介護と医療連携の壁:90代の母の入院と転院問題、私たちができること
介護と医療連携の壁:90代の母の入院と転院問題、私たちができること
この記事では、90代のお母様の入院と転院を巡る問題に直面しているあなたに向けて、具体的な解決策と、今後のキャリアプランを考える上でのヒントを提供します。高齢者の医療と介護を取り巻く複雑な状況を理解し、どのように対応していくべきか、一緒に考えていきましょう。
正月に高齢(9X歳)の母が老人ホームで具合が悪くなり、近くの国立病院(病床550程度)に緊急入院しました。腎不全等々で人工透析が必要になり、入院後、10日目から透析開始、一月目の数日前に 今後永続して透析のためのシャント手術を受けました。
その手術が終わった後、この国立病院の地域医療連携担当という方に、「当院は 救急病院なので、元々長く入院していただける病院ではない。 転院するなり、透析入居者を受け入れるケアハウスなり探すか、家族宅で受け入れて通院透析するなりして、(一刻も早く)退院して欲しい」と言われて大変戸惑っています。
言葉はこれほど直接ではないにせよ、結局は一刻も早く出てけという以外にありません。 ほとんど、母親が入院してると自分の病院内での評価が下がるとでも言わんばかりです(実際そうなのかもしれませんが)。 救急も兼ねている病院が病床に余裕を持たないと困るというのは理解できますが、
母は今まで比較的健康だったので、要介護認定を持っていません。認定判断は予定は今週末で実際に認定されるのは早くて3月上旬との事。連携担当から伝え聞くとことだと、今後完全自立は無理、なんらかの介助が必要になるだろう。
病院の連携担当者は、認定判断自体、本来なら別でやってもらいたい、そこまでやるのは例外的。一刻も早い転院か撤去を、と言われています。
3ヶ月入院で病院から追い出されて、病院を転々とさせられたという話は親戚から聞いたことがありますが、一月で一刻も早く退院せよ という対応に途方に呉れています。
せめて、介護認定が降りないと、今後の療養費が判断できません、結果として、それから逆算できるケアハウスなり老人ホームを決められるようになるまで 今の病院に入院させて欲しいと考えていますが、これって、今の日本ではとんでもない事なのですか?
今は、その病院の担当と 自分だけのやりとりですが、どこかに相談出来ないでしょうか?
1.(残念ながら、介護認定や保険に関係なく老人ホームだけに幾らでも出せるようなリッチな家ではありません。)
2. 自分の居住地の近くの透析入居者受け入れ可能な老人ホームとその提携病院を一見だけ電話で探しました、今探してるという話を国立病院の連携担当に話したら、当方になんの相談もなく その提携病院への転院をその日のうちに どんどん進められて、慌ててストップしているところで、今現在、とてもイヤな気になっています。
これって、14日を越える入院を厚生労働省が抑制していて結局はお金が病院に入らなくなるからですか? なんか早く死んでくれと迫られ続けているようです。
1. 現状の理解と直面している問題点
まず、置かれている状況を整理しましょう。90代のお母様が緊急入院し、人工透析が必要になったことで、長期的な医療ケアが必要な状態です。しかし、入院先の国立病院は救急病院であり、長期入院を前提としていません。その結果、転院や施設入所を迫られている状況です。
この問題は、以下の複数の要素が複雑に絡み合っています。
- 医療制度の問題: 救急病院は急性期の治療を担うため、慢性的なケアが必要な患者の長期入院には適していません。
- 介護保険制度の未整備: 要介護認定がまだであり、介護サービスを利用するための準備が整っていない。
- 経済的な負担: 介護保険を利用できない場合、費用は全額自己負担となるため、経済的な不安も大きい。
- 情報不足と連携不足: 医療機関と介護施設、家族との間の情報共有や連携がスムーズにいかない。
これらの問題が複合的に作用し、あなたは非常に困惑し、精神的な負担も大きいことでしょう。まずは、この状況を客観的に理解し、一つずつ解決策を検討していくことが重要です。
2. 介護保険制度と要介護認定について
お母様の今後の療養生活を考える上で、介護保険制度の理解は不可欠です。介護保険は、40歳以上の方が加入し、介護が必要な状態になった場合に、介護サービスを利用するための保険です。
要介護認定の申請
まず、お住まいの市区町村に要介護認定の申請を行いましょう。申請後、調査員による訪問調査と、主治医の意見書をもとに、介護度が判定されます。認定結果が出るまでには、通常1ヶ月程度かかります。
介護度の種類
介護度は、要支援1〜2、要介護1〜5の7段階に分かれています。介護度によって、利用できる介護サービスの種類や、1ヶ月あたりの利用限度額が変わります。
介護保険で利用できるサービス
介護保険を利用することで、以下のようなサービスが利用できます。
- 訪問介護(ホームヘルプサービス)
- 訪問看護
- 通所介護(デイサービス)
- 通所リハビリテーション(デイケア)
- 短期入所生活介護(ショートステイ)
- 特別養護老人ホーム(特養)
- 介護老人保健施設(老健)
- 認知症対応型共同生活介護(グループホーム)
介護保険制度について詳しく知りたい場合は、お住まいの市区町村の介護保険課や、地域包括支援センターに相談することをお勧めします。また、ケアマネージャーに相談することで、個別の状況に合わせたサービス計画を作成してもらうことができます。
3. 転院先の選定と情報収集
現在の病院から転院を勧められている状況ですが、焦って決める必要はありません。まずは、情報収集を行い、最適な転院先を探しましょう。
転院先の候補
- 介護療養型医療施設: 医療ケアを必要とする高齢者のための施設です。医療体制が整っており、長期的な療養に適しています。
- 介護老人保健施設(老健): 医療ケアとリハビリテーションを提供する施設です。在宅復帰を目指す患者が多く利用します。
- 療養病床のある病院: 慢性期の医療ケアを提供する病床です。長期入院が可能ですが、空き状況によっては入所が難しい場合があります。
- 住宅型有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅: 介護サービスと住居が一体となった施設です。医療連携のある施設を選ぶことが重要です。
情報収集の方法
- インターネット検索: 「透析 入居 老人ホーム」「透析 対応 施設」などのキーワードで検索し、情報を集めましょう。
- 地域包括支援センターへの相談: 地域の介護サービスに関する情報を提供してくれます。
- ケアマネージャーへの相談: 個別の状況に合わせた施設を紹介してくれます。
- 病院の地域連携室との連携: 病院が提携している施設や、転院先に関する情報を得ることができます。
- 口コミ情報の収集: 実際に施設を利用している方の口コミや評判を参考にしましょう。
転院先を選ぶ際には、以下の点を考慮しましょう。
- 医療体制: 透析治療に対応しているか、緊急時の対応はどうか。
- 生活環境: 部屋の広さ、設備、食事など、快適に過ごせる環境か。
- 費用: 入居費用、月額利用料、その他費用など、予算内で利用できるか。
- スタッフの質: 介護士や看護師の人数、経験、対応など。
- アクセス: 家族が面会に行きやすい場所にあるか。
4. 病院との交渉と連携
病院とのコミュニケーションは、今後の療養生活をスムーズに進める上で非常に重要です。感情的にならず、冷静に、そして建設的に話し合いましょう。
交渉のポイント
- 現状の理解を示す: 病院側の事情も理解していることを伝え、協力的な姿勢を示しましょう。
- 介護認定の結果を待つ: 介護認定の結果が出るまで、現在の病院での入院継続を交渉しましょう。
- 転院先の選定: 転院先を探していることを伝え、情報提供や協力をお願いしましょう。
- 費用に関する相談: 経済的な事情を伝え、費用の支払いについて相談しましょう。
- 記録を残す: 病院とのやり取りは、日時、内容、担当者名などを記録しておきましょう。
連携の重要性
病院の地域連携室や、ケアマネージャーとの連携を密にしましょう。彼らは、医療と介護の専門家であり、あなたの状況を理解し、適切なアドバイスやサポートを提供してくれます。
弁護士への相談
もし、病院との交渉がうまくいかない場合や、不当な扱いを受けていると感じる場合は、弁護士に相談することも検討しましょう。弁護士は、法的な観点からアドバイスを提供し、あなたの権利を守るためにサポートしてくれます。
5. 経済的な問題への対応
介護保険を利用できない場合、経済的な負担は大きくなります。しかし、様々な制度を利用することで、負担を軽減することができます。
高額療養費制度
医療費の自己負担額が高額になった場合、一定の金額を超えた分は払い戻される制度です。事前に申請することで、窓口での支払いを自己負担限度額までとすることも可能です。
医療費控除
1年間の医療費が一定額を超えた場合、所得税の控除を受けることができます。領収書を保管し、確定申告を行いましょう。
生活保護
収入が少ない場合や、生活に困窮している場合は、生活保護の申請を検討することもできます。お住まいの市区町村の福祉事務所に相談しましょう。
その他の制度
- 介護保険外サービス: 民間の介護保険外サービスを利用することで、費用を抑えることができます。
- 助成金: 地域の自治体によっては、介護に関する助成金制度があります。
経済的な問題については、専門家(社会福祉士など)に相談し、利用できる制度を最大限に活用しましょう。
6. 家族としてのサポートと心のケア
お母様の介護は、あなたにとって大きな負担となる可能性があります。一人で抱え込まず、周囲のサポートを受けながら、心のケアも行いましょう。
家族の役割分担
兄弟姉妹がいる場合は、役割分担を行い、協力して介護に取り組みましょう。それぞれの得意分野や、できる範囲で分担することで、負担を軽減できます。
親族との連携
親族にも状況を説明し、理解と協力を求めましょう。定期的に情報共有を行い、連携を深めることで、孤立感を防ぐことができます。
相談窓口の活用
介護に関する悩みや不安は、一人で抱え込まず、専門家や相談窓口に相談しましょう。以下のような窓口があります。
- 地域包括支援センター
- 介護保険課
- 社会福祉協議会
- NPO法人
心のケア
介護は、心身ともに大きな負担がかかります。自分の時間を確保し、休息をとるようにしましょう。趣味を楽しんだり、友人や家族と話したりすることで、ストレスを解消しましょう。必要であれば、専門家(カウンセラーなど)に相談することも検討しましょう。
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7. キャリアプランへの影響と、両立支援の活用
介護は、あなたのキャリアプランにも影響を与える可能性があります。しかし、適切な対応と、両立支援の活用によって、キャリアを継続しながら、介護と両立することができます。
キャリアプランへの影響
- 時間の制約: 介護に時間を割くことで、仕事に費やす時間が減る可能性があります。
- 精神的な負担: 介護による精神的な負担が、仕事のパフォーマンスに影響を与える可能性があります。
- キャリアの停滞: 介護のために、昇進や異動を諦めざるを得なくなる可能性があります。
両立支援の活用
- 会社の制度: 育児・介護休業制度、時短勤務制度、テレワーク制度など、会社の制度を活用しましょう。
- 介護サービスの利用: 介護保険サービスや、民間の介護サービスを利用することで、介護の負担を軽減しましょう。
- 周囲の理解: 上司や同僚に、介護の状況を伝え、理解と協力を求めましょう。
- キャリアコンサルタントへの相談: キャリアコンサルタントに相談し、キャリアプランの再構築や、両立支援に関するアドバイスを受けましょう。
キャリアチェンジの検討
介護と仕事の両立が難しい場合は、キャリアチェンジを検討することも選択肢の一つです。介護に関する知識や経験を活かせる仕事や、在宅勤務可能な仕事など、働き方を変えることで、両立しやすくなる可能性があります。
8. まとめ:未来への希望を胸に
90代のお母様の介護は、困難な道のりかもしれませんが、決して一人ではありません。介護保険制度、医療制度、そして周囲のサポートを最大限に活用し、問題解決に向けて一歩ずつ進んでいきましょう。
今回のケースでは、まず介護認定を待つことが重要です。その結果を踏まえ、最適な転院先や介護サービスを検討しましょう。病院との連携を密にし、経済的な問題にも対応しながら、家族としてのサポートと、あなた自身の心のケアを大切にしてください。
そして、あなたのキャリアプランについても、諦めることなく、両立支援を活用しながら、未来への希望を胸に進んでいきましょう。困難を乗り越えた先には、必ず新たな喜びが待っています。
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