80代母の資産と従姉妹からの脅威…相続対策と親の財産を守る方法

相続について 80代の母がいます。私は一人息子で、家族があります。隣県に住んでいます。母は時価7千万円ぐらいの家に住んでいます。資産は3億円ぐらいです。最近、私の従姉妹（50代バツイチ貧乏、介護職)が何かと高速道路に乗って隣県から駆けつけているようです。なぜか私に果物を送ってきたりするようになりました。従姉妹には母がいてど田舎に二人暮らし。自分の母親が転んで頭と腰を打ちヨタヨタしか歩けないというのに、その親を放っておいてこちらの親の面倒をみたがります。母は昔からよくされると洗脳されてしまう人で、お金をあげちゃいます。このままいくと同居を始めて、そのまま家を貰っちゃおうとか、養子縁組して相続人になろうとかかんがえているのかなと思っています。まあ、母ならやりかねんなあと思うほど、母も少しはボケが来ていると思います。痴呆症と診断されることはないと思いますが、実家に行っても同じ武勇伝を10回ぐらい話しますし、判断力がなくなっていると思います。車は危険なので1年前に取り上げました。すると不便なので余計に従姉妹が便利見たいです。そして、従姉妹が「おばちゃんの子に生まれたらよかったわあー」と言うそうです。母が喜んでいました。また、母の住んでいる県は都会だから、そこに住みたいと言います。自分の親は？と聞くと「田舎を出たくないと言うので私だけでる。週に1回は見に帰る」というんです。私は仕事があるので、あと数年はいまのところを離れにくいのと、大学生の子が3人いますので、卒業までは動きにくい。そこで、弁護士さんに依頼して、養子縁組できなくするとか、お金をばら撒かないとかできるでしょうか。母のお金なのでどう使おうと母の自由な気もするのですが、従姉妹にまんまと乗っ取られるのもなんだかなあーと思います。今後は分かりませんが、現時点でそこまでボケてない前提で教えてください。

この記事では、80代のお母様と、その資産を狙う従姉妹との問題に直面している相談者の方に向けて、相続対策と親御さんの財産を守るための具体的な方法を解説します。高齢の親の財産を守ることは、子供として当然の権利であり、責任でもあります。この記事を通して、不安な気持ちを抱えている相談者の方々が、冷静に状況を判断し、適切な対策を講じられるようサポートします。

1. 従姉妹の行動と母の状況分析：現状把握が第一歩

まず、従姉妹の行動パターンと、お母様の認知機能の現状を詳細に把握することが重要です。従姉妹が頻繁に訪問し、果物を送るなどの行為は、単なる親戚付き合いを超えた、何らかの意図的な行動である可能性が高いです。お母様は「よくされると洗脳されてしまう」という特性をお持ちとのことですが、これは「被搾取性」が高いことを示唆しています。従姉妹は、この弱点を巧みに利用している可能性があります。

お母様の認知機能の低下についても、痴呆症と診断されていないとはいえ、同じ話を繰り返し、判断力の低下が見られるとのこと。これは、専門家による認知機能検査を受けることを強くお勧めします。軽度認知障害（MCI）の可能性も考慮すべきです。 MCIは、アルツハイマー型認知症などの発症リスクを高める前段階とされており、早期発見・早期対応が重要です。

具体的な行動としては：

お母様の日常の様子を記録する（会話の内容、行動、判断のミスなど）。
信頼できる医師や医療機関に相談し、認知機能検査を受けるよう勧める。
従姉妹の訪問日時や内容を記録する。証拠として残しておくことが重要です。

2. 法律的な対策：弁護士への相談が不可欠

養子縁組の阻止や、資産の不正な流出を防ぐためには、弁護士への相談が不可欠です。弁護士は、お母様の現在の精神状態を評価し、適切な法的措置をアドバイスしてくれます。

弁護士に相談する際に準備しておきたいこと：

お母様の資産状況に関する資料（預金通帳、不動産登記簿など）。
従姉妹の行動記録（訪問日時、内容、会話の記録など）。
お母様の健康状態に関する資料（医師の診断書など）。

弁護士は、成年後見制度の利用を提案する可能性があります。成年後見制度とは、判断能力が不十分になった人のために、財産管理や身上監護を支援する制度です。お母様の状況によっては、任意後見契約や、家庭裁判所による後見開始申立てが必要となるでしょう。

3. 財産管理の対策：具体的な方法

弁護士のアドバイスを踏まえ、お母様の財産を管理するための具体的な対策を講じる必要があります。

具体的な対策例：

信託銀行への預金： 預金の一部を信託銀行に預け、専門家の管理下におくことで、不正な引き出しを防ぐことができます。
財産管理を委任： お母様の判断能力が低下してきた場合、信頼できる人に財産管理を委任する契約を結びます。委任契約の内容は、弁護士と相談して決定する必要があります。
定期的な資産状況の確認： 定期的に預金残高や不動産の状況を確認し、不正な取引がないかチェックします。
通帳の管理： お母様の通帳を管理し、不正な引き出しがないように監視します。

4. 家族関係の調整：穏やかな解決を目指して

従姉妹との関係調整は、難しい問題です。しかし、感情的な対立を避け、穏やかな解決を目指すことが重要です。

具体的な対応策：

直接対話： 従姉妹と直接話し合い、彼女の意図や考えを理解しようと努めます。ただし、一人で対応せず、弁護士や信頼できる家族と同行することをお勧めします。
明確な意思表示： お母様の財産に関する権利を明確に伝え、従姉妹の要求を断ることを明確に示す必要があります。
記録の保持： すべてのやり取りを記録に残し、証拠として保管します。

5. 専門家への相談：早期対応が重要

お母様の状況や従姉妹の行動から、早急な対策が必要であることは明らかです。弁護士や専門家への相談を躊躇せず、早期に適切な対応を講じることで、最悪の事態を回避できる可能性が高まります。

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6. まとめ：冷静な判断と適切な行動で未来を守る

高齢の親の財産を守ることは、複雑で困難な問題です。しかし、冷静な判断と適切な行動によって、未来を守ることができます。この記事で紹介した対策を参考に、弁護士や専門家の力を借りながら、最善の解決策を見つけてください。お母様の幸せと、ご自身の将来を守るためにも、早めの行動が重要です。

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