70歳父親の介護と高校生の孫の協力:在宅介護と学校生活の両立は可能?
70歳父親の介護と高校生の孫の協力:在宅介護と学校生活の両立は可能?
今回は、70歳になるお父様の介護と、高校生のお子さんの協力について悩まれている方からのご相談です。以下、ご相談内容を引用します。
先日はありがとうございました。実父(今年70歳)の介護の件で相談した者です。半年前までは約20年以上、要介護2でした。食事も家族と同じ物をうす味の内に取り分けて、そのまま自分で食べていましたし、紙パンツは履いていたけど、排泄も自立していました。半年前に救急搬送されて、脳梗塞疑いで即入院やはり脳梗塞で点滴治療をしていた様です。入院して3ヶ月頃に「年末前に退院しますか?」と担当医が父に伝え、こちらもそのつもりで、レンタルベッドなどの手配をしたのですが、何らかの理由で退院は白紙になり、説明を求めても説明はありませんでした。そして、先月20日に要介護5になって退院しましたが、一週間もせずに、痰か何らかの物が喉に引っかかり、意識低下、痙攣、硬直も見られ、救急車で搬送され、再度入院になり、土曜日に退院してきました。
遠方在住の介護経験のある妹が夫婦で来てくれて、旦那さんのお母さま(今年亡くなりました)の介護の時に、こんな制度を使ったなど、アドバイスをしてくれて、母の気持ち、父の気持ちを尊重して、在宅介護で、デイサービスやショートスティを上手に使いつつ、あとは在宅医療?在宅看護?も使えるかケアマネさんに相談する方向になるそうです。
母も高齢なので、体力に自信ないので、施設希望でしたが、在宅医療?が可能なら、通院の負担が減るかも?デイサービス(父の楽しみと入浴兼ねています)の回数を増やすと、安心出来るし。
ただ、父の病状としては、動脈硬化がかなりすすみ、嚥下障害が重いので、在宅でも、病院でも、施設でも場所は問わず、ちょっとしたきっかけで脳梗塞の再発や、誤嚥性肺炎になってそのまま命を落とす可能性は高いと言われています。
その事を父に伝えると、「最期はできれば家がいい 延命は望まないから施設は入りたくない」みたいな意思表示がありました。
そんな事が高校生の子どもにも聞こえたらしく、学校が休みのときは手伝いをしたい。と、言っておりますが、せっかくコロナも落ち着いて来たので、羽目を外さない程度にお友達とも遊んだり、学生のうちにしか出来ない事もして欲しいと思っております。
じいちゃん、小さい頃は遊んでくれたから。孫孝行したいと。確かに介護する人が増えるのは助かりますが、高校生の子どもをあてにすることに抵抗があります。
現役の学生のみなさまや、介護経験者のみなさまの意見や体験談を知りたいです。色々な意見やアドバイス、お願いいたします。補足質問文に書き忘れましたが、両親と同居で旦那は単身赴任なので、普段は4人家族で、父以外は全員女性です。
父が大柄な体型なので、入浴などは10年位前からデイサービスでお願いしています。食事も全介助なのですが、母がまだ慣れていなくて、父と度々衝突しているのは子どもも毎日目にしています。父も認知症があり、元々食べる事が大好きなので、父の視野には食べ物が置けない状況です。父の視野に食べ物があったら、自分で口に入れてしまいます。私事ですが、父の入院中に、病院に荷物を届けに行った時に、病院の正面玄関前で歩行中にひき逃げにあい、身体的な介助や介護は私も戦力にはならない状況です。訪問看護、訪問医療はケアマネさんに相談しようと思います。
ご相談ありがとうございます。お父様の介護と、高校生のお子さんの協力について、様々な葛藤があることと思います。今回の記事では、在宅介護と学校生活の両立について、具体的なアドバイスと、様々な選択肢を比較検討しながら、一緒に考えていきたいと思います。
1. 現状の課題整理:介護と高校生のお子さんの関わり方
まず、現状の課題を整理しましょう。今回の相談で特に重要なポイントは以下の3点です。
- お父様の病状と介護の必要性: 脳梗塞の後遺症と嚥下障害により、介護の負担が増加。在宅介護を希望するお父様の意思と、それを受け入れるご家族の負担。
- 高校生のお子さんの気持ちと学業: 孫として介護に協力したいという気持ちと、学業や友人との時間とのバランス。
- ご家族の状況: 母親の体力的な負担、ご相談者様の身体的な制約、単身赴任中の夫の不在。
これらの課題を踏まえ、在宅介護を継続しながら、高校生のお子さんの学業や生活を尊重し、家族全体が無理なく生活できる方法を模索していく必要があります。
2. 在宅介護の選択肢:メリットとデメリット
在宅介護を選択するにあたり、様々な選択肢があります。それぞれのメリットとデメリットを比較検討し、ご家族にとって最適な方法を見つけましょう。
2-1. 在宅医療・訪問看護
メリット:
- 定期的な診察や看護を受けられるため、病状の急変に迅速に対応できる。
- 通院の負担を軽減できる。
- 自宅での療養を希望するお父様の意向に沿える。
デメリット:
- 医療的処置が必要な場合は、専門的な知識や技術を持つ看護師のサポートが不可欠。
- 24時間体制での対応は難しく、夜間や休日の対応に不安が残る場合がある。
- 費用が発生する。
2-2. デイサービス・ショートステイ
メリット:
- 日中の介護を専門スタッフに任せられるため、家族の負担を軽減できる。
- 入浴や食事の介助、レクリエーションなど、様々なサービスを受けられる。
- ショートステイを利用することで、家族の休息や旅行などの時間を作れる。
デメリット:
- 利用回数や時間に制限がある場合がある。
- お父様が慣れるまでに時間がかかる場合がある。
- 費用が発生する。
2-3. 介護保険サービスの活用
メリット:
- 介護保険サービスを利用することで、様々な介護サービスを費用を抑えて利用できる。
- ケアマネージャーが、個々の状況に合わせたケアプランを作成してくれる。
- 介護に関する様々な相談ができる。
デメリット:
- 利用できるサービスには限りがある。
- 手続きや申請が必要。
2-4. 家族の協力
メリット:
- 家族間の絆を深めることができる。
- お父様が安心して過ごせる環境を提供できる。
- 費用を抑えることができる。
デメリット:
- 介護者の負担が大きくなる可能性がある。
- 家族間の役割分担や協力体制を築く必要がある。
- 介護に関する知識や技術が必要になる場合がある。
3. 高校生のお子さんの関わり方:無理のない範囲で
高校生のお子さんが介護に協力してくれるのは、とても心強いことです。しかし、学業や友人関係、将来の夢を諦めることのないよう、無理のない範囲で協力してもらうことが重要です。
3-1. コミュニケーションを密に
お子さんと、介護について話し合う時間を持ちましょう。お子さんの気持ちや考えを尊重し、介護にどのように関わりたいのか、具体的に話し合いましょう。
例えば、
- 「おじいちゃんのどんなことを手伝いたい?」
- 「学校生活との両立で、不安なことはある?」
- 「無理なくできる範囲で、一緒に考えていこう」
など、オープンな対話を通して、お子さんの意向を理解し、無理のない協力体制を築きましょう。
3-2. 役割分担の明確化
お子さんに手伝ってもらう内容を明確にし、役割分担を決めましょう。例えば、
- 食事の準備(刻み食など、嚥下しやすい食事の工夫)
- 食事の介助
- おむつ交換
- 話し相手
- 一緒に散歩
など、お子さんの年齢や体力、スキルに合わせて、できる範囲で役割を分担しましょう。
また、「絶対にやってはいけないこと」も明確にしておくことが大切です。例えば、
- 医療行為
- 身体的負担の大きい介助
- 判断を迫られるような場面での対応
など、リスクを伴う行為は、専門家や大人が行うようにしましょう。
3-3. 学業と両立できる工夫
お子さんの学業を最優先に考え、介護と両立できるような工夫をしましょう。
- 時間の調整: 学校の授業や部活動、塾などのスケジュールに合わせて、介護の時間を調整しましょう。
- 柔軟な対応: 試験期間や体調が優れない時は、介護の負担を減らすなど、柔軟に対応しましょう。
- 息抜きの時間: 友人との交流や趣味の時間など、お子さんがリフレッシュできる時間も確保しましょう。
3-4. 感謝の気持ちを伝える
お子さんの協力に対して、感謝の気持ちを言葉で伝えましょう。
「いつもありがとう」「助かっているよ」といった言葉は、お子さんのモチベーションを高め、介護への意欲を維持することにつながります。
また、感謝の気持ちを込めて、
- プレゼントを贈る
- 一緒に出かける
- 食事を作る
など、形にして伝えることも効果的です。
4. 専門家への相談:ケアマネージャー、医師、その他
在宅介護を成功させるためには、専門家への相談が不可欠です。
ケアマネージャー、医師、訪問看護師など、様々な専門家と連携し、適切なサポートを受けましょう。
4-1. ケアマネージャー
ケアマネージャーは、介護に関する専門家であり、介護保険サービスの利用に関する相談や手続きをサポートしてくれます。
ケアマネージャーに相談できること:
- 介護保険サービスの利用に関する相談
- ケアプランの作成
- 介護に関する情報提供
- 関係機関との連携
ケアマネージャーと連携し、お父様の状態やご家族の状況に合わせたケアプランを作成してもらいましょう。
4-2. 医師
医師は、お父様の病状や治療に関する専門家です。
医師に相談できること:
- 病状に関する説明
- 治療方針に関する相談
- 在宅医療の可能性に関する相談
医師と連携し、お父様の病状を把握し、適切な医療サポートを受けましょう。
4-3. 訪問看護師
訪問看護師は、自宅で療養する方の看護ケアを提供してくれます。
訪問看護師に相談できること:
- 健康状態の観察
- 医療処置
- 服薬管理
- 家族への介護指導
訪問看護師のサポートを受けることで、ご家族の負担を軽減し、安心して在宅介護を続けることができます。
4-4. その他の専門家
必要に応じて、他の専門家にも相談してみましょう。
- 理学療法士・作業療法士: リハビリテーションに関する専門家。
- 言語聴覚士: 嚥下障害に関する専門家。
- 栄養士: 食事に関する専門家。
これらの専門家と連携することで、より質の高い介護を提供し、お父様の生活の質を向上させることができます。
5. 成功事例から学ぶ:在宅介護と高校生の協力
在宅介護と高校生のお子さんの協力は、決して珍しいケースではありません。
成功事例を参考に、ご自身の状況に合った方法を見つけましょう。
5-1. 事例1:役割分担とコミュニケーションの徹底
あるご家族では、高校生のお子さんが、食事の準備、服薬管理、話し相手などを担当。
ポイント:
- お子さんの得意なこと、できることを中心に役割分担
- 家族全員で定期的に話し合い、情報共有
- 感謝の気持ちを常に伝える
その結果、お子さんは学業と介護を両立し、お父様も安心して自宅で過ごすことができました。
5-2. 事例2:地域のサポートを活用
別の家族では、デイサービスや訪問看護などの介護保険サービスを積極的に利用。
ポイント:
- ケアマネージャーと密に連携し、適切なサービスを選択
- 高校生のお子さんは、週末や長期休暇中に、お父様との時間を過ごす
- 地域包括支援センターなどの相談窓口を活用
その結果、ご家族の負担を軽減し、お子さんの学業と介護の両立を支援することができました。
5-3. 事例3:家族会議の開催
あるご家庭では、定期的に家族会議を開催し、介護に関する情報を共有し、問題点を話し合いました。
ポイント:
- 家族全員が参加し、それぞれの意見を尊重
- 専門家(ケアマネージャーなど)も参加
- 課題解決に向けた具体的な対策を決定
その結果、家族間の協力体制が強化され、より良い介護を提供することができました。
6. まとめ:在宅介護と高校生のお子さんの協力:無理なく、そして笑顔で
今回の相談では、70歳のお父様の介護と、高校生のお子さんの協力について、様々な課題と選択肢を検討しました。
在宅介護と高校生の学業の両立は、決して容易ではありませんが、適切なサポートと工夫によって、実現可能です。
ご家族の状況に合わせて、在宅医療、デイサービス、ショートステイなどの介護保険サービスを活用し、専門家のアドバイスを受けながら、無理のない範囲で、高校生のお子さんと協力体制を築きましょう。
そして、何よりも大切なのは、ご家族全員が笑顔で過ごせることです。
お父様の意思を尊重し、高校生のお子さんの学業や将来を応援しながら、温かい介護を続けてください。
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ご相談者様とご家族の皆様が、穏やかな日々を過ごせることを心から願っています。
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