精神障害を抱えながら家族の介護…打開策を見つけるためのキャリアコンサルタントからのアドバイス
精神障害を抱えながら家族の介護…打開策を見つけるためのキャリアコンサルタントからのアドバイス
まずは、ご相談内容を詳しく拝見しました。現在の状況は非常に複雑で、精神的な負担も大きいことと思います。ご自身が精神的な問題を抱えながら、ご主人、息子さん、そして義母の介護という、複数の問題に直面されている状況は、想像を絶するものです。経済的な問題、家族間のコミュニケーションの難しさ、そして将来への不安など、様々な困難が重なり合っていることでしょう。
皆様のお知恵を拝借いたしたいと思います。長文になります。
現在、精神障害を患い障害年金で生計を立てている主婦です。
家族構成は、主人(４５歳)息子(１１歳)と、義母が自宅と我が家を行ったり来たりしている状態です。主人は、左肩を負傷しており、仕事に就けない状態がしばらく続いております。
義父は昨年他界し、戒名もないままお墓にも入れず我が家のコツの状態で保管しております。
義母の通帳は義兄夫妻が握っておりますが、義母のお世話や実家が継ぎたくないといっています。（相続放棄を書面にてしております。）
その為、我が家で義母のお世話をしております。
しかし、前述したとおり義母の通帳や印鑑一式を義兄夫妻が管理しているので、義母に対しての生活費や義母のお小遣いは与えられていない状態です。
義兄夫妻は通帳一式を社会福祉協議会へ一任するとのことです。
しかし、現状では、義父の戒名やお墓への安置も未完のままなので一任する前に義母の通帳一式を変換していただきたいのですが、連絡しても応じてもらえずにいます。
義母は義父が生存している際に２回ボヤを起こし改装していない自宅（消防署の方には人が住む家でないといわれました。）に一人で住みたいといっていますが、自宅は、台所の床が抜けており自炊できる状態ではありません。また、家に上がるのも土足なので衛生上よくありません。
このような状態ですから、義母を自宅で一人暮らしをさせるわけにもいかず、我が家でお世話をしているのですが、その間にも買いもに行くといって２回ほど行方不明になり最初の１回は警察に捜索願を出し捜索していただきましたが、本人は懲りていません。
そんな義母は要介護２です。
私の意見としては施設に入れたいのですが、義兄や主人は要介護２だと施設の費用が高いし施設に入れないといっています。担当のケアマネージャーに連絡して相談してみては?と促しても考えておくといい、そのまま放置されております。
私の考えが甘いのでしょうか。あるいは間違った考え方をしているのでしょうか。
主人や義兄夫妻と相談しても義母が遮断してしまい逆ギレして手に負えない始末です。
このような状態を打破するための良いアイディアがございましたらご教示いただきたいと思います。宜しくお願い致します。
この状況を打開するために、いくつかのステップを踏んでいくことが重要です。以下に、具体的なアドバイスと、それぞれのステップで考慮すべき点、そして、あなたのキャリアをどのようにサポートできるかについて説明します。
1. 現状の整理と問題点の明確化
まず、現状を客観的に整理し、問題点を具体的に洗い出すことが重要です。これは、問題解決の第一歩となります。
- 家族構成とそれぞれの状況の把握: ご主人、息子さん、義母、義兄夫妻それぞれの状況を整理しましょう。それぞれの健康状態、経済状況、そして介護に対する考え方を明確にすることが大切です。
- 経済状況の把握: 障害年金、ご主人の収入、義母の資産（義兄夫妻が管理しているものも含む）など、収入と支出を把握しましょう。これにより、今後の選択肢を検討する際の基盤ができます。
- 介護サービスの利用状況の確認: ケアマネージャーとの連携状況、利用できる介護サービスの種類、そしてそれらの費用を把握しましょう。
- 問題点のリストアップ: 義母の介護問題、義兄夫妻との関係、経済的な問題、ご自身の精神的な負担など、具体的な問題点をリストアップしましょう。
2. 専門家との連携
一人で抱え込まず、専門家の力を借りることが重要です。専門家は、あなたの状況を客観的に分析し、具体的なアドバイスを提供してくれます。
- ケアマネージャーとの連携強化: ケアマネージャーは、介護に関する専門家です。義母の介護に関する相談はもちろん、施設入所に関する情報収集や手続きのサポートも期待できます。積極的に連絡を取り、現状を共有し、今後のプランについて相談しましょう。
- 弁護士への相談: 義母の財産管理、相続、そして義兄夫妻との関係について、弁護士に相談することも検討しましょう。弁護士は、法的な観点からアドバイスを提供し、必要な手続きをサポートしてくれます。特に、義母の通帳や印鑑の問題、義父の戒名やお墓の問題など、法的な問題が絡んでいる場合は、専門家の助けが必要です。
- 精神科医やカウンセラーへの相談: ご自身の精神的な負担が大きい場合は、精神科医やカウンセラーに相談しましょう。専門家は、あなたの心のケアを行い、ストレスを軽減するためのアドバイスを提供してくれます。
3. 家族とのコミュニケーション
家族とのコミュニケーションは、問題解決の鍵となります。しかし、感情的になりやすい状況では、建設的な話し合いをすることが難しい場合もあります。以下の点に注意して、コミュニケーションを図りましょう。
- 冷静な話し合い: 感情的にならず、冷静に話し合いをすることが重要です。事前に、話したい内容を整理し、相手の意見も聞く姿勢を持ちましょう。
- 第三者の介入: 家族間の話し合いが難航する場合は、ケアマネージャーや弁護士など、第三者に仲介を依頼することも検討しましょう。
- それぞれの考えを尊重する: 家族それぞれが、異なる考えを持っていることを理解しましょう。相手の意見を尊重し、共通の目標を見つける努力をしましょう。
- 具体的な提案: 抽象的な話ではなく、具体的な提案をしましょう。例えば、「義母を施設に入所させる」という提案をする場合は、具体的な施設の候補、費用、入所までの手続きなどを提示することで、話し合いが進みやすくなります。
4. 介護施設の検討
義母の介護について、施設入所を検討することは、あなたの負担を軽減し、義母の安全を守るために有効な選択肢です。しかし、費用や入所条件など、様々な問題があります。以下の点を考慮して、検討を進めましょう。
- 費用の確認: 介護施設の費用は、施設のタイプやサービス内容によって異なります。複数の施設を比較検討し、ご自身の経済状況に合った施設を選びましょう。自治体の補助金制度なども確認し、利用できる制度があれば活用しましょう。
- 施設の選択: 義母の状況や希望に合った施設を選びましょう。例えば、認知症の症状がある場合は、認知症対応型の施設が良いでしょう。施設の雰囲気、スタッフの対応、そして入居者の様子などを確認し、義母が安心して過ごせる施設を選びましょう。
- 入所手続き: 施設への入所には、様々な手続きが必要です。ケアマネージャーや施設のスタッフに相談し、必要な書類や手続きを確認しましょう。
5. 経済的な問題への対策
経済的な問題は、介護に関する大きな悩みの一つです。以下の対策を検討しましょう。
- 収入の確保: ご主人の就労支援、障害年金の活用など、収入を確保するための方法を検討しましょう。
- 支出の見直し: 支出を見直し、無駄な出費を削減しましょう。
- 資産の活用: 義母の資産を活用する方法を検討しましょう。弁護士に相談し、適切な方法で資産を管理し、生活費に充てることができないか検討しましょう。
- 補助金制度の活用: 介護保険制度、自治体の補助金制度など、利用できる制度があれば積極的に活用しましょう。
6. ご自身のキャリアについて
ご自身のキャリアについても、この機会に見つめ直す良い機会です。精神的な問題を抱えながら、介護にも従事している状況では、仕事との両立が難しい場合もあります。しかし、キャリアを諦める必要はありません。以下の点を考慮して、今後のキャリアプランを検討しましょう。
- 自己分析: 自分の強み、興味、そしてキャリア目標を明確にしましょう。
- 情報収集: どのような仕事があるのか、どのようなスキルが必要なのか、情報収集を行いましょう。
- スキルアップ: 必要なスキルを習得するための方法を検討しましょう。オンライン講座、資格取得、そして職業訓練など、様々な方法があります。
- 柔軟な働き方: 在宅ワーク、時短勤務、そしてパートタイムなど、柔軟な働き方を検討しましょう。
- キャリアコンサルタントの活用: キャリアコンサルタントは、あなたのキャリアプランを一緒に考え、具体的なアドバイスを提供してくれます。
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7. ストレス管理とメンタルヘルスケア
精神障害を抱えながら、介護という大きな負担を抱えているあなたは、非常に大きなストレスを感じていることでしょう。ストレスを放置すると、心身に様々な悪影響を及ぼします。以下の方法で、ストレスを管理し、メンタルヘルスケアを行いましょう。
- 休息と睡眠: 十分な休息と睡眠をとり、心身を休ませましょう。
- 気分転換: 趣味や好きなことに時間を使い、気分転換を図りましょう。
- 運動: 適度な運動は、ストレスを軽減し、心身の健康を促進します。
- 相談: 信頼できる人に悩みを聞いてもらいましょう。
- 専門家のサポート: 精神科医やカウンセラーのサポートを受けましょう。
8. 長期的な視点を持つ
問題解決には時間がかかる場合があります。焦らず、長期的な視点を持って、一つ一つ問題を解決していくことが重要です。そして、自分を責めず、頑張っている自分を褒めてあげてください。
9. 具体的な行動計画の作成
上記のステップを踏まえ、具体的な行動計画を作成しましょう。いつ、誰に、何を相談するのか、そして、いつまでに何をするのか、具体的な目標を設定し、計画的に行動しましょう。
10. 成功事例の紹介
同じような状況から抜け出した人たちの成功事例を知ることは、あなたの励みになるはずです。以下に、参考になる事例を紹介します。
- 事例1: 精神障害を抱えながら、家族の介護と仕事の両立を実現したAさんの事例。Aさんは、ケアマネージャーやカウンセラーのサポートを受けながら、在宅ワークで仕事を見つけ、家族との時間を確保しながら、キャリアを築いています。
- 事例2: 義母の介護施設への入所を実現したBさんの事例。Bさんは、家族との話し合いを重ね、義母の希望を尊重しながら、適切な施設を選び、入所手続きをスムーズに進めました。
11. まとめ
今回の相談は、非常に複雑で困難な状況ですが、諦めずに、一つ一つ問題を解決していくことで、必ず道は開けます。まずは、現状を整理し、専門家との連携を強化しましょう。そして、家族とのコミュニケーションを図り、介護施設の検討、経済的な問題への対策、そしてご自身のキャリアプランを検討しましょう。ストレス管理とメンタルヘルスケアも忘れずに行いましょう。そして、長期的な視点を持って、焦らず、一歩一歩進んでいきましょう。あなたの努力は必ず報われます。応援しています。
このアドバイスが、あなたの問題解決の一助となれば幸いです。もし、さらに具体的なアドバイスが必要な場合は、お気軽にご相談ください。あなたのキャリアを全力でサポートします。
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