「強制退院」の危機! 認知症の夫と自身の病気を抱え、どうすれば良い? 専門家が教える、今すぐできること
「強制退院」の危機! 認知症の夫と自身の病気を抱え、どうすれば良い? 専門家が教える、今すぐできること
この記事では、認知症の夫の介護と自身の病気を抱え、病院からの「強制退院」の可能性に直面している方の抱える不安と、その解決策に焦点を当てています。 介護と自身の健康問題という二重の負担を抱え、精神的にも追い詰められている状況を理解し、具体的な対応策と相談窓口を提示します。 専門家の視点から、法的知識、医療連携の重要性、そして精神的なサポートについて解説し、問題解決への道筋を示します。
主人(70歳代)が、5年ほど前から軽い認知症+パーキンソン病で、要介護2でサービス付き高齢者住宅に入居していました。先月末に、そのサ高住の運営会社が、何の予告もなく急に変わり、家族には電話で「運営者が変わるが、ケアスタッフその他のサービスは全く変わりませんから引き続き入居可能です。」と説明がありました。確かにヘルパーさんなどは継続される方もある程度おられますが、馴染んでいたサービス責任者や施設長は変わり、主人が不安を強く訴え始めたため、新たな入居先を探している矢先に、肺炎の症状が出て救急でTS会病院(総合病院)に入院しました。2週間ほど経ってコロナではない診断がおり、また症状も寛解したので、近いうちに退院の予定と主治医に言われました。
病院に入院したためケアマネージャーさんの提案で、一旦老健に入居してから次の特養などの入居先を(入院してすぐに介護認定を受けて3の見込みです)、探しましょうと言われて、新たなサ高住運営会社とは契約しなかった為、新会社からは退去を促されれています。
近所の老健に入居可能との事で手続き中に、病院から退院を急かされました。ケアマネさんが、日程が急ぐのなら、病院のソーシャルワーカーから老健にその旨を連絡してほしいと伝えて下さったのですが、ソーシャルワーカーと老健の打ち合わせで、医療(パーキンソン病の服薬)が必要という事で、老健の入居はできなくなりました。
病院側は、緊急ショートステイを使ってでも退院してほしいと、入院3週目に入った昨日から1日に何度も急かされます。けれども現在コロナ感染症対応のために、どこも「初利用のショートステイは断ることになっている」と言われます。
ソーシャルワーカーからは自宅でと、強く言われるのですが、私は60歳代後半ですが、今までに多重癌で4回入院して手術3回と放射線治療を受けており、現在も後遺症緩和のために受けた方が良い手術(悪性の疑いは低い部分)と、別に画像では乳房に小さな腫瘍(悪性かどうかは不明)の影があるのですが、細胞の採取自体が傷を伴うため、癌ならすぐ切除手術をしないといけなくなるので精密検査(細胞採取)は延期している状態です(それを主人の入院中の病院には伝えていますが、全く関係ないと一顧だにしてもらえません)。
病院の主治医は他の病院に診療情報を書くつもりはなく、書くなら元の主治医のいる病院にだけ書くとだけ言われて、その説明を私が病状説明の一環と思って大人しく拝聴した為に、『家族が退院を了解済みだ』ということにされています。元の主治医の所属病院はサ高住に往診して下さっていた病院ですが、現在は元のサ高住運営会社は撤退し、新運営会社はその病院との契約は無く、お願いもしにくい状態です。
他の病院の可能性をと思って2・3の病院に問い合わせてみたのですが、現在入院中の病院から診療情報がないと動けないと言われます。
パーキンソン病で受診している病院は、国立大学医学部付属病院で現在自治体から、コロナ重症患者のための病床を増やしてほしいと要請されている病院でもあり、パーキンソン病は薬でコントロールできていて、入院を要するほど酷い症状ではありませんから入院もできません。
強制退院をというほどの勢いで、現在入院中の病院の、医療介護連携室(ソーシャルワーカー)や、病棟の看護師長から責められるのですが、一体どうしたら良いのか、途方に暮れています。
市役所の長寿介護課に相談しても、話は親切に聞いてもらえますが、具体策は病院のソーシャルワーカーに相談して下さいと言われます。
入院中のTS会病院は、約360床以上ある総合病院です(一般約250床、ICU10床、HCU8床、療養50床、地域包括ケア50床)。また同じ建物の最上階に老健もありますが、それは別に申し込んで下さいと言われます。
ケアマネさんは、病院と同じ法人なのだから繋いでくれるはずなのに、何もしないことはおかしいから、その件は彼らに仕事をさせて下さいと言われます。
*病院側からは子供さんも近所なのにと言われますが、子供は息子と娘がいますが、娘は嫁いで共働き+現在妊娠中で、息子は業種的に、勤務が不規則なハードワークだし、もし親の介護のために辞めたりしたら再就職は難しいと思います。
一番お尋ねしたいのは、まだ1月も経っていないのに『強制退院』などさせられることがあるのでしょうか?
また、こういったトラブル(ケアマネと連携してくれないソーシャルワーカー・主治医)に関しては、どこに相談したら良いのでしょうか?
年末も迫るので、不安でたまりません。どうぞよろしくお願いします。
ご相談ありがとうございます。70代のご主人の介護とご自身の健康問題という、非常に困難な状況に置かれていること、心中お察しいたします。年末を控え、不安な気持ちでいっぱいかと思いますが、まずは落ち着いて、今できることを一つずつ確認していきましょう。以下、具体的なアドバイスと相談先を提示します。
1. 「強制退院」の可能性と、その背景にある事情
まず、ご質問の「強制退院」についてですが、病院側が退院を急ぐ背景には、いくつかの要因が考えられます。
- 病床の逼迫: 現在、コロナ禍の影響で、多くの病院が病床の確保に苦慮しています。 特に、国立大学病院のような高度医療機関は、重症患者の受け入れを優先せざるを得ない状況です。
- パーキンソン病の症状: ご主人のパーキンソン病の症状が、入院を必要とするほど重篤ではないと判断されている可能性があります。 薬でコントロールできる状態であれば、在宅での療養が検討されることもあります。
- 医療資源の有効活用: 病院は、急性期の治療を終えた患者を、早期に在宅や介護施設に移行させることで、医療資源を効率的に活用しようとします。
しかし、ご相談者様の状況を考慮すると、強制的な退院は、ご本人にとっても、ご家族にとっても、大きな負担となります。 そこで、以下の点を踏まえて、対応を検討する必要があります。
2. 今すぐできること:具体的な対応策
状況を打開するために、今すぐできる具体的な対応策を以下にまとめました。
2-1. 病院との交渉と情報共有
まずは、病院の医療ソーシャルワーカー(MSW)や、主治医と、改めてじっくりと話し合いましょう。その際、以下の点を明確に伝えることが重要です。
- ご自身の健康状態: ご自身の病状(多重癌の既往、今後の手術の可能性、乳房の腫瘍の経過観察など)を具体的に伝え、ご主人の介護に専念することが難しい状況であることを説明しましょう。
- 家族の状況: 娘さんの妊娠、息子さんの仕事の状況など、家族のサポート体制が十分ではないことを伝えましょう。
- 退院後の受け入れ先の確保: 老健への入所が難しい現状、ショートステイの利用が困難な状況を説明し、具体的な受け入れ先の確保に向けて、病院側の協力を求めましょう。
- パーキンソン病の服薬管理: パーキンソン病の服薬管理は、専門的な知識が必要な場合があり、在宅での対応が難しいことを説明しましょう。
話し合いの際には、感情的にならず、冷静に、そして具体的に状況を説明することが重要です。 記録を残すために、話し合いの内容をメモしたり、可能であれば、同席してもらう人を増やしたりするのも良いでしょう。
2-2. ケアマネージャーとの連携強化
ケアマネージャーは、介護保険サービスに関する専門家であり、様々な情報を持っています。 ケアマネージャーと密接に連携し、以下の点を進めましょう。
- 情報共有: 病院との話し合いの内容、ご自身の状況、ご主人の状態などを、ケアマネージャーに詳しく伝えましょう。
- サービス利用の検討: 訪問看護、訪問介護、デイサービスなど、在宅での介護を支えるためのサービス利用を検討しましょう。 ケアマネージャーは、これらのサービスに関する情報提供や、利用調整を行ってくれます。
- 新たな入所施設の検討: 特養などの入所施設を探すにあたり、ケアマネージャーに相談し、情報収集や手続きをサポートしてもらいましょう。
ケアマネージャーとの連携を強化することで、より適切な介護サービスを受けられる可能性が高まります。
2-3. 地域の相談窓口の活用
一人で抱え込まず、地域の相談窓口を活用しましょう。 以下の窓口が、あなたの力になってくれる可能性があります。
- 市役所の長寿介護課: 介護保険制度に関する相談、介護サービスの利用に関する相談ができます。
- 地域包括支援センター: 高齢者の総合的な相談窓口であり、介護保険サービスに関する相談、権利擁護、虐待防止など、様々な支援を提供しています。
- 弁護士: 病院とのトラブル、介護に関する法的問題について、相談できます。
これらの窓口に相談することで、専門的なアドバイスを受けたり、必要な支援に繋がったりすることができます。
2-4. 医療機関との連携促進
主治医が診療情報を提供してくれない場合でも、諦めずに他の医療機関との連携を模索しましょう。以下の方法を試すことができます。
- セカンドオピニオンの取得: 現在の主治医以外の医師に意見を求めることで、新たな治療法や、今後の対応について、アドバイスを得ることができます。
- 診療情報提供書の依頼: 主治医に、他の医療機関への診療情報提供書の発行を、改めて依頼してみましょう。 状況によっては、発行してもらえる可能性があります。
- 医療連携室の活用: 病院の医療連携室(MSW)に、他の医療機関との連携について、相談してみましょう。 医療連携室は、他の医療機関との連携をサポートする役割を担っています。
医療機関との連携を促進することで、より適切な医療サービスを受けられる可能性が高まります。
3. 知っておくべき法的知識
「強制退院」という言葉に不安を感じるかもしれませんが、病院には、患者を退院させる権利があります。 ただし、その権利は、患者の状況や、医療の必要性などを考慮して、慎重に行使されるべきです。 以下の点に注意しましょう。
- 退院の同意: 患者本人の同意がない場合、病院は、原則として患者を退院させることはできません。 ただし、患者が意思表示できない場合は、家族の同意が必要となります。
- 退院後の受け入れ先の確保: 病院は、退院後の受け入れ先を確保するために、必要な支援を提供する義務があります。
- 医療費の未払い: 医療費の未払いがある場合でも、病院は、直ちに患者を退院させることはできません。
もし、病院側の対応に不当な点があると感じたら、弁護士に相談し、法的アドバイスを受けることを検討しましょう。
4. 精神的なサポート
介護と自身の健康問題という二重の負担を抱え、精神的に追い詰められていることと思います。 精神的なサポートも、非常に重要です。 以下の点を意識しましょう。
- 休息時間の確保: 可能な限り、休息時間を確保し、心身を休ませましょう。
- 趣味やリフレッシュ: 趣味を楽しんだり、気分転換になるようなことをしたりする時間を作りましょう。
- 誰かに話す: 家族、友人、相談窓口の職員など、信頼できる人に悩みを聞いてもらいましょう。
- 専門家のサポート: 精神科医やカウンセラーに相談し、専門的なサポートを受けることも検討しましょう。
心身の健康を保つことが、問題解決への第一歩です。 辛い時は、無理をせず、誰かに頼りましょう。
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5. まとめ:困難な状況を乗り越えるために
今回のケースは、ご本人とご家族にとって、非常に困難な状況です。 しかし、諦めずに、一つずつ問題を解決していくことで、必ず道は開けます。 以下の点を意識して、対応を進めていきましょう。
- 病院との連携: 医療ソーシャルワーカーや主治医と、積極的にコミュニケーションを取り、情報共有を徹底しましょう。
- ケアマネージャーとの連携: ケアマネージャーと密接に連携し、適切な介護サービスを利用しましょう。
- 地域の相談窓口の活用: 市役所、地域包括支援センター、弁護士など、様々な相談窓口を活用し、専門的なアドバイスを受けましょう。
- 精神的なサポート: 心身の健康を保ち、辛い時は、誰かに頼りましょう。
年末を目前に控え、不安な気持ちでいっぱいかもしれませんが、焦らず、冷静に、そして積極的に行動していくことが大切です。 あなたの状況が少しでも改善されることを、心から願っています。
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