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40代男性の介護職転職面接で感じた違和感…採用すべきか?徹底解説

40代男性の介護職転職面接で感じた違和感…採用すべきか?徹底解説

私はある介護施設でリーダーを勤めている30代男です。このコロナで結構、他業種から介護職に転職する人がかなり多いです。うちの施設も同様です。先日、長年製造業に従事していて現在は無職、これを機に介護職に転職したいという40代前半の男性が面接を受けに来ました。施設長が面接、僕が任されているユニットに配属予定ということで僕も面接に同席しました。履歴書を見ると、彼は20代の頃は派遣、30前に工場に正社員で入社。そこには12年ほど勤めていました。40になった時に地元ではそこそこ大きい会社位に契約社員として入社してましたがそこは2年ほどで退職。その後は職業訓練にて介護初任者研修の資格を取得済。弟が介護職に従事してることや仲の良い先輩が製造業から介護職に転職して成功してるということもあって前々から介護職に興味があったと。僕も25くらいまで製造業に従事してたのでどういうものかある程度わかってます。彼が12年勤めていた会社は小さな町工場でした。どんな仕事もそうですが正社員で勤める以上は「ただ会社に行くだけ」の人ははっきり言って正社員に値しないと僕は思います。「正社員で働く以上は技術を素早く覚え、早く一人前になり、そしてリーダー以上の役職について今度は職場が円滑に回るように考え、さらには会社に利益が出るように常に考えて行動に移せる。」そういうものだと思ってます。若い人ならまだしも40代ともなればこのくらいのことは理解してると思ったのですが・・・その彼はその町工場では12年いただけ、特に大きな仕事もしておらず言われたことを淡々とやっていたということでした。介護職というのは言われたことを淡々とやる人は正直言って使えません。製造業でも同様だと思います。自分も5年ほど製造業経験ありますがその彼の12年よりも密度の濃い仕事してましたね。製造業に12年従事していてボール盤の穴あけにエンドミルをつけると聞いて?でした。ドリルじゃないすか?と言ったら「あ、ドリルです」と言ってましたが。他にもCADの経験も少なく、フライス盤などの操作も大してやってないことがわかりました。この辺は僕の方が5年とはいえ真剣に向き合っていたので彼の12年より知識経験はあると思ってます。彼は弟や仲良い先輩が介護職に従事してることもあってか知識だけはありましたね。職業訓練では結構成績が良かったみたいです。施設長はこの部分を評価してましたが僕は介護の知識はあとからどうにでもなるのでそこは重要視してません。40代以上の男性であればやはり管理職を目指すべきだと思うし、その方が給与的にも魅力も出てくるのでとりあえず介護みたいな人は採用してほしくないのですよね。男性であれば尚更です。施設長からは「面接してみてどうだった?俺は採用したいけど」と言われました。なのでざっくばらんに「僕は不採用を希望します。」と言いました。施設長「未経験者でちょっと年齢もいってるけど、長年製造業に従事してるし12年も務めてる会社もある、初任者研修も持ってるし」と言ってきたのですが。「12年いた会社以外は3年以内で辞めてますよね?しかも12年いた会社では淡々と言われたことだけやっていただけと僕は取れました。だから12年も同じ会社にいながら役職に就けなかった。これは本人の怠慢ですよ。僕は正社員である以上、役職を目指していかないといけない。製造業も介護も同様だと思います。唯一長く勤めていた会社ですら低意識でただ長くいただけというのは評価できません。30代くらいまでの人であれば意識改革していけば化ける可能性がありますが40過ぎてこれでは化ける可能性もほとんどないでしょうし、そこにかけるコストが無駄だと思います。彼を雇うならシフトきつくなりますが今いる職員で回した方がいいと思います。」と言いました。施設長「それが君の意見ね。これを踏まえてこちらで副施設長や社長に話してみるよ」と言いました。言いすぎかな?とも思いましたがこのコロナ禍で仕事を失った低意識の中高年男性が「クビになったし介護職でもやるかぁ」なんて意識で来られたら現場としては溜まったもんじゃありません。その彼も介護なら楽に就職できるというのが所々に見えました。弟や先輩が~というのは後付けの理由だと勘ぐりました。職安では就職が決まらない中高年男性に介護職を進めて、職業訓練を斡旋したりしてるみたいですね。はっきり言って現場からしたら迷惑です。初任者研修くらい自費で取れよと言いたいです。介護のアルバイトしながら空いた時間にスクール通って独学で勉強して、そのくらい苦労して取ったのであれば介護への覚悟と心意気があるので中高年男性で未経験でも採用したいとなりますが、職業訓練では正直甘えてるだけと思っちゃいます。

結論:40代男性の採用は慎重に検討すべき

今回のケースでは、応募者の「言われたことを淡々とこなす」姿勢や、長年勤めた会社でのキャリア形成の停滞、そして介護職への転職動機に疑問が残ります。40代という年齢を考慮すると、即戦力として期待できるかどうか、また、今後の成長性についても慎重な判断が必要です。介護職は、単に指示に従うだけでなく、利用者の方々への深い共感と、チームワークを重視する高度なコミュニケーション能力が求められる仕事です。 彼のこれまでのキャリアと姿勢からは、これらの能力が十分に備わっているとは判断できません。

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ケーススタディ:製造業経験者からの介護職転職における成功と失敗

このケースは、製造業から介護職への転職を検討する40代男性の面接を通して、転職成功の鍵となる要素を浮き彫りにしています。 応募者は長年の製造業経験を持ち、介護初任者研修も修了していますが、面接官であるあなたは、彼の積極性や問題解決能力に疑問を抱きました。これは、単に「経験年数」や「資格の有無」だけでは、転職の成功を判断できないことを示しています。

  • 成功事例: 真剣にキャリアチェンジに取り組む40代男性は、自身の製造業経験を活かし、介護現場での効率化や改善提案を行うことで、チームに貢献し、管理職への昇進を果たしました。彼は、介護の知識・技術を習得するだけでなく、リーダーシップを発揮し、チームをまとめる能力を積極的に磨きました。
  • 失敗事例:今回のケースのように、過去の経験に甘んじ、新しい環境への適応や成長を怠る人は、介護現場で苦労し、早期離職に繋がります。また、転職動機が明確でなく、安易な気持ちで転職した場合は、モチベーションの低下や、周囲との摩擦を引き起こす可能性があります。

面接官の視点:応募者の潜在能力を見抜くには?

面接官として、応募者の潜在能力を見抜くためには、履歴書や職務経歴書の情報だけでなく、面接での会話や態度から、以下の点を注意深く観察する必要があります。

  • 問題解決能力:過去の経験から、困難な状況をどのように乗り越えてきたのか、具体的なエピソードを聞き出すことで、問題解決能力を評価できます。例えば、「製造現場で発生したトラブルをどのように解決したか?」といった質問が有効です。
  • 学習意欲:新しい知識や技術を学ぶ意欲があるかどうかを確認します。「介護の知識・技術をどのように習得していきたいか?」「どのような学習方法を計画しているか?」といった質問を通して、学習意欲の高さを探ります。
  • チームワーク力:介護現場はチームワークが不可欠です。過去の経験から、チームで働く中でどのような役割を果たしてきたのか、チームメンバーと良好な関係を築くことができたのかを評価します。「チームで仕事をする際に心がけていること」や「チームメンバーとの協調性をどのように高めてきたか」といった質問が有効です。
  • 目標設定力:介護職でどのような目標を持ち、どのようにキャリアを築いていきたいのかを明確に語れるかどうかを確認します。漠然とした目標ではなく、具体的な目標設定能力を評価します。

40代男性の介護職転職:成功のためのアドバイス

40代で介護職への転職を希望する男性にとって、成功への道は決して容易ではありません。しかし、適切な準備と戦略によって、転職を成功させることは可能です。

  • 明確な転職動機:なぜ介護職に転職したいのか、自身の強みや経験をどのように活かしたいのかを明確にしましょう。漠然とした動機では、面接官を納得させることはできません。
  • スキルアップ:介護に関する知識・技術を積極的に習得しましょう。初任者研修だけでなく、実務経験を積むためのアルバイトやボランティア活動なども有効です。独学で勉強する姿勢も重要です。
  • 自己PR:自身の強みや経験を効果的にアピールしましょう。製造業での経験を活かして、介護現場に貢献できる点を明確に伝えましょう。例えば、問題解決能力やチームワーク力を強調するなど、介護現場で役立つスキルをアピールすることが重要です。
  • キャリアプラン:将来のキャリアプランを明確に描き、面接官に伝えましょう。管理職を目指したい、専門性を高めたいなど、具体的な目標を示すことで、採用担当者の期待値を高めることができます。

職場の視点:中高年未経験者の採用における課題と対策

介護現場では、中高年未経験者の採用には、以下のような課題があります。

  • 学習コスト:未経験者への教育には、時間とコストがかかります。そのため、採用前に、応募者の学習意欲や能力をしっかりと見極める必要があります。
  • 定着率:未経験者は、仕事に適応できない場合、早期離職する可能性があります。そのため、採用後のサポート体制を整えることが重要です。メンター制度などを導入し、安心して仕事に取り組める環境を作る必要があります。
  • チームワーク:既存のスタッフとの連携がスムーズにいくように、十分な配慮が必要です。チームワークを重視する介護現場では、新しいメンバーが円滑にチームに溶け込めるように、研修やサポート体制を整えることが重要です。

これらの課題を解決するために、以下の対策が考えられます。

  • 面接の徹底:応募者の経験、能力、学習意欲を丁寧に確認する面接を実施します。応募者の潜在能力を見極めるための、具体的な質問を用意することが重要です。
  • 試用期間の活用:試用期間中に、応募者の能力や適性を評価し、必要に応じて教育やサポートを行います。
  • 研修制度の充実:未経験者向けの充実した研修制度を用意し、スキルアップを支援します。OJT(On-the-Job Training)や外部研修などを活用することで、より効果的な研修を行うことができます。
  • メンター制度:経験豊富なスタッフをメンターとして配置し、未経験者をサポートします。メンターは、未経験者の相談相手となり、仕事上の課題解決を支援します。

まとめ

40代男性の介護職への転職は、年齢や経験、そして本人の意欲次第で成功も失敗も考えられます。 今回のケースのように、過去の経験に安住し、新しい環境への適応や成長を怠る場合は、転職は失敗に終わる可能性が高いです。 しかし、明確な転職動機を持ち、積極的にスキルアップを図り、チームワークを重視する姿勢を示すのであれば、40代でも介護職で成功できる可能性は十分にあります。 採用する側も、応募者の潜在能力を見抜き、適切な教育・サポート体制を整えることで、中高年未経験者の採用を成功に導くことができます。 大切なのは、応募者の「やる気」と「成長意欲」です。 そして、それを適切に評価し、育成していく体制作りが、介護現場の活性化に繋がります。

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