう。主な書類は以下の通りです。
- 介護保険被保険者証: 介護保険サービスを利用するために必要です。
- 健康保険証: 医療サービスを受けるために必要です。
- 身分証明書: 本人確認のために必要です。
- 印鑑: 契約手続きなどに必要です。
- その他: 施設の指示に従い、必要な書類を準備しましょう。
4. ご本人とのコミュニケーション
ご本人の意思を尊重し、一緒に施設選びを進めましょう。認知症の症状がある場合でも、本人の気持ちを理解し、不安を取り除くことが大切です。
- 本人の希望を聞く: 本人がどのような生活をしたいのか、どのような施設が良いのか、希望を聞き取りましょう。
- 施設の情報を伝える: 施設の情報を分かりやすく伝え、本人が納得できるように説明しましょう。
- 一緒に見学に行く: 可能な限り、一緒に施設を見学し、本人が施設の雰囲気を体験できるようにしましょう。
- 不安を取り除く: 施設への入居に対する不安や、新しい環境への適応への不安を取り除くために、積極的にコミュニケーションを取りましょう。
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介護保険サービスと在宅介護の選択肢
老人ホームへの入居だけでなく、介護保険サービスを利用して、在宅で介護を続けるという選択肢もあります。ご家族の状況や、おじい様の希望に合わせて、最適な方法を選びましょう。
1. 介護保険サービスの利用
介護保険サービスを利用することで、在宅介護をサポートすることができます。主なサービスは以下の通りです。
- 訪問介護(ホームヘルプサービス): 訪問介護員が自宅を訪問し、食事、入浴、排泄などの介護を行います。
- 訪問看護: 看護師が自宅を訪問し、健康管理や医療処置を行います。
- 通所介護(デイサービス): 日中に施設に通い、食事、入浴、レクリエーションなどを行います。
- 通所リハビリテーション(デイケア): 施設に通い、リハビリテーションを行います。
- 短期入所生活介護(ショートステイ): 短期間、施設に入所し、介護を受けます。
- 福祉用具の貸与: 車椅子やベッドなどの福祉用具を借りることができます。
2. 在宅介護のメリットとデメリット
在宅介護には、メリットとデメリットがあります。ご家族の状況に合わせて、総合的に判断しましょう。
- メリット:
- 住み慣れた自宅で生活できる。
- ご家族との時間を共有できる。
- 費用が抑えられる場合がある。
- デメリット:
- 介護者の負担が大きい。
- 24時間体制の介護が必要になる場合がある。
- 専門的な知識や技術が必要になる場合がある。
3. 在宅介護を続けるためのサポート
在宅介護を続けるためには、ご家族のサポート体制を整えることが重要です。以下のサポートを活用しましょう。
- ケアマネージャー: ケアマネージャーは、介護に関する相談に乗ってくれ、適切なサービスを提案してくれます。
- 地域包括支援センター: 地域包括支援センターは、高齢者の介護や福祉に関する相談に対応してくれます。
- 家族会の利用: 同じような悩みを持つ家族と情報交換をしたり、悩みを共有することができます。
- レスパイトケア: 介護者の休息のために、一時的に介護を代行するサービスです。
まとめ
認知症のおじい様の介護は、ご家族にとって大変な負担となります。しかし、適切な情報収集と準備を行うことで、おじい様が安心して過ごせる環境を見つけることができます。老人ホームへの入居、在宅介護、どちらを選択する場合でも、ご家族の負担を軽減し、おじい様のQOL(Quality of Life:生活の質)を向上させることを目指しましょう。
この記事が、少しでもご家族の皆様のお役に立てれば幸いです。もし、さらなる疑問や不安がありましたら、専門家にご相談ください。あなたの状況に合わせた、より具体的なアドバイスを受けることができます。
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