週2夜勤専従パートへの転職！有料老人ホームとグループホーム、どちらを選ぶべき？10年介護経験者の選択

質問です。特養と老健でのフルシフトの介護職で10年経験がありますが、今後は週2で夜勤専従パートになろうと思ってます。別施設で、今、有料とグループホームで迷っています（どちらの形態も初めてです）。有料→平均介護度2.5くらいだが、夜勤中はワンフロア30名を1人で見て、認知症の方が多いフロアに配属されるおそれもある。グループホーム→平均介護度は分からないが認知症の9名を1人で見て、朝食の支度がある（湯煎が多い）。施設自体は新しいが満床。ただ、グループホームは共用部分の掃除や食器洗いがありますとか、排泄介助時に清拭タオルがないという話も聞きました（今までは使いたい放題）。そして、夜勤は30名を2人夜勤でと、18名を1人夜勤で見ていました。介護度はそれぞれ4.5ぐらいありハードでしたが、休憩2時間は必ず取れていました。今後は、有料もグループホームでもとれないおそれがあります。どちらを選んだら、より良いか、よいアドバイスを頂けたら幸いです。

10年間、特別養護老人ホームと老健でフルタイム勤務を経験された方からのご相談ですね。週2夜勤専従パートへの転職を検討されており、有料老人ホームとグループホームのどちらを選ぶべきか迷っておられるとのこと。10年間の経験を活かし、より働きやすい環境を選ぶことは非常に重要です。そこで、今回は有料老人ホームとグループホームの夜勤専従パート勤務について、それぞれのメリット・デメリットを比較検討し、最適な選択を導き出すお手伝いをさせていただきます。

有料老人ホーム：規模と負担のバランス

有料老人ホームは、規模が大きく、夜勤体制も様々です。平均介護度2.5とのことですが、これはあくまで平均値であり、実際にはより高い介護度の方が多くいらっしゃる可能性も高いです。30名を1人で見るという状況は、負担が非常に大きいかもしれません。特に、認知症の方が多くいらっしゃるフロアであれば、徘徊や転倒への対応、精神的なケアなど、多くの対応が必要となるでしょう。休憩時間の確保も難しい可能性があります。

メリット：

比較的給与が高い傾向がある
経験を活かせる可能性が高い（多様なケースに対応できるスキルが求められる）

デメリット：

夜勤時の負担が大きい可能性が高い（人数が多い、認知症対応の頻度が高い）
休憩時間が確保できない可能性がある
職場環境によっては、人間関係に課題がある可能性もある

グループホーム：少人数制と家庭的な雰囲気

一方、グループホームは少人数制であることが大きな特徴です。9名であれば、一人ひとりに目が行き届きやすく、より丁寧なケアを提供できる可能性があります。朝食の支度があるとのことですが、湯煎が中心であれば、負担はさほど大きくないでしょう。しかし、共用部分の掃除や食器洗い、清拭タオルの不足といった問題は、考慮すべき点です。これらの業務は、本来介護業務とは別に時間を取られるため、負担増加につながる可能性があります。

メリット：

少人数制で、一人ひとりに丁寧なケアを提供できる
家庭的な雰囲気で働きやすい可能性が高い
利用者との距離が近く、やりがいを感じやすい

デメリット：

共用部分の清掃など、介護以外の業務がある
備品不足の可能性がある（清拭タオルなど）
給与が有料老人ホームより低い可能性がある

10年経験者の視点からのアドバイス

10年間、ハードな夜勤を経験されてきたあなたにとって、休憩時間の確保は非常に重要です。有料老人ホームでは、休憩時間の確保が難しい可能性が高い一方、グループホームでは、少人数制であるため、休憩時間を確保しやすい可能性があります。しかし、グループホームでは、介護以外の業務があること、備品不足の可能性があることを考慮する必要があります。

具体的なアドバイス：

見学に行く：両方の施設を見学し、実際の雰囲気やスタッフの対応、設備などを確認しましょう。特に、夜勤時の体制や休憩時間について、詳しく質問することが重要です。
スタッフに質問する：夜勤の具体的な業務内容や、休憩時間の確保状況、人間関係などについて、現職のスタッフに直接質問しましょう。匿名性の高いサイトの口コミだけでなく、生の声を聞くことが重要です。
優先順位を決める：あなたにとって、何が最も重要なのかを明確にしましょう。高収入か、少人数制か、休憩時間の確保か、など、優先順位を決めれば、最適な施設を選びやすくなります。
契約内容をしっかり確認する：雇用契約書をよく読んで、業務内容、給与、休憩時間、休暇などについて、しっかりと確認しましょう。不明な点は、遠慮なく質問しましょう。

例えば、Aさんは10年間特養で勤務後、グループホームの夜勤専従パートに転職しました。少人数制で利用者と密接に関われることにやりがいを感じ、休憩時間も比較的確保できていると報告しています。一方、Bさんは有料老人ホームで夜勤専従パートとして勤務していますが、人数が多く、休憩時間もとりにくい状況に苦労しているそうです。これらの事例からもわかるように、施設によって状況は大きく異なります。

結論：あなたにとって最適な施設を選びましょう

どちらの施設も、メリットとデメリットがあります。10年間の経験を活かし、あなたにとって最適な施設を選ぶことが重要です。じっくりと比較検討し、見学や面接を通して、自分の目で確かめてください。そして、ご自身のキャリアプランとライフスタイルに合った選択をしてください。無理なく続けられる環境を選ぶことが、長く働く上で最も重要です。

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