製造業から介護職へのジョブチェンジを検討する兄…転職活動の迷いをどうサポートするか？

ちょっと意味が分かりません昨年暮れに再就職した兄（３８歳）年齢とコロナで就職活動は苦戦し内定貰うまで半年近く擁しました。長年製造業に携わっており製造業で再就職先を探していましたがなかなか決まらず親しい先輩の勧めもあり介護職へのジョブチェンジも考えていたそうです。そんな中、ある製造業の会社から内定を貰いそこにいくことになりました。そして並行して介護の道も考えていたので内定貰うタイミングくらいの時に1週間介護の職場体験に行ってました。そこで結構良いお墨付きをもらったらしく、本人も介護への道も考えいたそうですがここは年齢や情勢考えたら内定貰った会社に行った方が確実という僕のアドバイスが効いたのかわかりませんが内定貰った製造の会社に行くことに。そして兄が「4月から土日に介護初任者研修の講座がある。会社は土日休みだし、せっかく介護の現場にも触れたから初任者研修の資格も取りたい、親の介護の必要も近々出てくるかもしれないし」と言いました僕は「何考えてるんだ」と思いましたまず今いる会社に全力尽くすのがベストじゃないのか確かに休みを使ってだし兄貴のお金と時間を使うのだから自由と言えば自由でもなんか意味が分からないのですよね。親の介護と言っても今はその必要ないし、そもそももし両親に介護の必要性が出てきたらそこはもうケアマネ通してプロに任せた方がお金多少かかるけど遥かに良いと思うからそんな知識も要らないと思うのですよね。そしてこのコロナ禍で週2日とはいえ人が集まるところに3ヶ月も行くのは行くのは個人的にどうかと思いました介護の仕事したいのであれば今の会社辞めるべきだと思うし、仕事にするつもりがないのなら初任者研修の資格なんて不要だと思うのですが皆さんはどう思いますか？僕は兄の中途半端でフラフラした気持ちがとてももどかしいです。

38歳製造業経験者、キャリアチェンジの岐路に立つ

ご質問にあるように、38歳で製造業から介護職へのキャリアチェンジを検討するお兄様の状況、そしてご自身の葛藤、大変よく分かります。年齢を重ねた転職活動の難しさ、そして新たなキャリアへの模索…それは本人にとっても、ご家族にとっても大きな決断を伴う問題です。

まず、お兄様の行動を「中途半端」と捉える前に、その背景にある心情を理解することが重要です。半年におよぶ転職活動を経て、ようやく掴んだ製造業の仕事。しかし、同時に介護職への魅力も感じていた。この葛藤は、決して珍しいものではありません。

多くの転職希望者は、複数の選択肢を抱えながら、最適なキャリアパスを探求しています。特に、年齢を重ねるにつれて、将来への不安や、キャリアの幅を広げたいという思いが強くなる傾向があります。お兄様の行動は、こうした複雑な感情の表れと言えるでしょう。

介護初任者研修受講のメリット・デメリットを徹底分析

お兄様が土日を利用して介護初任者研修を受講しようとしている点について、メリットとデメリットを整理してみましょう。

メリット：

スキルアップとキャリアの選択肢拡大：介護初任者研修は、介護の基礎知識と技術を学ぶことができるため、将来介護職への転身を目指す際に大きなアドバンテージとなります。介護業界は人材不足が深刻なため、資格保有者は有利な立場に立てる可能性が高いです。
親の介護に備える：将来、親の介護が必要になった場合、介護の知識と経験があれば、より適切な対応が可能になります。プロの介護サービスを利用するにしても、知識があれば、サービス選びや介護プランの作成に役立ちます。
新たな人間関係の構築：研修を通して、同じ目標を持つ仲間と出会い、新たな人間関係を築くことができます。これは、キャリアチェンジを考える上で、非常に重要な要素です。
自己成長と充実感：新しいスキルを習得し、社会貢献につながる活動に参加することで、自己成長を実感し、充実感を得ることができます。

デメリット：

時間と費用の負担：研修には時間と費用が必要になります。現在の仕事に支障が出ないよう、時間管理をしっかり行う必要があります。
キャリアプランの明確化が必要：研修受講は、介護職への転身を決意する一歩となる可能性があります。そのため、将来のキャリアプランを明確化し、現在の仕事とのバランスを考慮する必要があります。
コロナ禍での感染リスク：集団での研修受講には、感染リスクが伴います。感染対策を徹底し、体調管理に十分注意する必要があります。
現在の仕事への影響：研修に費やす時間が、現在の仕事に影響を与える可能性があります。仕事の効率化や、上司への相談など、適切な対応が必要です。

転職コンサルタントとしてのアドバイス

お兄様の状況を客観的に見て、私は「まずは現在の仕事に全力で取り組むべき」とは一概に言えません。なぜなら、お兄様は介護職への強い関心と、将来への備えを同時に考えているからです。

重要なのは、お兄様自身に「何が本当にしたいのか」をじっくりと時間をかけて考えさせることです。そして、その意思決定をサポートすることが、ご家族としてできる最善の策だと考えます。

具体的には、以下の点をアドバイスします。

1. **現状の仕事への満足度を確認する:** 現在の仕事でやりがいを感じているか、将来性を感じているかなどを丁寧に聞き出しましょう。
2. **介護職への関心の深さを探る:** 介護職への関心は単なる興味なのか、真剣なキャリアチェンジの希望なのかを明確にさせましょう。職場体験で得た「良いお墨付き」の内容を詳しく聞き、その経験がどのような影響を与えたのかを理解することが重要です。
3. **キャリアプランの明確化を促す:** 介護職への転身を決意するならば、具体的なキャリアプラン（目標、ステップ、必要なスキルなど）を立てさせることが重要です。
4. **研修受講のメリット・デメリットを改めて検討する:** 上記で挙げたメリット・デメリットを踏まえ、研修受講がキャリアプランに合致するのか、時間的・経済的な負担を考慮した上で、本当に必要なのかを判断させましょう。
5. **リスク管理の重要性を伝える:** コロナ禍での感染リスクや、現在の仕事への影響などを考慮し、リスク管理の重要性を伝えましょう。
6. **専門家への相談を勧める:** キャリアカウンセラーや転職コンサルタントに相談することで、客観的な視点と専門的なアドバイスを得ることができます。

成功事例：第二の人生を切り開いた50代男性のケース

私の経験から、年齢を重ねてからのキャリアチェンジは決して不可能ではありません。50代で製造業から介護職に転身し、見事に成功した男性の事例があります。彼は、長年培ってきた製造業での経験と、介護初任者研修で得た知識を活かし、介護施設で活躍しています。彼の成功の秘訣は、明確なキャリアプランと、周囲のサポートでした。

まとめ

お兄様の状況は、年齢や社会情勢、そして自身のキャリアに対する葛藤が複雑に絡み合っています。焦らず、じっくりと時間をかけて、お兄様自身に考えさせることが重要です。そして、ご家族として、彼の意思決定をサポートし、寄り添うことが大切です。

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