介護職のセクハラ相談：涙が止まらない…利用者からのセクハラ、どうすれば？

介護職。ご利用者様からの接触について。帰ってから涙が止まりません。今日の夜勤明け時、男性ご利用者様の起床介助した際に胸を揉まれ、ズボン越しに陰部を触られました。普段からスキンシップが多い方でよく職員のお尻を触って行く方です。（声が出せない方、車椅子の方なので挨拶代わりだとは思いますが）昔から介助した際に頭を撫でられる方で、最近は起床介助した時にいつも抱きしめてくるようになりました。「どうしましたか〜」と聞くと笑顔でうんうん、と頷く方で可愛いおじいちゃんだなぁ、ぐらいに思っていました。少し前にも軽く胸を触ってきたり股の間に手を入れてきたりしましたが、認知もあるし「たまたま、当たったかな」、「何か気になるものがあったかな？」で済ませていたのですが、今日ので一気に気持ち悪くて仕方がなくなりました。リーダーも施設責任者も男の方で言いずらいですし、結構介護度も重たいので、私が上に言ってその人を拒否する事で他の人に負担が行くのも怖いです。普段は笑顔が素敵な方で皆さん可愛いおじいちゃん、と可愛がっているので私が嘘ついているって思われるのも怖いです。何気なく女性の看護師さんに「最近〇〇さん、スキンシップ凄いですよね」と言ってみましたが「あー！お尻触るやつでしょ？あんなの可愛いもんだって！声出ないから挨拶したいのよ」と言われ益々言い難いです。もうその利用者様のお顔見たくないですし、介助もしたくないです。考えるだけで涙が出てきます。会社に行きたくないです。でも、誰に相談すればいいかも分からないんです。これぐらいのセクハラ、我慢しなきゃいけないですかね？まだ触られた感触が残っていて気持ち悪いです。何かアドバイスがあればお願いします。

この記事では、介護職で働くあなたが、ご利用者様からのセクハラ行為に苦しんでいる状況に寄り添い、具体的な解決策と、今後のキャリアを守るためのアドバイスを提示します。「我慢しなければならないのか」「誰に相談すればいいのか」といったあなたの不安や疑問に、一つずつ丁寧に答えていきます。同じような経験を持つ方、そして、将来介護職を目指す方の参考にもなるよう、詳細な情報と専門家の視点に基づいたアドバイスを提供します。

1. これはセクハラです。決して我慢すべきではありません。

まず、断言しておきます。あなたが経験したことは、紛れもなくセクハラです。認知症を患っているご利用者様であっても、性的嫌がらせは許されるものではありません。「挨拶代わり」や「可愛いおじいちゃんだから」といった理由で、あなたの気持ちや身体の安全を軽視することはできません。胸を揉まれたり、陰部を触られたりといった行為は、あなたの人格と尊厳を著しく侵害するものであり、決して我慢すべきではありません。あなたの感じる不快感や恐怖は、正当なものです。涙が止まらないほど辛い思いをしているあなたを、私は責めたりしません。

専門家の視点： 介護職は、身体的にも精神的にも負担の大きい仕事です。ご利用者様との良好な関係を築くことは重要ですが、それは決してあなたの身体や心の安全を犠牲にすることを意味しません。セクハラは、職場環境における重大な問題であり、適切な対応が必要です。

2. 誰に相談すべきか？相談窓口の確認と具体的な行動計画

誰にも相談できない、という状況は非常に辛いものですが、あなたは一人ではありません。相談できる窓口は必ずあります。

上司（リーダー、施設責任者）：男性であることに抵抗があるかもしれませんが、まずは職場の上司に相談することをお勧めします。セクハラに関する社内規定や相談窓口について、情報を得ることができます。もし、上司が適切な対応をしてくれない場合、次のステップに進みましょう。
人事部：人事部は、セクハラ問題に関する相談窓口として機能しているはずです。上司への相談が難しい場合、人事部に直接相談することもできます。匿名での相談を受け付けている可能性もありますので、問い合わせてみてください。
社外の相談窓口：ハラスメント相談窓口（都道府県労働局など）、女性相談窓口、弁護士、NPO法人など、様々な相談窓口があります。インターネットで検索すれば、多くの情報を見つけることができます。これらの窓口では、法的アドバイスや心理的なサポートを受けることができます。
信頼できる同僚：もし、信頼できる同僚がいる場合は、相談してみるのも良いでしょう。相談することで、気持ちが楽になるだけでなく、客観的な意見やアドバイスを得られる可能性があります。

相談する際には、以下の点を意識しましょう。

事実を正確に伝える：いつ、どこで、どのような行為があったのかを、具体的に説明しましょう。感情的な表現だけでなく、客観的な事実を伝えることが重要です。
あなたの気持ちを伝える：あなたがどれほど辛い思いをしているのか、具体的に伝えましょう。あなたの感情を理解してもらうことが、適切な対応につながります。
具体的な対応を求める：どのような対応を望んでいるのかを明確に伝えましょう。例えば、「二度とこの利用者様との介助を避けたい」「他の職員との介助体制にしてほしい」「セクハラ行為に対する再発防止策を講じてほしい」などです。

3. 具体的な対応策と今後のキャリアプラン

相談窓口への相談後、施設側がどのような対応をしてくれるかによって、あなたの取るべき行動は変わってきます。

施設側が適切な対応をしてくれる場合：利用者様への対応、あなたへのサポート体制、再発防止策などが適切に行われるよう、継続的に確認しましょう。
施設側が適切な対応をしてくれない場合：労働基準監督署への相談、弁護士への相談などを検討しましょう。あなたの権利を主張し、適切な対応を求める必要があります。

また、この経験を踏まえ、今後のキャリアプランについても考えてみましょう。

同じ施設で働き続ける：適切な対応がなされ、安心して仕事ができるのであれば、働き続けることも選択肢の一つです。しかし、心の負担が大きすぎる場合は、無理に続ける必要はありません。
転職：今の施設で安心して働くことが難しいと判断した場合は、転職を検討することもできます。転職活動においては、今回の経験を踏まえ、安全な職場環境を選ぶことが重要です。求人情報サイトで、職場環境や福利厚生などをしっかり確認しましょう。

成功事例： ある介護施設では、同様のセクハラ問題が発生した際、施設長が迅速に対応し、加害者への指導、被害者へのサポート体制の構築、再発防止策の導入を行いました。その結果、職場環境は改善され、被害者は安心して働き続けることができました。

4. 心のケアを忘れずに

セクハラ被害は、あなたに大きな精神的な負担を与えます。相談窓口への相談と並行して、心のケアも大切です。

信頼できる人に話す：家族や友人、信頼できる人に話を聞いてもらうことで、気持ちが楽になることがあります。
専門機関への相談：心の専門家（カウンセラー、精神科医など）に相談することも有効です。専門家のサポートを受けることで、トラウマの克服や心の安定を図ることができます。

5. まとめ

あなたは決して一人ではありません。今回の経験は、決してあなたのせいではありません。まず、誰かに相談し、あなたの気持ちを伝えましょう。そして、専門家や相談窓口の力を借りながら、適切な対応をしていきましょう。あなたの安全と心の健康を第一に考え、一歩ずつ進んでいきましょう。

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