92歳のおばあ様の介護問題：文句ばかりで困っています。どうすれば良い？【キャリアコンサルタントが教える、心のケアと現実的な解決策】
92歳のおばあ様の介護問題：文句ばかりで困っています。どうすれば良い？【キャリアコンサルタントが教える、心のケアと現実的な解決策】
この記事では、92歳のおばあ様の介護問題に直面し、文句ばかりで困っているあなたへ、キャリアコンサルタントの視点から、心のケアと現実的な解決策を提案します。介護は、心身ともに大きな負担がかかるものです。特に、高齢者の言動に振り回され、精神的に疲弊してしまうことは少なくありません。この記事では、あなたの心の負担を軽減し、より良い介護生活を送るための具体的なアドバイスを提供します。
92歳になる祖母が一人暮らしをしています。心臓を患い、総合病院で診てもらっていますが、腎臓の方も患ったため、他の総合病院を紹介され、そちらにも今通っています。薬が処方されているのですが、副作用で体がむくむと言って勝手に飲むのをやめています。飲んだ方がいいと言っても飲みません。医者には飲んでますと嘘を言っています。そして、腎臓の方の病院にかかるようになってから、余計に体が悪くなったと日々文句を言っています。主治医が全然心配してくれない、気にかけてくれない、若い女医なのでと馬鹿にして経験不足で全然わかってないと言っています。でも、手足がしびれると言った時には、すぐに脳外科？と連絡を取りその日にCT、MRIの検査をしてくれていて、血液がサラサラになる薬も出してくれました。しかしそれも飲んでいません。
今年に入り急に足が弱くなり、腕に力が入らなく一人では自由に身動きが取れなくなったのですが、それもその病院のせいにしています。文句ばかりなので、だったら病院に行くのをやめてみたら？とか、主治医に副作用の事言ってみたらと言っても、言ってもわかってくれない、とか初めに通っていた病院での紹介だから行くのをやめることは出来ないなど、何かしら言い訳をします。脳の方の医者が、昔の脳梗塞の痕があるけど、今ある手足のしびれとは関係ないと言っているのに、梗塞の後遺症とみんなに言いふらしています。かと思ったら腎臓の主治医が全然手足のしびれや動かなくなった事を診てくれないし、考えてくれないと文句ばかりです。
この前もふらふらと一人で起き上がろうとして転びました。みんなが骨折かヒビが入っているといけないので病院に行こうと言っても嫌と言って絶対に聞きません。
同居は嫌だ、泊まってもらうのもうっとしいので嫌だ、入院も嫌、施設にも行かない、だけど介護、世話には毎日朝と夜に来い、他人がいると得意気にどれだけ弱っているかを自慢しています。（歩けない、腕や足に力が入らなくてフラフラ、腕がマヒしている等）
私を含めいとこやおばと手分けして毎日行っていますが、毎日みんな暇なわけではありません。いとこは仕事をしているし、私も妊娠中です。おばは退職していますが、それなりに用事はあります。（私の母は足が悪いため介護ができません）
何を言っても文句、反抗ばかり。みんな参っています。薬を飲んでほしいなど、もう諦めるしかないのでしょうか？補足祖母は認知症や痴呆ではありません。
1. 現状の理解と問題点の整理
まず、現状を客観的に理解し、問題点を整理することから始めましょう。おばあ様の状況は、複数の病気を抱え、薬の服用を拒否し、医師への不信感、身体機能の低下、そして介護への依存と不満が複雑に絡み合っています。この状況は、介護者であるあなたを含む家族にとって、大きな精神的負担となっていることは間違いありません。
- 健康状態： 心臓、腎臓の疾患を抱え、薬の副作用によるむくみ、手足のしびれ、身体機能の低下（歩行困難、腕の力が入らない）が見られます。
- 服薬状況： 医師の指示に従わず、自己判断で薬を服用しない。
- 医師への不信感： 主治医への不満、他の医師への不信感。
- 精神状態： 文句が多く、他人への依存、自己中心的な言動。
- 介護状況： 家族による介護（毎日）、同居拒否、施設入所拒否。
これらの問題点を整理することで、具体的な対策を立てやすくなります。
2. 介護者の心のケア：共感と感情の理解
介護は、心身ともに非常に負担の大きいものです。まずは、あなたが抱えている感情を理解し、共感することから始めましょう。
あなたが感じているかもしれない感情：
- 疲労感： 毎日のお世話、おばあ様の対応に疲れを感じている。
- 怒り： 何をしても文句を言われることに腹立たしさを感じている。
- 無力感： 薬を飲ませることができない、病院に行かせることができないことに無力感を感じている。
- 罪悪感： おばあ様のことをもっと理解してあげられない、もっと良い対応をしてあげられないと罪悪感を感じている。
- 不安： おばあ様の健康状態が悪化することへの不安。
これらの感情を抱くことは、決してあなただけではありません。多くの介護者が同じような感情を経験します。まずは、自分の感情を認め、受け入れることが大切です。
具体的な心のケアの方法：
- 休息： 介護から離れる時間を作り、心身を休ませる。
- 趣味： 自分の好きなことに時間を使い、気分転換をする。
- 相談： 家族、友人、専門家（カウンセラー、ソーシャルワーカー）に相談する。
- 情報収集： 介護に関する情報を集め、知識を深める。
- 自己肯定： 自分の頑張りを認め、自分を褒める。
3. コミュニケーションの改善：効果的な伝え方
おばあ様とのコミュニケーションを改善することで、状況が好転する可能性があります。
効果的なコミュニケーションのポイント：
- 傾聴： おばあ様の言葉に耳を傾け、感情を理解しようと努める。
- 共感： おばあ様の気持ちに寄り添い、共感の言葉を伝える。
- 具体的に伝える： 薬を飲まないことのリスク、病院に行くことの重要性を具体的に説明する。
- 選択肢を示す： 薬の副作用について、医師に相談することを提案するなど、選択肢を与える。
- 否定しない： おばあ様の意見を頭ごなしに否定せず、まずは受け止める。
- 短く簡潔に： 長い話は避け、要点を絞って伝える。
- 落ち着いた口調で： 感情的にならず、穏やかな口調で話す。
やってはいけないこと：
- 頭ごなしに否定する： 相手の気持ちを無視して、一方的に意見を押し付ける。
- 感情的に話す： 怒りや不満をぶつける。
- 嘘をつく： 嘘をついて、ごまかす。
- 脅迫する： 病院に行かないと、もう面倒を見ないなどと脅す。
4. 医療との連携：医師とのコミュニケーション
医師との連携は、おばあ様の健康管理にとって非常に重要です。
医師とのコミュニケーションのポイント：
- 情報共有： おばあ様の現在の状況（服薬状況、体調の変化、精神状態など）を医師に正確に伝える。
- 疑問点の確認： 薬の副作用、病状について、疑問点を医師に質問する。
- 相談： おばあ様が薬を飲まないこと、病院に行きたがらないことについて、医師に相談する。
- 連携： 医師と協力して、おばあ様の健康管理を行う。
- セカンドオピニオン： 必要に応じて、他の医師の意見を聞く（セカンドオピニオン）。
医師への相談内容の例：
- 薬の副作用について： 副作用を軽減する方法はないか、他の薬への変更は可能か。
- 服薬指導： 服薬を促すためのアドバイス。
- 精神的なサポート： おばあ様の精神状態を安定させるためのアドバイス。
- 今後の治療方針： 今後の治療方針について、家族としての意見を伝える。
5. 介護サービスの活用：負担軽減のための選択肢
介護サービスの活用は、あなたの負担を軽減し、おばあ様の生活の質を向上させるために有効な手段です。
利用できる介護サービス：
- 訪問介護： 訪問介護員（ヘルパー）が自宅を訪問し、食事、入浴、排泄などの介助を行う。
- デイサービス： 日帰りで、食事、入浴、レクリエーションなどのサービスを提供する。
- ショートステイ： 短期間、施設に入所し、介護サービスを受ける。
- 訪問看護： 看護師が自宅を訪問し、健康管理や医療処置を行う。
- 福祉用具レンタル： 車椅子、ベッド、手すりなどの福祉用具をレンタルする。
- 介護保険： 介護保険を利用することで、これらのサービスを費用負担を軽減して利用できる。
介護サービス利用のメリット：
- 負担軽減： 介護者の身体的、精神的負担を軽減する。
- 専門的なケア： 専門的な知識や技術を持ったプロによるケアを受けられる。
- 社会とのつながり： デイサービスなどを利用することで、社会とのつながりを保つことができる。
- 生活の質の向上： 適切なケアを受けることで、生活の質が向上する。
6. 家族間の協力：チームとしての介護
家族間の協力は、介護を成功させるために不可欠です。
家族間の協力のポイント：
- 情報共有： おばあ様の状況や、介護に関する情報を家族間で共有する。
- 役割分担： 介護の役割を分担し、負担を分散する。
- 定期的な話し合い： 定期的に集まり、介護に関する問題点や改善策について話し合う。
- 互いの理解： 互いの立場を理解し、協力し合う。
- 感謝の気持ち： 互いに感謝の気持ちを伝え、励まし合う。
家族会議の進め方：
- 目的の明確化： 何について話し合うのか、目的を明確にする。
- 議題の整理： 話し合う内容を事前に整理しておく。
- 意見交換： 自由に意見を交換し、建設的な議論を行う。
- 合意形成： 最終的な結論を出し、合意形成を図る。
- 記録： 話し合った内容や決定事項を記録する。
7. 諦めないこと：長期的な視点
介護は、長期にわたる可能性があります。
長期的な視点を持つことの重要性：
- 焦らない： すぐに結果が出なくても、焦らずに、地道な努力を続ける。
- 柔軟な対応： 状況に合わせて、柔軟に対応する。
- 休息： 疲れたときは、休息を取り、無理をしない。
- 情報収集： 最新の介護に関する情報を収集し、知識を深める。
- 専門家の活用： 専門家（医師、ケアマネージャー、カウンセラーなど）のサポートを受ける。
諦めないためのヒント：
- 小さな目標： 大きな目標ではなく、小さな目標を設定し、達成感を味わう。
- 成功体験： 良い結果が出たときは、自分を褒め、自信をつける。
- ポジティブ思考： ポジティブな気持ちを持ち、前向きに考える。
- 感謝の気持ち： おばあ様への感謝の気持ちを忘れずに、接する。
8. 法律と制度の活用：知っておくべきこと
介護に関する法律や制度を知っておくことで、より適切な対応が可能になります。
知っておくべき法律と制度：
- 介護保険： 介護保険制度を利用することで、介護サービスの費用負担を軽減できる。
- 成年後見制度： 判断能力が低下した高齢者の財産管理や身上監護を支援する制度。
- 高齢者虐待防止法： 高齢者虐待を防止するための法律。
- 地域包括支援センター： 介護に関する相談や支援を提供する窓口。
制度の活用方法：
- 介護保険の申請： 介護保険の申請を行い、要介護認定を受ける。
- ケアマネージャーとの連携： ケアマネージャーと連携し、適切なケアプランを作成する。
- 成年後見制度の利用： 必要に応じて、成年後見制度を利用する。
- 地域包括支援センターへの相談： 介護に関する悩みや疑問を、地域包括支援センターに相談する。
9. 専門家への相談：プロの力を借りる
一人で抱え込まず、専門家の力を借りることも重要です。
相談できる専門家：
- 医師： おばあ様の健康状態に関する相談。
- ケアマネージャー： 介護保険に関する相談、ケアプランの作成。
- ソーシャルワーカー： 介護に関する様々な相談、制度の利用に関するアドバイス。
- カウンセラー： 精神的な悩みに関する相談。
- 弁護士： 法律に関する相談。
専門家への相談のメリット：
- 客観的なアドバイス： 専門的な知識や経験に基づいた客観的なアドバイスを受けられる。
- 問題解決のサポート： 問題解決に向けた具体的なサポートを受けられる。
- 心の負担軽減： 悩みを共有し、心の負担を軽減できる。
- 情報収集： 最新の介護に関する情報を得られる。
相談の準備：
- 相談内容の整理： 相談したい内容を事前に整理しておく。
- 情報収集： 必要な情報を事前に集めておく。
- 質問の準備： 相談したい質問を事前に準備しておく。
相談の活用方法：
- 積極的に質問する： 疑問点を積極的に質問し、情報を得る。
- アドバイスを実践する： 専門家のアドバイスを参考に、具体的な行動を起こす。
- 定期的な相談： 定期的に相談し、状況の変化に対応する。
専門家への相談を検討しましょう
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10. まとめ：あなたの心の健康を第一に
おばあ様の介護は、あなたにとって大変な負担になっていることでしょう。しかし、あなたの心の健康を第一に考え、無理のない範囲で介護を続けることが大切です。
今回の記事のポイント：
- 現状の理解： 問題点を整理し、客観的に状況を把握する。
- 心のケア： 自分の感情を理解し、休息や相談など、心のケアを行う。
- コミュニケーション： 効果的なコミュニケーションを心がけ、おばあ様との関係を改善する。
- 医療との連携： 医師との連携を密にし、情報共有と相談を行う。
- 介護サービスの活用： 介護サービスを利用し、負担を軽減する。
- 家族間の協力： 家族で協力し、チームとして介護に取り組む。
- 長期的な視点： 長期的な視点を持ち、焦らずに、地道な努力を続ける。
- 法律と制度の活用： 介護に関する法律や制度を理解し、活用する。
- 専門家への相談： 専門家の力を借り、アドバイスを受ける。
最後に：
介護は、一人で抱え込まず、周りの人に頼りながら、少しずつ進んでいくものです。
あなたの心の健康を大切にし、無理のない範囲で、おばあ様との穏やかな日々を目指してください。
応援しています。
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