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高齢犬の急変と介護:全盲の小型犬「おはな」ちゃんのケースから学ぶ、シニア犬の介護と飼い主の心のケア

高齢犬の急変と介護:全盲の小型犬「おはな」ちゃんのケースから学ぶ、シニア犬の介護と飼い主の心のケア

小型犬の様子がおかしい。親しい友人のワンコです。飼い主が24日に不調を訴え、駆けつけたところ救急車で搬送、そのまま入院してしまいました。さて、この友人は保護犬2頭を飼育しており、入院中は私が面倒見ることになりました。25日は問題なし。26日、どちらか一頭ゆるふん。27日、全盲の子「おはな」ちゃんが部屋中うんちまみれ。27日「おはな」絶食。28日サッシと荷物の隙間に、おはなが挟まったまま結露でずぶ濡れ。うんちまみれ、おしっこ垂れ流し。ひとまずお湯で軽く洗い、乾かして水だけ飲ませる。心配なので友人の依頼もあり、部屋に寝て泊まることにする。夕方動物病院(掛かり付け医)へ連れてゆくと「普段の生活のままでその行動は…うーん、もしかしたら痴呆かもしれない」との事。体重1.5kg。下痢止め、抗生物質の注射、カロリー食(リキッド)を貰う。頭が上を向かず、後ろ足がままならない様子で転ぶ、倒れる。下を向いたままかろうじて立つ。29日食欲なし。シリンジにて朝晩リキッドとぬるま湯を飲ませる。立たせると排尿する。(だいたいの感で立たせてみました)30日食欲なし。再び通院。体重100g増えて1.6キロ、ビタミン剤50cc注射。日中寝ている、午後立たせて排尿。19時 シリンジでリキッドを与えるも嫌がり(毎回嫌がる)全身小刻みに震える。毛布で包み抱いてあげると震え収まる。医師は「現在のところ命に関わる事はないです」との事ですが、友人は犬の心配で眠れないらしく、「おはなちゃんは大丈夫だよ」と伝えてあります。年齢は推定10歳以上。全盲、音聞こえず。元々食欲旺盛で、食べすぎによる下痢は多い。室内をよく歩き回り、寝床、トイレは把握していました。現在は寝床もトイレもわかっていない様子。サークルで寝かせている。お漏らしなし。絶食以降排便なし。今、この子に何が起きているのかわかりません。飼い主が絶望しないよう、努めています。小型動物に詳しい方、アドバイス頂けるとありがたいです。

ご友人のお気持ち、そして「おはな」ちゃんのご様子、本当に心配ですね。推定10歳以上の全盲で聴覚障害もある「おはな」ちゃんが、急激に変化した状況、飼い主さんだけでなく、あなたも相当なご負担を感じていることと思います。この記事では、シニア犬の急な変化、特に認知症の可能性、そしてその介護方法、そして飼い主さんの心のケアについて、獣医師の視点も交えながら詳しく解説していきます。

1. 「おはな」ちゃんの症状:認知症の可能性とその他の原因

「おはな」ちゃんの症状から、獣医師が認知症を疑ったのは当然です。高齢犬における認知機能障害(犬認知症)は、人間の高齢者と同様に、加齢に伴う脳の機能低下によって引き起こされます。主な症状は、以下の通りです。

  • 排泄コントロールの喪失:トイレの場所が分からなくなる、お漏らしが増えるなど。
  • 行動の変化:落ち着きがなくなり、徘徊する、夜鳴きが増えるなど。
  • 学習能力の低下:以前はできていたことが出来なくなる、新しいことを覚えにくくなるなど。
  • 食欲不振:食事への関心が薄れる、食べなくなるなど。
  • 社会性行動の変化:人や他の犬との関わり方に変化が見られるなど。
  • 睡眠障害:夜間に活動的になる、日中に眠る時間が増えるなど。

「おはな」ちゃんは、これらの症状の多くを示しています。特に、トイレの場所が分からなくなったこと、食欲不振、そして普段とは異なる行動(サッシに挟まるなど)は、認知症の強い兆候と言えるでしょう。しかし、認知症以外にも、以下の可能性も考えられます。

  • 他の疾患:感染症、内臓疾患、神経系の病気など。獣医師による適切な検査が必要です。
  • 痛み:関節炎などの痛みによって行動が変化している可能性もあります。
  • 視覚・聴覚の悪化:全盲で聴覚障害もあるため、環境の変化に適応できず、不安やストレスを感じている可能性があります。

獣医師の診断を仰ぎ、適切な検査を行うことが重要です。血液検査、レントゲン検査、神経学的検査などが行われる可能性があります。

2. 「おはな」ちゃんへの具体的な介護方法

現状では、認知症の可能性が高いと仮定して、具体的な介護方法を提案します。まず、環境の整備が重要です。

  • 安全な空間の確保:サッシなど、危険な場所へのアクセスを制限します。家具の配置を見直し、転倒しにくいようにします。サークルを使用するのは良い判断です。
  • トイレトレーニングの見直し:トイレシートの位置を分かりやすくし、誘導します。排泄のタイミングを把握し、定期的にトイレに連れて行くことも有効です。成功したら必ず褒めてあげましょう。
  • 刺激の軽減:騒音や光などの刺激を最小限に抑え、静かで落ち着ける環境を作ります。必要に応じて、暗幕を使用するのも良いでしょう。
  • 食事の工夫:食欲不振の場合、嗜好性の高いフードを試したり、少量ずつ、こまめに与えるようにします。シリンジでの給餌は、ストレスになる可能性があるので、できる限り避け、フードを柔らかくしたり、温めてあげるなどの工夫をしてみましょう。
  • コミュニケーション:優しく声をかけ、触れ合うことで安心感を与えます。全盲で聴覚障害があるため、声のトーンや触れ方にも注意しましょう。穏やかで、優しく、そして一定のリズムを保つことが重要です。

さらに、生活リズムの安定も大切です。規則正しい食事、排泄、睡眠の時間を作り、安心感を与えましょう。散歩は、認知症の進行を遅らせる効果があるとされています。無理のない範囲で、安全に配慮して散歩に連れて行きましょう。

3. 飼い主さんの心のケア

飼い主さんの不安やストレスを軽減することも、非常に重要です。あなたは既に、飼い主さんに「おはなちゃんは大丈夫だよ」と伝えています。これは素晴らしいサポートです。しかし、同時に、飼い主さんの気持ちを受け止め、寄り添うことも大切です。

  • 定期的な連絡:「おはな」ちゃんの様子をこまめに報告し、安心感を与えます。写真や動画を送るのも良いでしょう。
  • 共感と傾聴:飼い主さんの不安や悲しみを否定せず、共感し、話を聞いてあげましょう。感情を押し殺さず、素直に気持ちを表現できるように促すことが重要です。
  • 現実的なアドバイス:「おはな」ちゃんの状態を客観的に説明し、適切なアドバイスを提供します。過度な期待を持たせず、現実を受け入れるようサポートします。
  • 専門家への相談:必要に応じて、動物病院や動物介護の専門家への相談を勧めます。動物看護士や動物行動学の専門家などに相談することで、より具体的なアドバイスを得られる可能性があります。

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4. 具体的な行動計画と今後の見通し

「おはな」ちゃんの状態を改善するためには、獣医師との連携が不可欠です。定期的な通院を行い、状態の変化を細かく報告し、指示に従うことが重要です。また、ご自身の心身の負担も考慮し、必要に応じて、家族や友人、専門機関のサポートを受け入れることも検討しましょう。

認知症の進行は個体差が大きく、予後を断定することはできません。しかし、適切な介護とサポートを行うことで、「おはな」ちゃんの生活の質を向上させ、少しでも長く一緒に過ごすことができる可能性があります。飼い主さん、そしてあなた自身のメンタルヘルスにも十分に気を配りながら、一日一日を大切に過ごしてください。

最後に、高齢犬の介護は、時間と労力を要する大変な作業です。しかし、その努力は、かけがえのない家族との絆を深める、貴重な時間となるでしょう。困難な状況ではありますが、諦めずに、共に乗り越えていきましょう。

5. まとめ

この記事では、高齢犬の急な変化、特に認知症の可能性とその介護方法、そして飼い主さんの心のケアについて解説しました。「おはな」ちゃんの症状は、認知症の可能性が高いものの、他の疾患も否定できません。獣医師の診断と指示を仰ぎ、適切な検査と治療を行うことが最優先です。同時に、環境整備、生活リズムの安定、そして飼い主さんへのサポートを徹底することで、「おはな」ちゃんの生活の質を向上させ、飼い主さんの不安を軽減することができます。困難な状況ではありますが、諦めずに、一日一日を大切に過ごしましょう。

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