79歳のお母様を老人ホームへ… 納得を得るための具体的なステップと、親御さんの気持ちに寄り添う方法
79歳のお母様を老人ホームへ… 納得を得るための具体的なステップと、親御さんの気持ちに寄り添う方法
この記事では、79歳のお母様を有料老人ホームに入れたいけれど、本人が納得してくれないという状況に直面している50代の主婦の方に向けて、具体的な解決策を提示します。介護と仕事の両立、そして親御さんの気持ちに寄り添うことの難しさ。この二つを両立するためのヒントをお届けします。
現在、一人暮らしの母を有料老人ホームに入れたいのですが納得してくれません
こんにちは、よろしくお願いします。
今の状況でどのようにしたらいいのか悩んでいます。できれば有料の老人ホームに入ってくれたらと
思っておりますが、どうしても納得してもらえません。どうしたらいいか良い知恵をおかしください。
- 母、79歳で現在は実家に一人暮らし
- 右足の膝から下に麻痺あり、認知症と高血圧あり、コレステロールも高く、現在治療中。
- 現在は要介護1の認定を受けています。
- 私は50歳主婦、主人と娘と実家から1時間強ほど離れたところに住んでいます。
- 仕事をしているので私は、週1-2回、仕事の休みの日は顔を出すようにしています。
- 母は、デイサービスを週に2回、ヘルパーさんも週2回来ていただいて、3月から訪問リハビリを受ける予定です
- 最近、食生活がうまくいかず、かなり太ってしまい運動不足を解消するための処置です。
- 母は食事が作れません。ご飯炊けますが、おかずのつくり方などの工程を把握できないそうです。
- なにか頼めば、ちゃんと洗濯も掃除も調理もできます。ただ、足が悪いので、限界もありますが・・・
- ヘルパーさんに買い物、食事の支度、お掃除など行っていただいてますが、週2日だし、デイサービス以外の日は
自分で食べなければなりません。私が行った時は何か作ってきますが・・ - ケアマネさんからは、宅配の給食を取るように勧められました。
- 今回、訪問リハビリを入れるためにヘルパーさんの回数を3回から2回に減らしました。
- 食事を作ってくれることが一番大事だと思うおのですが、ケアマネさんの考えはそうでもないようです。
- 食事が作れないことについて、私が最近初めて知りました。一緒に生活をしていないので、知らないことだらけかと思います。
- できれば、私の家の近くできた有料老人ホームに入れたいと考えています。
- でも納得してくれず、ショートステイなども誘ってみますが拒まれます。
- 母の認知は判断力がない状態とは言われています。
- だんだん認知症もひどくなってくるでしょうし、私もずっと通うのに、体がだんだんついて行かず、夜眠れず、時間がない中
なんとか病院に通っている状態です。 - 母は、疲れるから来なくていいよと言いますが、この状況ではそうもいかず、雪国なので除雪に行くことも必要で
なんとか通っている状態です。家族も休みの日は手伝ってくれますが、それも申し訳ない気がしています。 - 一番いいのは、母が私の近くに来てくれること
- うちに招くのは、主人と折り合いがあまりよくなく、難しいと思います。
現在の状況を箇条書きにしてみましたが、このような状況でどのように説得したら、来てくれるかいい知恵がありましたら
よろしくお願いします。
母に、私も来るのに大変だから近くに住まない?と言ったら「私頑張るからここにいる!」という返事だけです。
最近は子供のように拝むように「お願い!お願い!」を繰り返します。
どうかよろしくお願いします。補足ご回答、ありがとうございます。どの意見もとても参考になりました。私は嘘をついたり、無理に入れることは出来ないって思います。鬼にはなれません。みなさんの意見をみて、できる限り自宅で過ごさせて上げるのが一番いいかなって思えました。数ヶ月前から認知症の専門病院に行って先生から、時間の問題と言われ、いろいろ焦ってしまったのかもしれません。私には兄弟もなく主人も親の介護をしたことがないので、全く相談することもできず、一人で全部背負っている状況が辛いということもあります。相談出来る人が欲しいと最近切に思います。今の状況で一人暮らしを初めてもう1年半何事もなくすぎています。このままいけばいいのですが・・・本当にいろいろな助言を頂きありがとうございました。
1. 現状の課題を整理し、優先順位を明確にする
まず、現状の課題を整理し、優先順位を明確にすることから始めましょう。相談者様の状況を詳しく見ていくと、以下のような課題が浮かび上がります。
- 健康状態の悪化: 認知症の進行、足の麻痺、高血圧、コレステロールの問題など、複数の健康問題を抱えています。
- 生活の質の低下: 食事の準備ができない、ヘルパーの利用回数が限られているなど、日常生活に支障が出ています。
- 介護者の負担増: 遠距離からの訪問、雪国での除雪作業、自身の健康問題など、介護者の負担が大きくなっています。
- 本人の意思: 老人ホームへの入居を拒否し、自宅での生活を強く希望しています。
これらの課題を踏まえ、以下のように優先順位をつけ、具体的な対策を検討していくことが重要です。
- 本人の安全と健康の確保: 食事の確保、服薬管理、転倒防止など、健康状態を維持するための対策を最優先に考えます。
- 生活の質の向上: 食事のサポート、移動のサポート、趣味や交流の機会の提供など、生活の質を高めるための対策を検討します。
- 介護者の負担軽減: 訪問回数の調整、介護サービスの利用、家族や地域のサポートなど、介護者の負担を軽減するための対策を考えます。
- 本人の意思尊重: 本人の意向を尊重しつつ、安全で快適な生活を送れるように、様々な選択肢を提示します。
2. 本人の気持ちを理解し、寄り添うコミュニケーションを心がける
本人が老人ホームへの入居を拒否するのは、様々な理由が考えられます。不安、孤独感、自由の喪失、慣れ親しんだ環境からの離脱など、様々な感情が入り混じっている可能性があります。まずは、本人の気持ちを理解し、寄り添うコミュニケーションを心がけることが重要です。
- 傾聴: じっくりと話を聞き、本人の不安や悩みに耳を傾けましょう。感情を理解し、共感を示すことが大切です。
- 共感: 相手の気持ちに寄り添い、「それは大変でしたね」「つらいですね」など、共感の言葉を伝えましょう。
- 安心感を与える: 嘘をついたり、無理強いしたりせず、正直に状況を説明し、安心感を与えましょう。
- 選択肢を提示する: 老人ホームだけでなく、ショートステイ、デイサービス、訪問介護など、様々な選択肢を提示し、本人が自分で選べるように促しましょう。
- 一緒に考える: 一人で決めさせず、一緒に将来について考え、意思決定をサポートしましょう。
例えば、「なぜ老人ホームに入りたくないのか」を具体的に尋ね、その理由を丁寧に聞き出すことから始めましょう。「今の家が良い」「一人でいたい」といった漠然とした答えだけでなく、「何が不安なのか」「何が嫌なのか」を具体的に聞き出すことが重要です。その上で、本人の不安を解消するための情報提供や、具体的な解決策を提案していくことが効果的です。
3. 具体的な情報提供と、段階的なアプローチを試みる
本人が老人ホームに対して誤解や偏見を持っている場合もあります。まずは、老人ホームに関する正確な情報を提供し、理解を深めてもらうことが重要です。そして、段階的なアプローチで、少しずつ本人の気持ちを変化させていくことを目指しましょう。
- 情報提供: 老人ホームの種類、費用、サービス内容、入居者の生活の様子などを具体的に説明しましょう。パンフレットや見学ツアーなどを活用するのも良いでしょう。
- 見学: 本人と一緒に、いくつかの老人ホームを見学してみましょう。実際の施設の雰囲気や、入居者の様子を見ることで、本人の不安が軽減される可能性があります。
- 体験入居: ショートステイや体験入居を利用し、実際に老人ホームでの生活を体験してもらいましょう。
- 段階的なアプローチ: いきなり老人ホームへの入居を勧めるのではなく、まずはショートステイから始め、徐々にステップアップしていくのも良いでしょう。
例えば、最初は「見学に行ってみよう」と誘い、次に「ショートステイを試してみよう」と提案し、最終的に「入居を検討してみよう」という流れで、段階的に本人の気持ちを変化させていくことができます。
4. 専門家の意見を聞き、サポート体制を構築する
一人で抱え込まず、専門家の意見を聞き、サポート体制を構築することも重要です。ケアマネジャー、医師、ソーシャルワーカーなど、様々な専門家が、あなたの悩みを解決するためのサポートをしてくれます。
- ケアマネジャー: 介護に関する相談、ケアプランの作成、介護サービスの調整など、様々なサポートをしてくれます。
- 医師: 健康状態に関する相談、治療方針の決定、認知症に関するアドバイスなどをしてくれます。
- ソーシャルワーカー: 介護保険制度、福祉サービス、経済的な問題など、様々な相談に乗ってくれます。
- 家族や友人: 困ったことがあれば、遠慮なく相談しましょう。
- 地域のサポート: 地域の民生委員やボランティア団体など、様々なサポートが利用できます。
専門家のアドバイスを受けながら、適切な介護サービスを利用し、本人の安全と生活の質を確保しましょう。また、家族や友人との連携を密にし、協力して介護に取り組むことが重要です。
5. 介護保険制度を理解し、利用する
介護保険制度は、介護が必要な高齢者の生活を支えるための重要な制度です。介護保険制度を理解し、積極的に利用することで、介護者の負担を軽減し、本人の生活の質を向上させることができます。
- 要介護認定: 介護保険サービスを利用するためには、要介護認定を受ける必要があります。市区町村の窓口で申請し、認定調査を受けましょう。
- ケアプラン: ケアマネジャーが、本人の状態や希望に合わせて、ケアプランを作成します。ケアプランに基づいて、様々な介護サービスを利用することができます。
- 介護保険サービス: 訪問介護、通所介護、短期入所生活介護、福祉用具の貸与など、様々な介護サービスが利用できます。
- 費用: 介護保険サービスは、原則として費用の1割〜3割を自己負担します。所得に応じて、自己負担額が軽減される場合があります。
介護保険制度を最大限に活用し、適切な介護サービスを利用することで、本人の生活の質を向上させ、介護者の負担を軽減することができます。
6. 焦らず、長期的な視点で考える
介護は、長期にわたるものです。焦らず、長期的な視点で、本人の気持ちに寄り添いながら、一つ一つ問題を解決していくことが重要です。すぐに結果が出なくても、落ち込まず、諦めずに、根気強く向き合いましょう。
- 感情的にならない: 介護は、感情的になりやすい状況です。冷静さを保ち、客観的に状況を判断しましょう。
- 休息をとる: 介護者の心身の健康も重要です。適度に休息を取り、気分転換をしましょう。
- 自分を責めない: 介護は、一人で抱え込むものではありません。自分を責めず、周りの人に頼りましょう。
- 感謝の気持ちを持つ: 本人への感謝の気持ちを忘れずに、接しましょう。
介護は、大変なことも多いですが、同時に、かけがえのない時間でもあります。本人の笑顔のために、そして、自分自身の心の健康のために、前向きに介護に取り組みましょう。
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7. 成功事例から学ぶ
同じような状況を乗り越えた人たちの成功事例を参考にすることも、有効な手段です。インターネット検索や、地域の介護相談窓口などで、成功事例を探してみましょう。
- 事例1: 認知症の母親が老人ホームへの入居を拒否していたが、ショートステイを繰り返し利用することで、徐々に老人ホームへの抵抗感が薄れ、最終的に入居に同意した。
- 事例2: 遠方に住む娘が、母親の介護のために、近隣の老人ホームに入居を勧め、最初は拒否していた母親も、娘との定期的な面会や、施設のイベントへの参加を通して、徐々に馴染んでいった。
- 事例3: 夫の介護に疲れた妻が、ソーシャルワーカーのサポートを受けながら、夫と話し合いを重ね、最終的に夫婦で老人ホームに入居し、穏やかな生活を送っている。
これらの事例から、以下の教訓が得られます。
- 焦らない: 長い時間をかけて、本人の気持ちに寄り添うことが重要です。
- 情報提供: 正確な情報を提供し、本人の理解を深めることが大切です。
- コミュニケーション: 積極的にコミュニケーションを取り、本人の不安を解消することが重要です。
- 専門家のサポート: 専門家のサポートを受けながら、適切な介護サービスを利用することが大切です。
8. 介護と仕事の両立を支援する制度やサービスを活用する
介護と仕事の両立は、多くの人にとって大きな課題です。しかし、国や自治体、企業など、様々な機関が、介護と仕事の両立を支援するための制度やサービスを提供しています。これらの制度やサービスを積極的に活用することで、介護と仕事の両立を円滑に進めることができます。
- 介護休業: 介護が必要な家族がいる場合、最長93日まで介護休業を取得することができます。
- 介護休暇: 介護が必要な家族がいる場合、年間5日まで介護休暇を取得することができます。
- 勤務時間の短縮: 介護が必要な家族がいる場合、勤務時間の短縮や、在宅勤務などの制度を利用することができます。
- 介護費用に関する助成: 介護保険制度による自己負担額の軽減、高額介護サービス費制度など、介護費用に関する助成制度があります。
- 介護サービスに関する情報提供: 地域の介護相談窓口や、インターネット検索などで、介護サービスに関する情報を得ることができます。
これらの制度やサービスを積極的に活用し、介護と仕事の両立を支援する体制を整えましょう。また、職場の同僚や上司に相談し、理解と協力を得ることも重要です。
9. 家族間の連携を強化する
介護は、一人で抱え込むものではありません。家族間で協力し、連携を強化することで、介護者の負担を軽減し、本人の生活の質を向上させることができます。
- 情報共有: 介護に関する情報を、家族間で共有しましょう。本人の健康状態、介護サービスの利用状況、今後の計画など、定期的に情報交換を行いましょう。
- 役割分担: 家族間で役割分担を決め、それぞれの負担を軽減しましょう。例えば、訪問、買い物、食事の準備、家事など、得意な人が担当するように分担しましょう。
- 協力体制の構築: 困ったことがあれば、遠慮なく家族に相談しましょう。協力して、問題を解決しましょう。
- 定期的な話し合い: 定期的に家族で話し合い、介護に関する問題や課題を共有し、解決策を検討しましょう。
- 感謝の気持ち: 家族への感謝の気持ちを忘れずに、伝えましょう。
家族間の連携を強化することで、介護者の負担が軽減され、本人の生活の質が向上し、家族全体の絆が深まります。
10. 最後に:諦めないこと、そして、自分を大切にすること
今回の相談者様のように、ご家族の介護と向き合うことは、精神的にも体力的にも大変なことです。
しかし、諦めずに、一つ一つ問題を解決していくことで、必ず道は開けます。
そして、何よりも大切なのは、自分を大切にすることです。
介護に追われる中で、自分の健康や、休息をないがしろにしてしまいがちです。
しかし、介護者が心身ともに健康でなければ、良い介護はできません。
適度に休息を取り、自分の時間を確保し、心身のバランスを保ちましょう。
そして、周りの人に頼ることも重要です。
一人で抱え込まず、家族、友人、専門家など、頼れる人に相談し、助けを求めましょう。
今回の相談者様が、お母様とのより良い関係を築き、穏やかな日々を送れることを心から願っています。
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