医療現場のモラルハザードと告発後の対応：転職コンサルタントが解説

長文になります。病院に勤めています。介護職員が摘便をしている事が分かりました。看護師の指示はなく、勝手に実施しており特に報告や記録もありませんでした。何人かのスタッフも目撃していましたが皆、上司に相談せず見て見ぬふり状態でした。実施された患者さん達の容態は変わりませんでしたが、やはり医療行為をして何食わぬ顔顔で仕事しているのに疑問を抱き、何かあってからでは遅いと思い介護職の上司に相談しました。（私も目の前で摘便しているのを見ました）その後介護職の上司から直属の看護師科長に話がいき、摘便をした介護職員と面談をしたそうです。しかし看護師科長は、仲間なのに何故そんなこと告げ口したんだろうねと医療行為だと正すどころか職員を守る発言をしたみたいです。医療行為をした介護職員は全く反省することなく、誰が告げ口したんだまぁこの話しが早く終わればいいんだよという感じでした。彼女は誰が言ったのか分かったみたいで、私に大量の仕事を押し付けてきました。。業務内容も普段より多くてきつくなりました。粗探しが始まり私が失敗や出来なことを待ってるみたいです。大好きな介護業務であり、見て見ぬ振りが出来なかったこと、医療行為によって患者さんに何かあってからでは遅いこと、、ですが相談した側がいけない事をしたような感覚に陥ってます。こんなこと良くあること、そんなんじゃ何処も務まらない、見て見ぬ振りすることは時には必要、ではやはり怖いと思います。軽い吐き気と闘いながら心が押し潰されそうです。皆様はどう思い、どう感じますか。良かったら教えてください。

このご相談、非常に辛い状況ですね。医療現場における不正行為の告発、そしてその後の報復行為…想像を絶する苦しみを抱えていることと思います。あなたのご相談は、医療現場における倫理、そして職場環境におけるハラスメントという、非常に重要な問題を提起しています。この記事では、転職コンサルタントの視点から、あなたの状況を分析し、具体的なアドバイスと、今後のキャリアを考える上で役立つ情報を提供します。

ケーススタディ：告発後の報復と心のケア

まず、あなたの状況を客観的に見てみましょう。あなたは、医療行為である摘便を無資格の介護職員が行っているのを目撃し、患者さんの安全と医療の質を守るため、上司に報告しました。これは、倫理的に正しい、そして勇気ある行動です。しかし、残念ながら、あなたの報告は適切に処理されず、むしろあなた自身が報復の対象となってしまいました。これは、組織内部のモラルハザードと、告発者への不当な扱いという深刻な問題を示しています。

このような状況は、残念ながら医療現場に限らず、多くの職場で見られる可能性があります。告発者が報復を受けるという事実は、不正行為を隠蔽し、組織全体の腐敗を招く悪循環を生み出します。あなたの経験は、医療現場の改善、そして告発者保護の重要性を改めて浮き彫りにしています。

心のケアも非常に重要です。軽い吐き気や心の押し潰されそうになる気持ちは、精神的なストレスが限界に達しているサインです。まずは、信頼できる友人、家族、あるいは専門機関（産業医、メンタルヘルス相談窓口など）に相談することをお勧めします。一人で抱え込まず、誰かに話を聞いてもらうだけでも、気持ちが楽になることがあります。

専門家の視点：医療現場における告発と対応

転職コンサルタントとして、多くの医療従事者の方と接してきました。あなたの状況は、決して珍しいものではありません。多くの医療現場では、多忙さや人員不足、そして組織の風土などから、不正行為が放置されたり、告発者が報復を受けたりするケースが少なくありません。しかし、それは決して「仕方のないこと」ではありません。

医療現場における不正行為の告発は、患者さんの安全と医療の質を守る上で非常に重要です。 あなたの行動は、決して間違っていません。むしろ、医療現場の倫理を守るために必要な行動だったと言えるでしょう。

具体的な対応策としては、以下の３点を提案します。

証拠の収集：もし可能であれば、摘便が行われた状況、看護師科長の発言などを記録しておきましょう。これは、今後の対応に役立ちます。
内部通報制度の活用：あなたの病院には内部通報制度がありますか？もしあれば、改めて通報を行い、適切な対応を求めましょう。匿名で通報できる制度もあります。
外部機関への相談：内部通報がうまく機能しない場合、労働基準監督署や弁護士などに相談することも検討しましょう。彼らは、あなたの権利を守るためのサポートをしてくれます。

比較検討：現状維持 vs. 転職

現状維持と転職、どちらが良いか？これは、あなたの状況と価値観によって異なります。現状維持を選択する場合、職場環境の改善に尽力する必要があります。しかし、現状の職場環境が改善の見込みがないと判断するならば、転職も一つの選択肢です。

転職を考える場合のメリットは、新しい環境で、倫理観を重視し、働きがいのある職場を見つけることができる点です。また、報復行為から解放され、心身ともに健康な状態を取り戻すことができる可能性があります。

一方、デメリットは、新たな職場への適応や、キャリアの再構築が必要になる点です。しかし、あなたの経験とスキルは、多くの医療機関で高く評価されるでしょう。転職活動を通じて、あなた自身の価値を再認識し、より良い職場を見つけることができるはずです。

チェックリスト：転職を考える際のポイント

転職を検討する際に、以下の点をチェックしてみましょう。

自分のキャリアプラン：どのような職場で、どのような仕事がしたいのか？
求める職場環境：倫理観が重視され、働きがいのある職場か？
スキルと経験：自分のスキルと経験を活かせる職場か？
給与と待遇：自分の希望に沿うか？
地理的な条件：通勤時間や生活環境は問題ないか？

これらの点を踏まえ、あなたにとって最適なキャリアパスを選択してください。

まとめ

あなたは、医療現場の倫理を守るために勇気ある行動をとりました。その結果、辛い状況に陥っているかもしれませんが、決してあなたの行動は間違っていません。まずは、自分の心と体のケアを最優先し、信頼できる人に相談しましょう。そして、今後のキャリアパスについて、冷静に検討してください。転職という選択肢も視野に入れ、あなたにとって最適な道を見つけてください。

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