「殺意」を抱いたあなたへ:アルコール依存症の父親との葛藤と、キャリアへの影響
「殺意」を抱いたあなたへ:アルコール依存症の父親との葛藤と、キャリアへの影響
この記事では、アルコール依存症の父親との関係で「殺意」を抱いてしまったという、非常に苦しい状況にあるあなたに向けて、その感情を抱くことが「人間失格」ではないこと、そして、その感情があなたのキャリアや将来にどのような影響を与える可能性があるのか、具体的な対策と共にお伝えします。あなたの抱える深い苦しみ、そして将来への不安を少しでも和らげられるよう、寄り添いながら解説していきます。
人生相談&法律的観点
アル中の父と、自分が感じた「殺意(実行はしていません)」について
※長々となる事、お許し下さい。
[前提]…もともと酒が止められない質で、休肝日がなく、後々の酔いを考え、下記(1)-(4)まで、ワンカップ焼酎1缶を呑んでいた。
(1)59歳に脳梗塞で入院、奇跡的に、治療が功を奏し、また、リハビリを続け、職場に復帰。
(2)とはいえ、日が経つにつれ、体調面で思わしくない面が出て、会社と相談の上、62歳で退職。
(3)退職後1年間は、リハビリに励み、外を積極的に出回っていた。
(4)64歳頃から、急に「リハビリは嫌だ」と言い出し、寝室でTVを見ながら、日々を過ごす生活。
(5)65歳に、介護認定され、ヘルパーさんが来る。
(6)酒がないと、戸棚、台所の備蓄庫等を探し漁る。料理酒すら飲む有様。更に妻のバッグを漁る。⇒酒なら何でも良い状況。
(7)リハビリを全くせず、自らシャワーも浴びず、食事もろくに採らず、カロリーメイトブロック・飲料を食事とする有様。
(8)ついには、寝室からリビングで食事をするのが面倒で、リビングのソファで寝たきり状態。
(9)オムツをしているも、間に合わず、漏らしている状態。その後始末をするのは、母。
(10)自分自身で起き上がることは出来ず、母に起こして貰う状態。
(11)ただし、「酒」の為なら、オートマの車を運転して、近くのコンビニで買う。それも。店員さんに「ワンカップ持って来て」と店員さんに頼み、自分はレジで待つ有様。
(12)酒が切れると、「お酒頂戴ぃ~」と物乞いする有様。
(13)ヘルパーさんに「自信がしっかりしないと治るものも治らない」と諭され、更に医者からは「酒を止めること」と諭されるも、馬耳東風。
(14)あまりにも情けない父に、母=妻は愛想をつかし、いつも喧嘩。
(15)しかし、毎日の世話をするのは、母、その母も、日中ではあるがパートの仕事をしている。
(16)ワンカップ焼酎を自分で買ってきているので(11)、4本/日空けていることになる。その殻缶はそこら辺に投げ捨てる。
(17)ついには、飲酒運転をしてまでも、買いに行こうとした。
(18)施設に預けようにも200人待ち状態。
(19)本人は、「体が動かないから仕方ない」と、コトあるごとにホザき、挙句の果て、「死んだ方が良いのかなぁ」と呟く。目の生気はない。
このG.W.に帰省し、上記(7)~(19)を目の当たりにし、自分は下記のような行動/心境に至りました。
下記(a)~(i)は、人間として失格でしょうか。それとも仕方ない事でしょうか。、あた、犯罪行為一歩手前でしょうか?
(a)アル中の成れの果ての「廃人」と思った。
(b)幼少期は、自分に対し、箸の持ち方から、礼儀作法まで徹底的に仕込んだ父なのに、この体たらく、「あまりにも情けなく」、涙すら出なかった
(c)「死んだ方が良いのかなぁ」とホザくので、正直、自分は「死んでほしい」と思っている。
(d)自分の力で起き上がろうとする努力はせず、ソファで起き上がろうと「起こしてぇ~」とホザいたので、本来なら、父のことを考え、優しさから、そっと起き上がらせるべきところを、自分はカッとして、力任せに起こした。
(d’)すると、「痛え”ぇ」「うるせえ”ぇ」と叫び、自分を睨みつけた。
(e)自分では何もできない父に、上記(1)~(19)と(a)~(d’)に「殺意」が湧きました。
(f)台所とリビングが一緒なので、シンクにあった包丁を見て、思わず手に取りました。
(f’)「そんなに死にたいのなら、包丁を目の前に差し出すから、腹を切れ!」と思いました。
(f”)包丁を手に取ったまま、父に突進しようとすら考えた。
※手に取っただけで、直ぐにシンクに戻しました。
(g)実は、父の父=祖父も、飲酒運転で同乗者を殺め、ろくに働かず、四六時中酒に溺れ、二尾寝ころび、ついには、脳梗塞を2回患い、それでも養命酒なら、と飲んでいた。
⇒そんな祖父を父は軽蔑し、「武士の末裔なら、潔く腹を切れ!」とホザいていました。
(h)…(g)に関し、上記、祖父と同じ状況を全く理解していないことを、自分は頭に来て「あんたも祖父と一緒だ!」と声を張り上げました。
(i)結果論ですが、父を選んで結婚したとはいえ、母があまりも不憫です。母の人生は。父の介護のための人生なのでしょうか?
皆さんに伺いたいのは…
(イ)上記(a)~(c)の心境を抱いた、自分は人間「失格」でしょうか?
(ロ)上記(a)~(c)は、肉親であるが故に、余計巣の感情が強くなるのは、仕方ないことと、許される部分はあるのでしょうか?
(ハ)上記(e)の殺意が湧くのは(実行はしていません)、犯罪の構成要件になるのでしょうか。殺人罪、または殺人未遂罪など…。
(ニ)上記(f’)-(f”)の通り、手に取っただけで、包丁をすぐにシンクに戻し、父の目の前に、包丁を置かなかったとはいえ、殺人未遂に関する犯罪になるのでしょうか?法的に逮捕、訴追される行為でしょうか?
(ホ)酒に溺れ、ろくにリハビリもせず。尿漏れをする有様。脳梗塞は「自業自得」と思います
1. 感情を抱くことは「人間失格」なのか?
まず、あなたが抱いた感情について、あなたが「人間失格」であるかどうかの問いに対する答えから始めましょう。結論から言うと、あなたは決して「人間失格」ではありません。むしろ、人間らしい感情を持っていると言えます。
アルコール依存症の父親の姿を目の当たりにし、絶望、怒り、そして「死んでほしい」という感情を抱くことは、決して異常なことではありません。長年にわたる苦しみ、介護の負担、そして将来への不安が、そのような感情を生み出すのは当然のことです。特に、幼少期に厳しく育てられたという背景がある場合、そのギャップからくる落胆や怒りは、計り知れないものがあるでしょう。
感情を抱くことは、人間である証です。大切なのは、その感情をどのように受け止め、どのように対処していくかです。感情を否定したり、無理に抑え込もうとすると、心身に悪影響を及ぼす可能性があります。まずは、自分の感情を認め、受け入れることから始めましょう。
2. なぜ、このような感情を抱いてしまうのか?
なぜ、あなたはこのような感情を抱いてしまうのでしょうか? その背景には、様々な要因が複雑に絡み合っています。以下に、主な要因をいくつか挙げ、詳しく解説します。
- 長年の苦しみと介護の負担
- 期待と現実のギャップ
- 自己肯定感の低下
- 将来への不安
アルコール依存症の父親の看病は、心身ともに大きな負担を強います。長年にわたる飲酒、健康状態の悪化、そして介護の必要性は、あなたに大きなストレスを与えているはずです。特に、母親の介護を間近で見て、自身の将来に不安を感じることも、感情を悪化させる要因となります。
幼少期に厳しく育てられた父親が、現在の姿になったことに対する落胆は大きいでしょう。かつては頼りがいのある存在であった父親が、自己管理能力を失い、依存症に陥ってしまった。そのギャップが、怒りや悲しみ、そして「死んでほしい」という感情を生み出す原因となります。
家族の問題に直面すると、自己肯定感が低下することがあります。自分は一体何ができるのだろうか、なぜこんな状況になってしまったのだろうか、と自問自答し、自己嫌悪に陥ることも少なくありません。このような負の感情が、さらに精神的な負担を増やし、感情を悪化させます。
父親の介護を通して、自身の将来や、家族の将来について不安を感じることは自然なことです。経済的な問題、健康問題、そして孤独感など、様々な不安が、感情を不安定にさせます。
3. 感情が「犯罪」になる可能性はあるのか?
次に、あなたの感情が犯罪に該当する可能性について考えてみましょう。今回のケースでは、実際に危害を加えたわけではないため、直ちに犯罪として問われることはありません。
- 殺意
- 殺人未遂
- 法的観点からのアドバイス
「殺意」を抱くこと自体は、犯罪ではありません。しかし、殺意を実行に移した場合、殺人罪や殺人未遂罪に問われる可能性があります。
包丁を手に取ったものの、実際に危害を加える行為に至らなかったため、殺人未遂罪には該当しません。ただし、状況によっては、警察の捜査対象となる可能性はあります。
法的な判断は、専門家である弁護士に相談することをお勧めします。弁護士は、具体的な状況を詳細に聞き取り、法的観点から適切なアドバイスをしてくれます。また、今後の対応についても、的確なアドバイスを受けることができます。
重要なのは、感情を抱いたとしても、それを実行に移さないことです。もし、感情がコントロールできなくなりそうになった場合は、専門家への相談や、適切なサポートを受けるようにしましょう。
4. 感情との向き合い方:具体的な対策
あなたの感情と向き合い、心の平穏を取り戻すためには、具体的な対策が必要です。以下に、いくつかの対策を提案します。
- 感情を記録する
- 専門家への相談
- 休息とリフレッシュ
- 家族とのコミュニケーション
- 距離を置くことも考える
日記やノートに、自分の感情を書き出す習慣をつけましょう。感情を言葉にすることで、客観的に自分を理解し、整理することができます。また、感情のパターンを把握し、対策を立てることも可能になります。
精神科医やカウンセラーなどの専門家に相談し、心のケアを受けましょう。専門家は、あなたの感情を理解し、適切なアドバイスやサポートを提供してくれます。また、認知行動療法などの治療法も検討できます。
心身ともに休息を取り、リフレッシュする時間を作りましょう。趣味に没頭したり、自然の中で過ごしたりすることで、ストレスを軽減し、心のバランスを整えることができます。また、十分な睡眠とバランスの取れた食事も重要です。
家族とのコミュニケーションを大切にし、自分の気持ちを伝えましょう。特に、母親との関係性を見つめ直し、お互いを支え合うことが重要です。必要であれば、家族カウンセリングを受けることも検討しましょう。
どうしても辛い場合は、一時的に距離を置くことも必要です。物理的な距離だけでなく、精神的な距離を置くことも、心の健康を守るためには重要です。ただし、完全に縁を切るのではなく、適切な距離を保ちながら、関係性を維持する方法を模索しましょう。
5. キャリアへの影響と対策
アルコール依存症の父親の介護は、あなたのキャリアにも影響を与える可能性があります。介護に時間を取られ、仕事に集中できなくなる、キャリアアップの機会を逃す、といったことが考えられます。しかし、適切な対策を講じることで、キャリアへの影響を最小限に抑え、むしろ成長の機会に変えることも可能です。
- キャリアプランの見直し
- スキルアップ
- 情報収集とネットワーキング
- 上司や同僚への相談
- 転職も視野に
介護の状況に合わせて、キャリアプランを見直す必要があります。長期的・短期的な目標を設定し、柔軟に対応できるプランを立てましょう。例えば、在宅勤務や時短勤務など、働き方を変えることも検討できます。
介護の合間を縫って、スキルアップを図りましょう。オンライン講座や資格取得など、様々な方法があります。スキルアップは、あなたのキャリア価値を高め、将来の選択肢を広げることにもつながります。
介護と仕事の両立に関する情報を収集し、同じような境遇の人たちと交流しましょう。ネットワーキングを通じて、情報交換やサポートを受けることができます。また、キャリアに関する相談も、積極的に行いましょう。
職場の理解を得ることも重要です。上司や同僚に、介護の状況を説明し、協力を仰ぎましょう。理解のある職場であれば、様々なサポートを受けることができます。ただし、個人情報保護の観点から、どこまで話すかは慎重に判断しましょう。
現在の職場での両立が難しい場合は、転職も視野に入れましょう。介護と仕事の両立を支援する企業や、在宅勤務が可能な企業など、あなたの状況に合った職場を探しましょう。転職エージェントに相談し、情報収集することも有効です。
あなたのキャリアは、あなたの人生の一部です。介護に直面しても、キャリアを諦める必要はありません。むしろ、介護を通して得た経験や学びを、キャリアに活かすことも可能です。困難を乗り越え、より豊かな人生を築いていきましょう。
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6. 母親へのサポート:あなたの心の安定のために
母親の存在は、あなたの心の安定にとって非常に重要です。父親の介護を一人で抱え込んでいる母親を支えることは、あなたの精神的な負担を軽減し、より良い関係性を築くことにつながります。以下に、母親へのサポート方法をいくつか提案します。
- コミュニケーションを密にする
- 家事や介護の分担
- 母親の休息時間を確保する
- 専門家への相談を勧める
- 感謝の気持ちを伝える
普段から、母親とのコミュニケーションを密にしましょう。電話やメール、直接会って話すなど、様々な方法で、お互いの気持ちを伝え合いましょう。母親の悩みや不安を聞き、共感することが大切です。
家事や介護の負担を分担しましょう。できる範囲で、食事の準備、掃除、洗濯、買い物などを手伝いましょう。また、父親の介護を手伝い、母親の負担を軽減することも重要です。遠方に住んでいる場合は、週末に帰省したり、ヘルパーを頼むなど、様々な方法を検討しましょう。
母親が休息できる時間を作りましょう。母親が趣味を楽しんだり、友人との時間を過ごせるように、積極的にサポートしましょう。母親が心身ともにリフレッシュできる環境を整えることが大切です。
母親が一人で抱え込んでいる場合は、専門家への相談を勧めましょう。カウンセラーやソーシャルワーカーなど、専門家は、母親の心のケアをサポートしてくれます。また、介護に関する情報提供や、具体的なアドバイスもしてくれます。
日頃から、母親への感謝の気持ちを伝えましょう。言葉で伝えるだけでなく、手紙を書いたり、プレゼントを贈ったりすることも効果的です。感謝の気持ちを伝えることで、お互いの絆を深め、より良い関係性を築くことができます。
7. 法律的な問題への対応
今回のケースでは、法的な問題に発展する可能性は低いですが、今後のために、法律的な問題への対応についても知っておきましょう。
- 弁護士への相談
- 成年後見制度の利用
- 医療機関との連携
- 証拠の保全
感情がコントロールできなくなったり、法的な不安を感じた場合は、弁護士に相談しましょう。弁護士は、あなたの状況を詳細に聞き取り、法的観点から適切なアドバイスをしてくれます。また、今後の対応についても、的確なアドバイスを受けることができます。
父親の判断能力が低下している場合は、成年後見制度の利用を検討しましょう。成年後見制度は、本人の財産管理や身上監護をサポートする制度です。弁護士や司法書士に相談し、手続きを進めましょう。
父親の治療やケアについて、医療機関と連携しましょう。医師や看護師は、専門的な知識と経験を持っており、適切なアドバイスやサポートを提供してくれます。また、今後の治療方針についても、相談することができます。
万が一、法的な問題に発展した場合に備えて、証拠を保全しておきましょう。例えば、父親の飲酒に関する記録や、介護に関する記録などです。これらの証拠は、あなたの権利を守るために役立ちます。
8. まとめ:未来への一歩を踏み出すために
この記事では、アルコール依存症の父親との関係で「殺意」を抱いてしまったという、非常に苦しい状況にあるあなたに向けて、その感情を抱くことが「人間失格」ではないこと、そして、その感情があなたのキャリアや将来にどのような影響を与える可能性があるのか、具体的な対策と共にお伝えしました。あなたの抱える深い苦しみ、そして将来への不安を少しでも和らげることができたでしょうか。
あなたの置かれた状況は、非常に困難です。しかし、あなたは決して一人ではありません。あなたの感情を理解し、支えてくれる人が必ずいます。専門家への相談、家族とのコミュニケーション、そして、自分自身の心のケアを大切にしながら、未来への一歩を踏み出してください。
あなたの人生は、あなたのものです。困難を乗り越え、より豊かな人生を築いていくことを心から応援しています。
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