介護職の残業問題とパワハラ対策：証拠集めと転職の選択肢

介護職をしています。日々の業務に追われ、書類事務が滞ってしまいました。そのこと自体は反省しているのですが、上司に「時間内にできない、ではなくて、自分で時間を作ってやるのが当たり前でしょう」と言われました。きちんとやるべきことをやっていれば、日々の業務+2時間の残業が当たり前の業務です。言外に「残業して当たり前」と言われた気がします。実際に上司同士の会話で「残業なんて当たり前なのに」と言われています。（これは当人が聞いたものではないですが、上司同士の会話が一般職員に聞こえているのにも関わらず、普通に普段からしている会話です。）残業を申請すれば「きちんと業務をこなせるように調整していないからだ」と言われ、残業は認めてもらえません。また、タイムカードの打刻についても、始業終業の15分以内と決められています。残業をしても認められず、タイムカードを打刻しなければ訂正届を記入するよう強制されます。上司や施設長に「これはおかしいのでは」と尋ねたところ、「この事で監査が入り、施設が使用停止となって利用者に負担がかかるのを良しとするのか。利用者が行く所がなくなってもいいのか。または自身の勤務場所がなくなってもよいのか」との返答でした。家族を抱えている職員はその言葉で何も言えなくなっていますが…。独身で、いつか辞めてやろう、そのために証拠集めをしてやろうと思っている者としては、このようなことを証拠として記録しておいた方が良い、こんなことをしておいた方が良いといった助言はありませんでしょうか。それとも、この福祉施設が正しいんでしょうか。

この質問は、介護職における残業問題、パワハラ、そして労働環境の改善策について深刻な問題提起をしています。残念ながら、質問者様の職場は、労働基準法に違反する可能性が高い状況にあります。「残業は当たり前」「タイムカードの不正な運用」などは、重大な問題であり、放置すべきではありません。

現状分析：あなたは深刻な労働環境問題に直面しています

まず、現状を整理しましょう。あなたは、

過剰な労働時間：業務時間内に業務を完了できない状況で、2時間以上の残業が常態化している。
残業代の未払い：残業をしても認められず、賃金未払いの可能性が高い。
タイムカード不正：タイムカードの打刻に制限があり、実際よりも短い労働時間しか記録されていない。
パワハラ：上司からの不当な言動（「時間を作ってやるのが当たり前」など）を受けている。

これらの状況は、労働基準法違反に該当する可能性が高く、深刻な問題です。さらに、上司同士の会話から、職場全体に「残業は当たり前」という不正な意識が蔓延していることが伺えます。これは、組織的な問題であり、あなた個人の責任ではありません。

証拠集めの具体的な方法

あなたは証拠集めを検討されていますが、それは賢明な判断です。証拠は、労働基準監督署への相談や、弁護士への相談、場合によっては裁判においても重要な役割を果たします。

残業時間の記録：毎日、業務開始時間、終了時間、休憩時間などを正確に記録しましょう。可能な限り、具体的な業務内容もメモしておくと効果的です。スプレッドシートやメモ帳アプリなどを活用すると便利です。証拠として、勤務表のコピーや、業務内容を記録したメモなども有効です。
上司からの発言の記録：上司からのパワハラ発言は、日付、時間、場所、発言内容を具体的に記録しましょう。録音は法律上問題がある場合があるので、メモで記録することをお勧めします。複数人で証言できる状況であれば、証言者も明記しましょう。
タイムカードの記録：タイムカードの写しを保管しておきましょう。打刻時間と実際の労働時間とのずれを明確に示すことができます。
同僚からの証言：同じような状況を経験している同僚がいる場合は、証言を得て、記録しておきましょう。匿名性を確保しながら、証言を得ることが重要です。

これらの証拠は、PDFファイルなどにまとめて保管しておくと、整理しやすくなります。クラウドサービスを利用して、データのバックアップをとることをお勧めします。

相談窓口と法的措置

証拠が集まったら、次のステップに進みましょう。

労働基準監督署への相談：労働基準監督署は、労働基準法違反を調査し、是正命令を出す権限を持っています。証拠を基に、相談することをお勧めします。匿名での相談も可能です。
弁護士への相談：弁護士に相談することで、法的措置（残業代の請求、損害賠償請求など）の可能性や、具体的な手続きについてアドバイスを受けることができます。
労働組合への加入：労働組合に加入することで、労働問題に関する相談や支援を受けることができます。

転職も視野に入れる

現状の職場環境では、あなたの健康とキャリアに悪影響を及ぼす可能性が高いです。転職も視野に入れて、将来のキャリアプランを検討することをお勧めします。転職活動においては、

キャリアカウンセリングの活用：キャリアカウンセラーに相談することで、あなたの強みや弱み、適性などを分析してもらい、最適な転職先を見つけることができます。
転職エージェントの利用：転職エージェントは、求人の紹介や面接対策など、転職活動全般をサポートしてくれます。

特に介護業界は人材不足が深刻なため、あなたのスキルと経験は高く評価される可能性があります。より働きやすい環境、適切な待遇の職場を見つけることができるはずです。

まとめ

あなたの状況は、決してあなただけの問題ではありません。多くの介護職の方が、同様の悩みを抱えている可能性があります。まずは証拠を集め、労働基準監督署や弁護士に相談し、適切な対応を検討しましょう。そして、より働きやすい環境を求めて転職することも、一つの選択肢です。あなたの健康と幸せのために、勇気を持って行動してください。

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