介護職と看護師の立場、本当に「上下関係」があるの？チームワークを阻む壁と、乗り越える方法

介護施設で勤務する介護職です。上司から、看護師の方が上だから下手に出なさいと注意されました。介護施設で勤務するワーカーさん達にお聞きしたいです。私は老健で働く介護職です。介護施設では、介護職も看護職もどっちが上位とか関係なく、対等な立場だと、私はそう思って働いてきました。しかし、最近入職した看護師に実務経験の乏しい正看さんが入ってきまして、その方曰く、この施設の介護職はなってない、レベルが低すぎ！とかなりのダメ出しというか、上から目線での見下したような言い方をされることが多くなりました。その看護師さんも、他職種のことをあーだこーだ言う割には、痰がらみの利用者様に吸引することもできず、点滴の針も刺せないようで、急変時はすぐに医師に連絡とって、何でも救急搬送してしまうような看護師です。また共用のパソコンを使ったら、使いっぱなし。パルスオキシメーターや体温計も利用者様につけたら付けっぱなしが多く、それを介護職が元に戻すことが多い日常です。（本人に伝えても、なおす気がなく、気にしていないよう）確かに、うちの施設の介護職のレベルは、自分でも言うのもなんですが、確かに高くないと私も思っています。でもこの仕事はチームワークだと思っていますので、お互いが罵りあってはダメだと思う分、その看護職言う、「看護師はプライドが高いの！介護職はそれなりの地位なんだから、その程度なのよ！」という言い方に、とても納得できないのが私にはありました。ところが先日、体調の悪い利用者様続出の時があり、看護職の手が足りず、今まで介護職が全くノータッチだった業務を私に依頼してきまして、急でしたので自信もありませんでしたし、その言い方も相変わらず相手を罵り叩くような言い方をしてきましたので、はっきりと「責任持てないのでできない」と答えたら、それがのちのち私へのクレームとして上司にきたそうです。その看護師が何と言って上司の方へクレーム言ったのか分かりませんが、上司や先輩から「いくら相手が看護師としてなっていないかもしれないが、とにかく看護師の方が同じ国家資格としても上なんだから、介護職は下手に出て、依頼されたことは何でも受けなさい」と注意を受けました。それ以外でも、常日頃でも、何か報告やNsへの依頼ごとなどは、何でも介護職はへりくだりなさいと。私、それを聞いて、ちょっと今の施設は時期をみて、見切りつけたいなと思うようになりました。他の施設ではどうなんでしょうか？これを読んで、介護職の方、どう思いますか？

介護職として働くあなたは、職場の看護師との関係性に悩んでいるのですね。上司からの「看護師の方が上だから下手に出なさい」という指示には、疑問を感じるのは当然です。この問題、実は多くの介護施設で潜む、チームワークを阻む大きな壁なのです。この記事では、介護職と看護師の関係性、そして、あなたのような状況に陥った際の対処法を、具体的な事例を交えながら解説していきます。

介護職と看護師、本当に上下関係があるのか？

結論から言うと、介護職と看護師に絶対的な上下関係はありません。どちらも国家資格を有する専門職であり、それぞれが異なる専門性を持ち、チーム医療・介護を支える重要な役割を担っています。しかし、残念ながら、現場によっては、このような不適切な上下関係が暗黙の了解として存在しているケースも見られます。あなたの職場での看護師の言動や、上司の指示は、まさにその問題を象徴していると言えるでしょう。

ケーススタディ：理想と現実のギャップ

あなたの経験は、多くの介護職が抱える現実を浮き彫りにしています。理想的には、介護職と看護師は互いに尊重しあい、協力して利用者のケアにあたるべきです。しかし、現実には、専門性の違い、役割分担の曖昧さ、個人の能力や意識の差などから、摩擦が生じやすい環境にあります。特に、経験不足の看護師が、自身の能力不足を隠すために、介護職を非難するようなケースは、残念ながら少なくありません。

成功事例：私がコンサルティングしたある老健施設では、職種間のコミュニケーション研修を実施しました。その結果、お互いの役割や専門性を理解し尊重し合う関係が構築され、チームワークが向上、ひいては利用者満足度も向上しました。研修では、ロールプレイングやグループワークを通して、それぞれの立場での意見交換や、問題解決のためのスキルを習得しました。

具体的な解決策：あなたができること

記録を残す：看護師からの不適切な言動や、業務上のトラブルについては、詳細な記録を残しましょう。日付、時間、場所、状況、発言内容などを正確に記録することで、客観的な証拠となります。これは、後々の対応に非常に重要です。
冷静に対処する：感情的に反論するのではなく、事実を淡々と伝え、具体的な問題点を指摘しましょう。例えば、「先程の指示は、私の業務範囲外であり、安全に業務を遂行できないため、お断りさせていただきます。」といったように、明確に伝えましょう。
上司への相談：上司への相談は、状況によっては効果的です。ただし、感情的な訴えではなく、客観的な事実を基に、問題点と解決策を提案しましょう。記録を残していることが、ここで役立ちます。
施設の体制を見直す：もし、施設全体に職種間の不適切な上下関係が根付いている場合は、施設の体制を見直す必要があるかもしれません。他の施設への転職も検討しましょう。
専門家のサポート：どうしても解決できない場合は、転職支援サービスや労働相談窓口に相談することも検討しましょう。専門家のアドバイスを受けることで、より適切な対応ができます。

比較検討：転職すべきか？

現在の職場を辞めるかどうかは、慎重に検討する必要があります。転職は大きな決断です。しかし、あなたの精神的な健康や、仕事へのモチベーションを考えると、転職も一つの選択肢と言えるでしょう。新しい職場では、職種間の良好な関係が築かれているか、研修制度が充実しているかなどを確認しましょう。転職活動においては、転職エージェントの活用も有効です。

チェックリスト：転職前に確認すべき点

□ 新しい施設の職場の雰囲気は良いか？
□ 介護職と看護師の連携は良好か？
□ 研修制度は充実しているか？
□ キャリアパスは明確に示されているか？
□ 給与・待遇は満足できるか？

まとめ

介護職と看護師は対等な立場であり、チームとして協力することが重要です。しかし、あなたの職場のように、不適切な上下関係が存在するケースも現実にはあります。まずは、冷静に対処し、記録を残すこと、上司への相談などを試みましょう。それでも改善が見られない場合は、転職も視野に入れて、より働きやすい環境を探しましょう。自分のキャリアを大切に、安心して働ける職場を選びましょう。

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