寝たきりの義母の介護と転職活動の両立：あなたができること
寝たきりの義母の介護と転職活動の両立：あなたができること
この記事では、寝たきりの義母の介護と、ご自身のキャリアに関するお悩みを抱えるあなたに向けて、具体的なアドバイスを提供します。介護と仕事の両立は、非常に困難な課題ですが、適切な情報とサポートを得ることで、より良い状況へと進むことができます。あなたの置かれた状況を理解し、一つ一つ問題を解決していくための具体的なステップを提示します。
義母のことでご相談させてください。義母は３年前にくも膜下出血で倒れ、それ以来寝たきりになっています。意識はありますが全く動けず、話すことも出来ない状態です。唯一左の肘から先が少し動かせていました。その後胃ろうの手術を受け、現在入院中の病院へ変わりました。
手術を受ける際に定期的に胃ろうチューブを交換する話は聞いていましたが、その期間をはるかに上回る期間を経て、３ヶ月前に現在入院している病院で交換すると言うことになりました。
その際に事前に撮ったレントゲンで腹部と胃の間に大腸が入っていた事が分かり、チューブが大腸を貫通した状態で胃とつながっていた事が分かりました。医師から医療ミスなので手術された病院へ話をされた方が良いのではといわれましたが、腹膜炎など起こしておらず、これといった事がなかったので何も言わずにおくつもりでした。
チューブが通っていた穴がふさがったらもう１度胃ろうの手術をしますと言う話になっていましたが、胃ろうのチューブの交換だけなら今の病院で対応できるが、胃ろうの手術を最初からとなるとそれは対応出来ないとの事で、結局穴がふさがるまで待って、その後もう１度、前に胃ろう手術をした（ミスした所しか胃ろう手術していなかった為）病院へ一時転院する話になっていました。
ところがそれが分かってから２ヶ月ほどした時に担当医から大腸との癒着が思ったよりひどいので通常の手術が出来ない。それを離そうと思ったら全身麻酔をかけて手術をしなくてはいけないのであちらの病院では対応出来ない。対応してくれる病院を探しますと言われました。それからまた１ヶ月。
今日義父に話があり、１度くも膜下出血で倒れた人への全身麻酔はリスクが高すぎるので出来ないと言われました。
最初に書かせて頂いたように義母は全く動けず離せずですが、意思はあります。目の表情で分かります。涙は流します。
その義母の唯一動く右手を胃ろうチューブを抜いてからは鼻からのチューブになった為抜くといけないと言う事でずっと拘束されています。３ヶ月その状態なので今ではほとんど動きません。
食事もゼリー食から始めてやっと１時間かけておかゆが食べれる所まで来ていました。今は食事もさせてもらえません。すべて鼻からの栄養と点滴です。点滴はそけい部から入れていてそれまでは家族で車椅子に乗せ院内をウロウロしていましたがそれも出来ません。拘束され、食事もなくなり、寝たままずっと天井を見ています。意思が残っているのに・・・。
義母は今年64才です。まだ若い分このままの状態で長生きするかも知れません。何とかしてあげたいです。でもどこへ相談したら良いのか分かりません。
最初の病院も許せないし、今の病院ももっと早くに交換しようとしてくれていればそこまで癒着することもなかったのかと思います。
お金がほしい分けではありません。もし手術できないとしてそれでも生きなければいけない義母の環境をなんとかしてあげたいのです。
病院の介護はひどいです。尿漏れ、便漏れ、少し前は体位変換する時に横向けになった義母の体の下に手が入ったままになっていて親指に他の指のつめが当たった状態だったので大きな血豆が出来治るまで１ヶ月かかりました。なので施設へと思っていたのですがやっと受け入れ先を見つけ面接に来てもらえたのに胃ろうが安定していないばかりに断られました。
長々となってしまいました。どうかみなさんのお知恵をおかし下さい。どうぞよろしくお願い致します。
1. 現状の整理と感情の整理
まず、あなたの置かれている状況を整理し、抱えている感情を理解することから始めましょう。あなたは、義母の健康状態、医療体制の問題、そしてご自身のキャリアに関する不安など、多くの困難に直面しています。これらの問題を一つずつ整理し、感情的な負担を軽減するための具体的なステップを以下に示します。
1.1 現状の正確な把握
まず、現状を客観的に把握するために、以下の情報を整理しましょう。
- 義母の健康状態： 現在の病状、治療内容、今後の見通しについて、医師から詳細な説明を受け、記録に残しましょう。
- 医療体制の問題点： 医療ミスの可能性、病院の対応、今後の治療方針について、関係者と話し合い、記録に残しましょう。
- 介護体制： 病院の介護体制の問題点、施設入所の可能性、在宅介護の可能性について、情報を収集し、整理しましょう。
- 経済状況： 医療費、介護費用、生活費など、経済的な負担について、現状を把握し、必要な対策を検討しましょう。
1.2 感情の整理と受け入れ
次に、あなたが抱えている感情を認識し、受け入れることが重要です。怒り、悲しみ、不安、無力感など、様々な感情が入り混じっていることでしょう。これらの感情を否定せず、受け入れることで、精神的な負担を軽減することができます。
- 感情を言葉にする： 自分の気持ちをノートに書き出したり、信頼できる人に話したりすることで、感情を整理しましょう。
- 感情を表現する： 趣味や運動、リラックスできる時間を持つなど、自分なりの方法で感情を表現しましょう。
- 専門家のサポート： 心理カウンセラーや精神科医に相談し、専門的なサポートを受けることも有効です。
2. 医療問題への対応
義母の医療問題に対して、適切な対応をとることが重要です。医療ミスや不適切な対応があった場合、権利を主張し、義母の最善の治療を確保するために、以下のステップを実行しましょう。
2.1 情報収集と記録
まず、医療に関する情報を収集し、記録することが重要です。
- カルテの開示請求： 病院に対して、義母の診療記録（カルテ）の開示を請求しましょう。
- 医師の説明： 主治医から、病状、治療内容、今後の見通しについて、詳細な説明を受け、記録に残しましょう。
- セカンドオピニオン： 他の医師の意見（セカンドオピニオン）を聞き、治療方針について検討しましょう。
2.2 専門家への相談
医療問題について、専門家に相談することも有効です。
- 医療弁護士： 医療ミスや不適切な対応があった場合、医療弁護士に相談し、法的手段を検討しましょう。
- 医療コーディネーター： 医療コーディネーターに相談し、医療機関との交渉や、適切な医療機関の紹介を受けましょう。
- 患者支援センター： 病院の患者支援センターに相談し、問題解決のためのサポートを受けましょう。
2.3 医療機関との交渉
医療機関との間で、問題解決のための交渉を行うことも必要になる場合があります。
- 話し合い： 病院の担当者と話し合い、問題点や改善策について話し合いましょう。
- 書面での要求： 改善を求める場合は、書面で要求を提出し、記録を残しましょう。
- 第三者の介入： 必要に応じて、弁護士や医療コーディネーターなどの第三者の介入を依頼しましょう。
3. 介護体制の構築
義母の介護体制を構築することは、あなたの負担を軽減し、義母の生活の質を向上させるために不可欠です。以下のステップに従い、適切な介護体制を構築しましょう。
3.1 介護サービスの利用
介護保険サービスやその他の介護サービスを利用し、介護負担を軽減しましょう。
- ケアマネージャーへの相談： ケアマネージャーに相談し、介護保険サービスの利用計画（ケアプラン）を作成してもらいましょう。
- 訪問介護： 訪問介護サービスを利用し、食事、入浴、排泄などの介助を受けましょう。
- デイサービス： デイサービスを利用し、日中の活動やリハビリテーションを受けましょう。
- ショートステイ： ショートステイを利用し、一時的に介護から解放される時間を作りましょう。
3.2 施設入所の検討
施設入所も、介護体制を構築するための一つの選択肢です。義母の状況や、あなたの状況に合わせて、検討しましょう。
- 情報収集： 介護施設の情報を収集し、見学や体験入居を通じて、施設の特徴や雰囲気を把握しましょう。
- 施設の選択： 義母の状況や、あなたの希望に合った施設を選びましょう。
- 入所手続き： 施設への入所手続きを行い、入所後のサポート体制について確認しましょう。
3.3 在宅介護のサポート体制
在宅介護を選択する場合は、十分なサポート体制を構築することが重要です。
- 家族の協力： 家族と協力し、介護分担や役割分担について話し合いましょう。
- 地域のサポート： 地域の介護サービスや、ボランティア団体などのサポートを受けましょう。
- 情報交換： 介護に関する情報を交換し、悩みを共有できる仲間を見つけましょう。
4. キャリアと生活の両立
介護と仕事の両立は、非常に困難な課題ですが、適切な対策を講じることで、両立を実現することができます。以下のステップに従い、キャリアと生活の両立を目指しましょう。
4.1 労働環境の見直し
現在の労働環境を見直し、介護と両立しやすい働き方を検討しましょう。
- 勤務時間の調整： 勤務時間の短縮、時差出勤、テレワークなど、柔軟な働き方を会社に相談しましょう。
- 休暇制度の利用： 介護休暇、有給休暇など、利用できる休暇制度を積極的に活用しましょう。
- 職場の理解： 上司や同僚に、介護の状況を説明し、理解と協力を求めましょう。
4.2 キャリアプランの見直し
介護の状況に合わせて、キャリアプランを見直すことも必要です。
- 転職： 介護と両立しやすい職場への転職を検討しましょう。
- キャリアチェンジ： 介護に関する知識や経験を活かせる、介護関連の仕事へのキャリアチェンジを検討しましょう。
- スキルアップ： キャリアアップのために、資格取得やスキルアップを目指しましょう。
4.3 メンタルヘルスケア
介護と仕事の両立は、精神的な負担が大きくなることがあります。メンタルヘルスケアを行い、心身の健康を維持しましょう。
- 休息： 十分な休息を取り、心身を休ませましょう。
- ストレス解消： 趣味や運動、リラックスできる時間を持つなど、自分なりの方法でストレスを解消しましょう。
- 相談： 家族や友人、専門家などに相談し、悩みを共有しましょう。
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5. 成功事例と専門家の視点
介護と仕事の両立に成功している人々の事例や、専門家の視点を取り入れることで、具体的なヒントを得ることができます。
5.1 成功事例の紹介
介護と仕事の両立に成功している人々の事例を参考に、具体的な対策や工夫を学びましょう。
- 事例1： 40代女性、フルタイム勤務、親の介護： 介護保険サービスを最大限に活用し、ケアマネージャーとの連携を密にすることで、仕事と介護の両立を実現。週末はショートステイを利用し、自分の時間を確保。
- 事例2： 50代男性、管理職、配偶者の介護： 会社の理解を得て、テレワークや時差出勤を活用。介護休暇を積極的に取得し、家族との時間を確保。
- 事例3： 30代女性、転職、親の介護： 介護と両立しやすい職場への転職を成功させ、介護休暇や時短勤務制度を利用。介護に関する知識を活かせる仕事に就き、キャリアアップも実現。
5.2 専門家の視点
介護やキャリアに関する専門家の視点を取り入れ、より効果的な対策を検討しましょう。
- 介護専門家： 介護保険制度や介護サービスの利用について、専門家のアドバイスを受け、適切な介護体制を構築しましょう。
- キャリアコンサルタント： キャリアプランの見直しや、転職に関するアドバイスを受け、自分に合った働き方を見つけましょう。
- 精神科医・カウンセラー： メンタルヘルスに関する専門家のアドバイスを受け、心の健康を維持しましょう。
6. 今後の行動計画
最後に、具体的な行動計画を立て、一つ一つ実行していくことが重要です。あなたの状況に合わせて、優先順位をつけ、計画的に行動しましょう。
6.1 目標設定
まず、具体的な目標を設定しましょう。短期的な目標と、長期的な目標を設定し、達成可能なステップに分解しましょう。
- 短期的な目標： 1週間、1ヶ月単位で達成できる目標を設定しましょう。例：医師との面談、ケアマネージャーとの相談、介護サービスの利用開始など。
- 長期的な目標： 数ヶ月、数年単位で達成したい目標を設定しましょう。例：義母の生活の質の向上、キャリアプランの実現、心身の健康維持など。
6.2 行動計画の作成
次に、目標を達成するための具体的な行動計画を作成しましょう。各ステップについて、いつ、誰が、何をするのかを明確にしましょう。
- タスクの洗い出し： 目標達成に必要なタスクを全て洗い出し、リストアップしましょう。
- スケジューリング： 各タスクの期限や、所要時間を設定し、スケジュールに落とし込みましょう。
- 進捗管理： 定期的に進捗状況を確認し、必要に応じて計画を修正しましょう。
6.3 サポート体制の構築
一人で抱え込まず、周囲のサポートを得ながら、行動計画を実行しましょう。
- 家族との連携： 家族と協力し、介護分担や役割分担について話し合い、協力体制を築きましょう。
- 専門家との連携： 医師、ケアマネージャー、キャリアコンサルタントなど、専門家と連携し、アドバイスやサポートを受けましょう。
- 情報交換： 同じような状況の人々と情報交換し、悩みを共有し、励まし合いましょう。
7. まとめ
寝たきりの義母の介護と、ご自身のキャリアに関するお悩みは、非常に複雑で困難な問題です。しかし、現状を正確に把握し、感情を整理し、適切な対応をとることで、より良い状況へと進むことができます。医療問題への対応、介護体制の構築、キャリアと生活の両立、そしてメンタルヘルスケアなど、様々な課題に対して、具体的なステップを踏み、行動計画を立て、周囲のサポートを得ながら、一つ一つ解決していくことが重要です。あなたの努力が、義母の生活の質を向上させ、あなたのキャリアと生活の充実につながることを心から願っています。
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