75歳認知症の父親との生活と仕事の両立…施設側の責任や今後の働き方について
75歳認知症の父親との生活と仕事の両立…施設側の責任や今後の働き方について
この記事では、認知症の父親との生活と仕事を両立させる中で直面する様々な問題について、具体的なアドバイスと解決策を提示します。施設側の責任問題、今後の働き方、そして精神的な負担を軽減するための方法を、事例を交えながら解説します。読者の皆様が抱える不安を和らげ、より良い生活を送るためのお手伝いをさせていただきます。
認知症、要介護３、75歳の父親とふたり暮らしです。長文、乱文、失礼します。宜しくお願いいたします。
暴飲暴食、暴力、徘徊いろいろ大変でケアマネージャーと相談してショートステイに入っていましたが脱走して家に帰ってしまいました。父親が居なくなって施設では大騒ぎだったらしいですが私のところには連絡はありませんでした！この場合施設側の責任問題とかにはならないのでしょうか？謝罪もありませんでした…
ショートに入る前に散歩中家が分からなくなり３日間行方不明だったことも伝えてありました。
今後ショートに入れなくなることもあるのでしょうか？今は週6デイサービス行ってます。私は仕事もしてますし大変です、ひとりで不安でたまりません(><)助言などありましたら宜しくお願いいたします。
はじめに：現状の整理と問題点の明確化
ご相談ありがとうございます。75歳のお父様との二人暮らし、お仕事との両立、そして認知症による様々な問題…、本当に大変な状況ですね。まずは、現状を整理し、問題点を明確にすることから始めましょう。
ご相談内容から、以下の点が問題として挙げられます。
- 父親の認知症による行動の問題：暴飲暴食、暴力、徘徊など、介護する上での負担が大きい。
- ショートステイからの脱走：施設側の対応に対する不信感、責任問題への不安。
- 施設との連携不足：脱走時の連絡がなかったことへの不満。
- 今後の介護サービスの利用への不安：ショートステイの利用継続、デイサービスの利用など。
- 仕事との両立の難しさ：介護と仕事の両立による精神的、肉体的な負担。
- 孤独感と不安：一人で抱え込んでいることへの不安感。
これらの問題に対して、一つ一つ具体的な解決策を提示していきます。
1. 施設側の責任と対応について
まず、ショートステイからの脱走と施設側の対応についてです。施設側の責任を問えるかどうか、謝罪がなかったことへの不満、今後の対応について解説します。
1-1. 施設側の責任について
ショートステイは、一時的に介護を必要とする高齢者を預かる施設です。入所者の安全管理は、施設側の重要な責務です。今回のケースでは、認知症のお父様が脱走してしまったとのことですので、施設側の安全管理体制に問題があった可能性が考えられます。
具体的に、以下の点が問題点として挙げられます。
- 安全対策の不備：脱走を防止するための対策（鍵のかけ方、見守り体制など）が十分でなかった可能性があります。
- リスク管理の甘さ：認知症の方の行動特性を理解し、それに対応したリスク管理ができていなかった可能性があります。
- 情報共有の不足：事前に、お父様の徘徊癖や過去の行方不明の経験を伝えていたにも関わらず、それが十分に活かされていなかった可能性があります。
施設側の責任を問うためには、まず、施設側に事実関係を確認し、説明を求めることが重要です。具体的には、以下の点を質問しましょう。
- 脱走時の状況（時間、場所、経緯など）
- 脱走防止のために行っていた対策
- 脱走後の対応
- 今後の対策
施設の対応に問題がある場合は、弁護士や行政に相談することも検討しましょう。弁護士に相談することで、法的観点からのアドバイスを受けることができます。また、行政（市区町村の高齢者福祉課など）に相談することで、施設への指導や改善を求めることができます。
1-2. 謝罪と今後の対応について
謝罪がなかったこと、連絡がなかったことについては、ご相談者様の不安を増大させる要因となります。施設側の対応としては、まず謝罪し、今後の対応について説明することが求められます。
今後の対応としては、以下の点を施設側に求めることができます。
- 再発防止策の提示：脱走の原因を分析し、具体的な再発防止策を提示すること。
- 情報共有の徹底：緊急時の連絡体制を明確にし、迅速な情報共有を行うこと。
- 入所継続の可否：今後もショートステイを利用できるのか、利用できる場合はどのような条件になるのかを確認すること。
施設との話し合いがうまくいかない場合は、ケアマネージャーに相談し、間に入ってもらうことも有効です。ケアマネージャーは、施設との連携をサポートし、より良い関係を築くためのアドバイスをしてくれます。
2. 今後の介護サービスの利用について
ショートステイの利用継続、デイサービスの利用など、今後の介護サービスの利用について、不安を感じていることと思います。ここでは、今後の介護サービスの利用について、詳しく解説します。
2-1. ショートステイの利用について
今回の脱走があったことで、ショートステイの利用が難しくなるのではないかと不安に思われるかもしれません。しかし、ショートステイは、介護者の負担を軽減するために非常に重要なサービスです。諦めずに、利用を継続するための努力をしましょう。
まずは、施設側と話し合い、今後の利用について相談しましょう。その際、以下の点を伝えることが重要です。
- お父様の状況：認知症の症状、行動特性、既往歴などを詳しく伝える。
- これまでの経緯：脱走に至った経緯、原因などを説明する。
- 今後の希望：ショートステイの利用を継続したいという希望を伝える。
- 協力体制：施設側の指示に従い、必要な情報提供や協力を行うことを伝える。
施設側との話し合いの結果、ショートステイの利用が難しくなる場合もあります。その場合は、他の施設を探すことも検討しましょう。ケアマネージャーに相談し、お父様の状況に合った施設を紹介してもらいましょう。
2-2. デイサービスの利用について
現在、週6日デイサービスを利用されているとのことですので、これは非常に良いことです。デイサービスは、お父様の生活の質を向上させ、ご相談者様の負担を軽減する上で、重要な役割を果たしています。
デイサービスの利用を継続し、必要に応じて、他のサービスとの組み合わせを検討しましょう。例えば、訪問介護や訪問看護を利用することで、より手厚い介護を受けることができます。
2-3. 介護保険サービスの活用
介護保険サービスは、介護者の負担を軽減するための重要なツールです。積極的に活用しましょう。
介護保険サービスには、様々な種類があります。お父様の状況に合わせて、適切なサービスを選びましょう。
- 訪問介護：ヘルパーが自宅を訪問し、食事、入浴、排泄などの介助を行います。
- 訪問看護：看護師が自宅を訪問し、健康管理や医療処置を行います。
- 通所リハビリ：リハビリ専門職が、心身機能の維持・回復のためのリハビリを行います。
- 福祉用具の貸与・購入：車椅子やベッドなどの福祉用具を借りたり、購入したりすることができます。
ケアマネージャーに相談し、お父様の状況に合った介護保険サービスを組み合わせて利用しましょう。
3. 仕事との両立について
仕事と介護の両立は、非常に大変なことです。ここでは、仕事との両立を支援するための具体的な方法を解説します。
3-1. 職場の理解と協力
まずは、職場の理解と協力を得ることが重要です。上司や同僚に、お父様の状況や介護の状況を説明し、理解を求めましょう。
具体的には、以下の点を伝えましょう。
- 介護の状況：お父様の病状、介護の必要性、介護にかかる時間などを説明する。
- 仕事への影響：介護のために、遅刻や早退、休暇が必要になる可能性があることを伝える。
- 協力のお願い：急な休みが必要になった場合に、協力をお願いする。
職場の理解が得られれば、様々な支援を受けることができます。例えば、
- 勤務時間の調整：時短勤務やフレックスタイム制度を利用できる。
- 休暇の取得：介護休暇や有給休暇を取得できる。
- テレワークの導入：在宅勤務を許可してもらえる。
会社によっては、介護に関する制度が整備されている場合があります。会社の制度を確認し、積極的に利用しましょう。
3-2. 介護休業制度の活用
介護休業制度は、介護のために仕事を休むことができる制度です。最長93日間、介護休業を取得することができます。
介護休業を取得することで、介護に専念することができます。ただし、介護休業中は、原則として給与が支給されません。介護休業を取得する前に、収入の確保について検討しましょう。
介護休業制度を利用する際には、以下の点に注意しましょう。
- 事前に会社に相談する：介護休業を取得する前に、上司や人事部に相談しましょう。
- 必要書類の準備：介護休業の申請に必要な書類を準備しましょう。
- 復帰後の働き方：介護休業からの復帰後の働き方について、事前に検討しておきましょう。
3-3. 働き方の見直し
仕事と介護の両立が難しい場合は、働き方を見直すことも検討しましょう。例えば、
- 転職：介護と両立しやすい職場に転職する。
- 異動：介護に配慮した部署に異動する。
- フリーランス、副業：柔軟な働き方を選択する。
転職や異動を検討する際には、キャリアコンサルタントに相談することも有効です。キャリアコンサルタントは、あなたの状況に合った働き方を提案し、転職活動をサポートしてくれます。
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4. 精神的な負担を軽減するために
介護と仕事の両立は、精神的な負担が大きくなりがちです。ここでは、精神的な負担を軽減するための方法を解説します。
4-1. 相談できる相手を見つける
一人で抱え込まずに、誰かに相談することが重要です。家族、友人、同僚、ケアマネージャー、専門家など、相談できる相手を見つけましょう。
相談することで、
- 気持ちを整理できる：自分の気持ちを言葉にすることで、心が軽くなる。
- 客観的なアドバイスをもらえる：第三者の視点から、問題解決のヒントが得られる。
- 孤独感を解消できる：誰かに話を聞いてもらうことで、孤独感が和らぐ。
相談相手が見つからない場合は、地域の相談窓口を利用することもできます。例えば、
- 地域包括支援センター：高齢者の介護に関する相談を受け付けています。
- 精神保健福祉センター：精神的な悩みに関する相談を受け付けています。
- NPO法人：介護に関する様々なサポートを提供しています。
4-2. 休息とリフレッシュ
心身ともに疲れを感じたら、休息とリフレッシュを心がけましょう。十分な睡眠を取り、バランスの取れた食事を摂り、適度な運動をすることが大切です。
リフレッシュする方法は人それぞれです。自分の好きなことや、リラックスできることを見つけましょう。例えば、
- 趣味に時間を費やす：好きな音楽を聴いたり、映画を観たり、読書をしたりする。
- 自然に触れる：公園を散歩したり、森林浴をしたりする。
- 旅行に出かける：気分転換に、旅行に出かける。
定期的に休息とリフレッシュの時間を設けることで、心身の健康を保ち、介護と仕事の両立を続けることができます。
4-3. 専門家のサポート
精神的な負担が大きく、自分だけでは解決できない場合は、専門家のサポートを受けましょう。例えば、
- 精神科医やカウンセラー：心の悩みやストレスについて相談し、適切なアドバイスや治療を受ける。
- 介護に関する専門家：介護保険サービスや、介護に関する様々な情報を提供してもらう。
専門家のサポートを受けることで、問題解決への道が開け、精神的な負担を軽減することができます。
5. 今後のキャリアプランについて
介護と仕事の両立は、キャリアプランにも影響を与える可能性があります。ここでは、今後のキャリアプランについて、考えてみましょう。
5-1. キャリアの継続
介護をしながらでも、キャリアを継続することは可能です。これまでの経験やスキルを活かし、キャリアアップを目指しましょう。
例えば、
- スキルアップ：資格取得や研修受講を通じて、スキルアップを図る。
- キャリアチェンジ：介護と両立しやすい職種に転職する。
- 起業・副業：自分のスキルを活かして、起業や副業を始める。
キャリアを継続することで、自己肯定感を高め、経済的な安定を得ることができます。
5-2. 柔軟な働き方
介護と両立するためには、柔軟な働き方を選択することも重要です。例えば、
- テレワーク：在宅勤務をすることで、時間の有効活用ができる。
- 時短勤務：勤務時間を短縮することで、介護と仕事の両立がしやすくなる。
- フリーランス：自分のペースで仕事ができる。
- 副業：本業以外の収入源を確保する。
柔軟な働き方を選択することで、介護と仕事の両立がしやすくなり、ワークライフバランスを保つことができます。
5-3. キャリアコンサルタントの活用
今後のキャリアプランについて悩んでいる場合は、キャリアコンサルタントに相談することも有効です。キャリアコンサルタントは、あなたの状況に合ったキャリアプランを提案し、転職活動をサポートしてくれます。
キャリアコンサルタントに相談することで、
- 自己分析：自分の強みや弱み、興味関心などを客観的に分析できる。
- キャリアプランの策定：あなたの状況に合ったキャリアプランを一緒に考える。
- 転職活動のサポート：求人情報の提供、履歴書・職務経歴書の添削、面接対策など。
キャリアコンサルタントのサポートを受けることで、より良いキャリアを築くことができます。
6. まとめ：より良い生活のために
75歳のお父様との生活と仕事の両立は、大変なことですが、決して一人ではありません。今回の記事でご紹介した様々な解決策を参考に、より良い生活を送ってください。
最後に、以下の点を改めて強調します。
- 問題の明確化：現状を整理し、問題点を明確にすることが、解決への第一歩です。
- 情報収集と相談：介護に関する情報収集を行い、専門家や周囲の人に相談しましょう。
- 柔軟な対応：状況に合わせて、柔軟に対応しましょう。
- 休息とリフレッシュ：心身の健康を保ち、無理のない範囲で介護と仕事を両立しましょう。
- キャリアプランの検討：今後のキャリアプランについて考え、自分らしい働き方を見つけましょう。
あなたの抱える問題が解決し、心穏やかな日々を送れることを心から願っています。頑張ってください。
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