認知症の祖父母との生活と、仕事への不安を乗り越えるには?一人っ子の私ができること
認知症の祖父母との生活と、仕事への不安を乗り越えるには?一人っ子の私ができること
この記事では、認知症の祖父母との生活で直面する様々な問題と、そこから派生する仕事への不安を抱えるあなたへ、具体的な解決策と心の持ち方について提案します。一人っ子として、家族を支えたい気持ちと、自身の将来への不安の間で揺れ動くあなたの悩みに寄り添い、専門家としての視点から、具体的なアドバイスを提供します。
祖母(父方)は現在80代半ばです。最近一気に痴呆がすすみ、物忘れがひどく、物事をすべてにおいて悪くとらえ、お金に対する執着心が強いです。
もともと人の噂話や、悪口、そして、特に食べ物とお金への執着は強かったと感じていましたが、最近はその性格がさらにキツくなり、家にいることが苦痛です。
私は一人っ子で、小学生になった頃から祖母と祖父、父と母と私の5人家族で一軒家にくらしているのですが、その頃から祖母の事はあまり好きではなく、むしろ嫌いでした。
私が小学生のころは、私が理解できないと思ったのか、母や私の悪口をおばさん(父の姉)に電話で他に大人がいない時に言ったり、一番ひどかった時には、母方の祖母が亡くなった時、私の母は祖母に「うちは荷物が多いから遺品を持って帰ってくるな」といわれ、泣く泣く母方の祖母が大切にしていたタンスや、衣類なども捨てたそうです。
その事をおばさんへの電話で、「あの子(私の母のこと)は自分の親の遺品全部捨てたからな、私が死んだらあんたが遺品持って行ってや」といっていたそうで、母はとてもショックを受けていました。
また、小学生の時は、孫である私のお菓子が学校から帰ると全て食べ尽くされていて、「ここにおいてあったお菓子しらない?」と聞くと、平気な顔で、「全部食べた」というのに、自分の買ってきたお菓子やジュースは数を数えて、一個でもなくなろうものなら、「あんた食べたやろ?」と問いつめられたりして、とても怖かったことを覚えています。
現在では、ほぼ毎日通販で買い物をしたり、通帳を毎日長時間みて、お金の計算がわからず混乱し、何度も同じことをいってきます。
先日は20万円生活費のために銀行からおろしてきて欲しいと仕事中の母に無理矢理頼み込み、しかたなく母は銀行に行き、祖母の口座から20万円忙しい中おろして帰ってきたところ、前にも20万円自分でおろしていたようで、家に40万円もありました。その翌日にはまたその40万の存在を忘れて、母にまた20万円をおろしてくるよう頼もうとしていました。
ちなみに生活費は入れてないに等しいので、その20万円はまるまるショッピングなどに使っているようです。そのため家の中はモノであふれかえり父と母と私は精神的にまいっています。
また、「食べたいのに全く食べられない」といいながら一日中食事をとっており、特に私に対抗心?のようなものがあるようで、私の食べているものをいちいちチェックしにきて、私が何かをたべると祖母も食べ始めるので、些細な事かもしれませんが、家にいるだけでストレスがたまります。
祖母と同い年の祖父も数年前から少し認知症がはじまったようで、真夏でもお風呂に入る事を嫌がり、汗をかいても1週間以上お風呂に入らなかったり、収集癖でそこらへんに落ちているものをひろってくるため、祖母のショッピング依存とあいまって、家が本当にものだらけで、片付けようがなく、つらいです。家でゴミをすてようにも捨てるとゴミ袋をあけて拾われるので、捨てる事ができません。
私は来年から就職で、家を出ようと思っていたのですが、母や父をみていると、どうしたら良いかわからなくて、とても苦しいです。
祖母には、グループホームなどで、昼間だけでもはいったらどうかと提案しても、「あんな幼稚園みたいなとこ絶対行かん」と頑に拒否します。
母方の祖母が病気で倒れた時、手術が終わり、退院しなきゃいけなかったのですが、病気の後遺症で、自力での生活が困難になってしまいました。そのため、だれかが介護しなければならなくなったのですが、家でひきとることもできたのに、祖母が嫌がったので母はしかたなくグループホームに預けました。私は母方の祖母が大好きでした。何故同じ祖母なのにこんなにも違うのか理解できません。
母方の祖母はひきとりたくないがためにグループホームにいれろといったのに、グループホームを蔑み、自分は入らないと言っている祖母が憎くてしかたないです。
私は一人っ子なので、父や母が心配で家を出て行くことに非常に抵抗があり、このままでは父も母もストレスで鬱などになってしまうのではと気が気ではありません。また、自分だけが祖母や、祖父から解放されていいのかと罪悪感を抱いてしまっています。
認知症の祖母や祖父をうまく病院や、グループホームでみてもらう方法はないでしょうか?
同じような経験をされたことがある方にぜひアドバイスを頂きたいです。
よろしくお願いします。
はじめに:現状の整理と、あなたが抱える問題
ご相談ありがとうございます。現状を整理すると、あなたは認知症の祖母と祖父の介護、そしてそれによるご両親への負担、さらに自身の将来への不安という、非常に複雑な問題に直面しています。特に、一人っ子であること、そして来年からの就職を控えていることが、あなたの悩みをさらに深くしていると考えられます。この状況は、精神的な負担が非常に大きいものです。まずは、あなたが抱える問題について、一つ一つ丁寧に見ていきましょう。
まず、認知症の祖母の症状が進行し、ご家族の生活に大きな影響を与えている点です。物忘れ、金銭管理の困難さ、衝動的な行動、そしてあなたへの敵対心のような言動は、ご家族の精神的な負担を増大させています。さらに、祖父の認知症も加わり、生活環境は悪化の一途を辿っているようです。
次に、ご両親の介護負担です。日々の介護に加えて、祖母の行動に対する精神的なストレスは、ご両親の心身に大きな影響を与えているでしょう。特に、あなたが家を出ることへの罪悪感は、あなたの将来への決断を難しくしています。
そして、あなたの将来への不安です。就職を控えているものの、家族を支えたいという気持ちと、自身の将来への不安の間で揺れ動いています。この葛藤は、あなたの精神的な負担をさらに大きくしていると考えられます。
ステップ1:現状を客観的に把握し、問題点を整理する
問題解決の第一歩は、現状を客観的に把握することです。まずは、ご自身の状況を整理し、問題点を明確にしましょう。以下に、具体的な方法を提案します。
1. 介護状況の可視化
日々の介護内容を記録し、可視化しましょう。具体的には、以下のような項目を記録します。
- 介護時間:食事の準備、服薬の介助、入浴の介助、排泄の介助など、介護にかかる時間を記録します。
- 行動記録:物忘れ、徘徊、暴言、暴力行為など、具体的な行動を記録します。
- 金銭管理:お金の管理状況、買い物の内容、金額などを記録します。
- 医療機関との連携:通院の頻度、医師からの指示内容などを記録します。
これらの記録は、今後の対策を検討する上で非常に役立ちます。また、専門家や行政機関に相談する際にも、具体的な情報を提供することができます。
2. 家族間のコミュニケーションの改善
家族間で、介護に関する情報を共有し、問題点を話し合う場を設けましょう。
具体的には、以下のような点を意識します。
- 定期的な家族会議:週に一度など、定期的に家族会議を開き、介護に関する情報を共有し、問題点を話し合います。
- 役割分担:それぞれの負担を軽減するために、役割分担を明確にします。
- 感情の共有:介護に関する不安や悩み、困っていることを率直に伝え合い、互いに理解し合うように努めます。
家族間のコミュニケーションを改善することで、互いの負担を軽減し、協力体制を築くことができます。
3. 専門家への相談
介護に関する専門家(医師、ケアマネージャー、ソーシャルワーカーなど)に相談し、適切なアドバイスを受けましょう。
具体的には、以下のような相談を検討します。
- 認知症の診断と治療:認知症の進行状況や、適切な治療法について相談します。
- 介護保険サービスの利用:介護保険サービスの利用方法や、利用できるサービスについて相談します。
- グループホームや介護施設の検討:祖父母に合った施設や、入居の準備について相談します。
専門家のアドバイスを受けることで、適切な情報とサポートを得ることができ、問題解決への道筋が見えてきます。
ステップ2:具体的な解決策の検討と実行
現状を把握したら、具体的な解決策を検討し、実行に移しましょう。以下に、具体的な解決策を提案します。
1. 介護保険サービスの活用
介護保険サービスを積極的に活用し、介護負担を軽減しましょう。
具体的には、以下のようなサービスを検討します。
- 訪問介護(ホームヘルプサービス):自宅での食事、入浴、排泄などの介助を受けられます。
- デイサービス(通所介護):日中に施設に通い、食事や入浴、レクリエーションなどのサービスを受けられます。
- ショートステイ(短期入所生活介護):短期間、施設に入所し、介護サービスを受けられます。
- 福祉用具のレンタル:車椅子や介護ベッドなど、介護に必要な福祉用具をレンタルできます。
これらのサービスを利用することで、ご両親の介護負担を軽減し、休息時間を確保することができます。
2. 認知症専門医への受診
認知症の専門医を受診し、適切な診断と治療を受けましょう。
具体的には、以下のようなことを行います。
- 認知症の進行状況の把握:認知症の進行状況を把握し、今後の見通しを立てます。
- 薬物療法:認知症の症状を緩和する薬物療法について相談します。
- 非薬物療法:回想法や音楽療法など、認知症の症状を改善するための非薬物療法について相談します。
適切な治療を受けることで、祖母の症状を緩和し、ご家族の生活の質を向上させることができます。
3. グループホームや介護施設の検討
グループホームや介護施設の利用を検討し、祖父母の生活の質を向上させましょう。
具体的には、以下のような点を考慮します。
- 施設の選定:祖父母の状況や希望に合った施設を選びます。
- 見学:複数の施設を見学し、施設の雰囲気やサービス内容を確認します。
- 入居の準備:入居に必要な手続きや、持ち物の準備を行います。
グループホームや介護施設を利用することで、祖父母は専門的なケアを受けながら、安心して生活することができます。また、ご両親の介護負担を軽減することができます。
4. 専門家への相談を検討しましょう
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ステップ3:あなたの心のケアと、将来への準備
介護は、ご家族の心身に大きな負担をかけます。あなたの心のケアも非常に重要です。また、将来への準備も進めていく必要があります。以下に、具体的な方法を提案します。
1. 精神的なサポートの確保
精神的なサポートを受け、心の負担を軽減しましょう。
具体的には、以下のような方法を検討します。
- カウンセリング:専門家によるカウンセリングを受け、悩みや不安を打ち明け、心のケアを行います。
- 家族会への参加:同じような悩みを持つ家族が集まる家族会に参加し、情報交換や交流を行います。
- 趣味や休息時間の確保:自分の好きなことや、リラックスできる時間を持ち、ストレスを解消します。
精神的なサポートを受けることで、心の負担を軽減し、前向きな気持ちで介護に取り組むことができます。
2. 就職活動と、家族との関係性の維持
就職活動を進めながら、家族との関係性を維持する方法を検討しましょう。
具体的には、以下のようなことを行います。
- キャリアプランの検討:自分のキャリアプランを明確にし、将来の働き方を検討します。
- 家族との話し合い:就職後の生活について、家族と話し合い、互いに理解を深めます。
- 柔軟な働き方の検討:在宅勤務や、時短勤務など、柔軟な働き方を検討し、介護と仕事の両立を目指します。
就職活動を進めながら、家族との関係性を維持することで、将来への不安を軽減し、安心して社会生活を送ることができます。
3. 罪悪感からの解放
一人で抱え込まず、罪悪感から解放されるように努めましょう。
具体的には、以下のようなことを意識します。
- 自分の気持ちを大切にする:自分の気持ちを大切にし、無理をしないようにします。
- 完璧主義を手放す:完璧主義を手放し、できる範囲で介護に取り組むようにします。
- 周囲のサポートを求める:周囲の人々に助けを求め、一人で抱え込まないようにします。
罪悪感から解放されることで、精神的な負担が軽減し、前向きな気持ちで将来に向かうことができます。
成功事例と専門家の視点
多くの人が、認知症の家族の介護と、自身の将来との両立に悩み、それを乗り越えてきました。以下に、成功事例と専門家の視点を紹介します。
1. 成功事例:介護保険サービスの活用と、家族の協力体制の構築
ある女性は、認知症の母親の介護と、仕事の両立に悩んでいました。彼女は、ケアマネージャーに相談し、訪問介護やデイサービスなどの介護保険サービスを積極的に利用しました。また、兄弟姉妹と協力し、役割分担を明確にすることで、介護負担を軽減しました。その結果、彼女は仕事と介護を両立させながら、母親との時間を大切にすることができました。
2. 専門家の視点:早期からの専門家への相談と、心のケアの重要性
専門家は、認知症の介護において、早期からの専門家への相談と、介護者の心のケアが重要であると指摘しています。早期に専門家(医師、ケアマネージャーなど)に相談することで、適切な情報とサポートを得ることができ、問題解決への道筋が見えてきます。また、介護者の心のケアを行うことで、精神的な負担を軽減し、介護を継続することができます。
まとめ:あなたができること、そして未来への希望
認知症の祖父母の介護と、自身の将来への不安の間で揺れ動くあなたの悩みは、決して一人ではありません。この記事で提案した解決策を参考に、現状を客観的に把握し、具体的な対策を講じていくことで、必ず状況は改善します。そして、あなたの心のケアを忘れずに、将来への準備を進めていきましょう。
具体的には、以下の点を意識してください。
- 現状の把握:介護状況を可視化し、問題点を明確にする。
- 解決策の実行:介護保険サービスの活用、専門医への受診、グループホームや介護施設の検討。
- 心のケア:精神的なサポートの確保、就職活動と家族との関係性の維持、罪悪感からの解放。
一人で抱え込まず、周囲の人々や専門家のサポートを受けながら、一歩ずつ前に進んでいきましょう。あなたの未来は、必ず開けます。
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