「楽な仕事」を選んだ男性看護師の葛藤:キャリアの停滞と自己肯定感のジレンマ
「楽な仕事」を選んだ男性看護師の葛藤:キャリアの停滞と自己肯定感のジレンマ
この記事では、都会の3次救急指定病院から地方の慢性期療養型病院へ転職した男性看護師のキャリアに関する悩みにお答えします。仕事のやりがいとプライベートの充実、どちらを優先すべきか葛藤するあなたの心に寄り添い、今後のキャリアを考えるヒントをお届けします。
男性看護師をしています。最近、新人時代から10年弱務めた都会の3次救急指定病院を退職して地方の慢性期療養型の病院に転職しました。退職の理由は表向きは結婚や出産に伴う引っ越しでしたが、1番の理由は前職がストレスフルだった事です。
10年弱で2部署を経験して辞める前は集中治療室にいました。希望して異動しましたが、日々担当する重症患者、緊急入院、急変対応、先輩からのプレッシャー、うまく行かない新人指導、5個も6個も掛け持ちさせられる係や委員会活動などで疲れ果てて燃え尽き、以前から気になっていた慢性期の病院に転職しました。
労働環境は驚くほど改善しました。はっきり言って本当に暇です。以前は前残業1時間、後残業2時間がデフォルトでそれ以外にも持ち帰り残業もしてほぼサービスでしたが、今は本当に前と後も定時です。たまに数十分ある残業もきちんと残業代が出ます。残業申告するほどでも無いくらいしか残業しないので、師長はもっときちんと残業時間をつけなさいと言うほどです。勤務中も前職の1/5くらいのスピードでしか動いておらず、休憩以外座る事が無く、休憩もまともに取れない前職から考えたら、ほとんど座っています。
夜勤の仮眠中も休憩室で記録をやったりしていたので仮眠はあって無いような物で、夜勤明けは常にフラフラでしたが、今は3〜4時間取れます。仮眠時間以外も基本は座ってるので疲れません。夜勤明けもちょっと寝不足の日かな?程度の疲れしかありません。高度な医療行為しか無かったと言っても過言ではない前職からしてみれば、今はほとんど介護です。点滴や採血もほとんどありません。患者さんの話し相手になりながらちょっとお世話をするような感覚です。
年収が100万円くらい下がる事と休日日数が130日から115日くらいに減る事が転職前のネックでしたが、正直、この程度の仕事でこんなに貰えるのかと思いますし、勤務が楽過ぎるので寝てばかりいた休日もきちんと趣味に費やして楽しめます。休日日数そのものは減りましたが、残業はゼロで休憩時間も増えたので、プライベートの時間は大きく増えました。
妻も看護師をしていたので、よく理解してくれています。前職では休日も仕事の事を考えて憂鬱そうにしていた自分をいつも心配していたので、仕事の負担が減った事をとても喜んでくれています。
ただ、はっきり言って看護師としてのレベルは地に落ちたなと思います。向上心や意識の高い職場ではもちろん無いので、数年経って染まってしまったら年齢的にももう急性期病院や総合病院には戻れないと思います。もともと昇給しにくい看護師という職業ですが、それでも前職では師長クラスで700万から場合によっては800万近い年収が望めたと思いますが、今はほとんど昇給もしないので定年まで行っても600万もいかないでしょう。
何より前職は、人に誇れる仕事をしているという自信がありました。3次救急の集中治療室だったのでCOVID19の対応もしてECMOの管理もしていました。でも今は正直看護師でなくても誰でも出来る仕事のように思います。前職に対する負い目もあるのか、人には言いづらいですし、子どもにも何となく説明しにくいです。
労働環境が悪かったとは言っても月の残業時間はサービスでしたが多くても40-50時間くらいだったと思いますし、年間休日は130日で大企業並にありました。勤務中は息もつかせぬ嵐でしたが、プライベートの時間が無かった訳ではありません。給料も20代と言うことを考えればかなり貰っていたと思います。苦手な先輩後輩もたくさん居ましたが、同じくらい慕ってくれる先輩後輩もたくさん居ました。
今は本当に私生活は充実していますが、仕事へのやり甲斐は皆無です。できるだけ楽に、困らない程度のお金を稼いでいるだけという感覚です。家族の為に、子供の為にもっと身を粉にして頑張るべきでは無かったのか、自分は甘いのではないか、そんな思いが常に頭をよぎります。
妻はお金に困るなら私も働くし、子供はそんなに親の仕事なんて気にしてないよと言ってくれます。前職を続けていたらもっと仕事が増えて、家に居なくなる時間が増えるから嫌だとも言います。本当に優しく感謝しかありません。
これで良かったのでしょうか。このまま今の職場で働き続けて良いのでしょうか。そんな事、自分で考えろと言われそうですが、一度、妻以外の方の意見も聞いてみたくて質問した次第です。宜しくお願いします。
ご相談ありがとうございます。都会の3次救急病院から地方の慢性期療養型病院への転職、お疲れ様でした。新しい環境での生活はいかがでしょうか? 以前の激務から一転、心身ともに余裕のある生活を送られているとのこと、素晴らしいですね。しかし、その一方で、仕事へのやりがいやキャリアへの不安を感じているとのこと、そのお気持ち、とてもよく分かります。
今回の記事では、あなたの抱える悩みに対して、以下の3つのステップで解決策を提案します。
- 現状の整理と自己分析: 転職に至った経緯を振り返り、本当に大切にしたい価値観を明確にします。
- キャリアプランの検討: 今後のキャリアパスを複数提示し、あなたに最適な選択肢を一緒に考えます。
- 心のケアと行動計画: 自己肯定感を高め、前向きにキャリアを歩むための具体的なアドバイスを行います。
ステップ1:現状の整理と自己分析
まずは、現状を客観的に整理し、あなたの価値観を明確にすることから始めましょう。以下の3つの問いに答えることで、あなたの本音が見えてくるはずです。
- なぜ転職を決意したのか?
- 現在の仕事で満足している点は?
- 将来、どのような看護師でありたいか?
これらの問いに対するあなたの答えを深掘りすることで、本当に大切にしたい価値観が見えてきます。例えば、
- ワークライフバランス: 家族との時間や趣味を大切にしたい。
- 心身の健康: ストレスの少ない環境で働きたい。
- 自己成長: 看護師としてのスキルアップを目指したい。
- 経済的な安定: ある程度の収入を確保したい。
- 社会貢献: 患者さんの役に立ちたい。
など、人それぞれ異なるはずです。あなたの価値観を明確にすることで、今後のキャリアプランを立てる上での羅針盤となります。
ステップ2:キャリアプランの検討
あなたの価値観に基づいて、いくつかのキャリアプランを検討してみましょう。ここでは、3つの選択肢を提示します。
- 現在の職場で働き続ける: ワークライフバランスを重視し、今の生活を継続する。
- スキルアップを目指す: 専門看護師や認定看護師の資格を取得し、キャリアアップを目指す。
- 転職を検討する: よりやりがいのある職場を探す。
1. 現在の職場で働き続ける
現在の職場は、ワークライフバランスを重視するあなたにとって、非常に魅力的な環境です。残業が少なく、プライベートの時間を十分に確保できます。家族との時間や趣味に費やす時間が増え、心身ともに健康な状態を維持できるでしょう。
しかし、看護師としてのスキルアップややりがいを求めるあなたにとっては、物足りなさを感じるかもしれません。この選択肢を選ぶ場合は、以下の点を意識しましょう。
- 自己研鑽: 勤務時間外に、看護に関する知識や技術を自主的に学ぶ。
- 情報収集: 医療に関する最新情報を収集し、知識をアップデートする。
- 目標設定: 将来の目標を設定し、モチベーションを維持する。
2. スキルアップを目指す
看護師としてのスキルアップを目指したい場合は、専門看護師や認定看護師の資格取得を検討してみましょう。これらの資格を取得することで、専門性を高め、キャリアアップにつながります。
例えば、
- 専門看護師: 特定の専門分野において、高度な知識と看護実践能力を持つ看護師。
- 認定看護師: 特定の看護分野において、熟練した看護技術と知識を持つ看護師。
これらの資格を取得することで、給与アップやキャリアパスの選択肢が広がります。また、専門性を活かして、患者さんにより質の高い看護を提供できるようになります。
資格取得には、時間と費用がかかりますが、あなたのキャリアにとって大きな投資となるでしょう。情報収集を行い、自分に合った資格を選びましょう。
3. 転職を検討する
今の職場に物足りなさを感じ、もっとやりがいのある仕事を探したい場合は、転職を検討するのも一つの選択肢です。ただし、転職にはリスクも伴いますので、慎重に検討する必要があります。
転職を検討する際には、以下の点を考慮しましょう。
- 転職の目的を明確にする: なぜ転職したいのか、目的を明確にする。
- 情報収集: 転職先の情報を収集し、自分に合った職場を探す。
- 自己分析: 自分の強みや弱みを理解し、自己PRに活かす。
- 面接対策: 面接対策を行い、自信を持って面接に臨む。
転職活動は、時間と労力がかかりますが、あなたのキャリアを大きく変えるチャンスでもあります。後悔のないように、しっかりと準備を行いましょう。
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ステップ3:心のケアと行動計画
キャリアプランを検討する上で、心のケアも非常に重要です。自己肯定感を高め、前向きにキャリアを歩むために、以下の点を意識しましょう。
- 自己肯定感を高める: 自分の強みや良い点を意識し、自己肯定感を高める。
- 目標設定: 目標を設定し、達成感を得ることで自信をつける。
- 周囲とのコミュニケーション: 家族や友人、同僚とのコミュニケーションを大切にし、悩みを共有する。
- 専門家への相談: キャリアコンサルタントやカウンセラーに相談し、客観的なアドバイスを受ける。
また、具体的な行動計画を立てることも重要です。例えば、
- 情報収集: 看護に関するセミナーや研修に参加し、知識やスキルを向上させる。
- 資格取得: 専門看護師や認定看護師の資格取得を目指す。
- 転職活動: 転職サイトに登録し、求人情報をチェックする。
- キャリア相談: キャリアコンサルタントに相談し、キャリアプランを具体的に検討する。
これらの行動計画を立て、一つずつ実行していくことで、あなたのキャリアは必ず良い方向へ進んでいくでしょう。
まとめ
今回の相談者様は、都会の3次救急病院から地方の慢性期療養型病院へ転職し、ワークライフバランスを重視した生活を手に入れました。しかし、看護師としてのスキルアップややりがいを求めており、今後のキャリアに悩んでいます。
今回の記事では、以下の3つのステップで解決策を提案しました。
- 現状の整理と自己分析: 転職に至った経緯を振り返り、本当に大切にしたい価値観を明確にする。
- キャリアプランの検討: 今後のキャリアパスを複数提示し、あなたに最適な選択肢を一緒に考える。
- 心のケアと行動計画: 自己肯定感を高め、前向きにキャリアを歩むための具体的なアドバイスを行う。
あなたのキャリアは、あなたの選択次第で、どのようにでも変えることができます。焦らず、じっくりと自分と向き合い、最適なキャリアプランを見つけてください。応援しています。
もし、あなたがキャリアについてさらに深く相談したい場合は、wovieのキャリアコンサルタントにご相談ください。あなたの状況に合わせて、最適なアドバイスをさせていただきます。
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