55歳父親の認知症介護と国家試験…私が抱える悩みと、未来への希望を見つける方法
55歳父親の認知症介護と国家試験…私が抱える悩みと、未来への希望を見つける方法
この記事では、55歳のお父様の認知症介護と、看護師・保健師・助産師を目指すあなたの国家試験への取り組みという、二つの大きな課題を抱えるあなたに向けて、具体的な解決策と、未来への希望を見出すためのヒントを提供します。介護とキャリア、どちらも諦めたくないあなたへ、専門家としての視点から、現実的なアドバイスと、心の支えとなる情報をお届けします。
父(55)の認知症の暴言、暴力、徘徊に困っています。
父は7年前に脳梗塞になり、左半身麻痺、失語症になりました。それからも再発を繰り返し、昨年12月には4回目の脳梗塞を発症しました。認知症と言ってもはじめは穏やかで、失語症(ウェルニッケ失語症なので少し話せました)もいつも一緒にいる家族ならなんとか言おうとしていることがわかる程度でした。食事、排せつは自立できていたし、清潔面も見守り程度で大丈夫でした。
しかし、脳梗塞が再発するたびに顔つきが変わっていって、家族、特に1番の介護者である母親に暴言、暴力をふるうようになりました。日常生活においても食事(ミキサー食)、排せつ(おむつ)、清潔、すべてが全介助と目に見えて悪化しています。
日常生活動作のほとんどが全介助ですが右半身は動くので、杖を使って歩行は可能です。日中、夜中、関係なく外に出て行こうとし、止めると大声、暴力がはじまります。「今は夜だから、朝になったらにしよう」と言っても、失語症なのでこちらの意思を理解してもらえません。
家族は父のほかに私と母、兄の4人ですが兄は重度の自閉症です。家から飛び出して行って余所の家に入っていってしまったり、暴れることもあって、とても私と母の2人で父と兄を見ることはできないので兄は施設にいます。
近所に住む祖母の買い物や、入浴介助のため、父には1週間に3回デイサービスを利用してもらっています。
父親の介護をすることは母も私も嫌ではありません。でも1日中大声、暴力を受けながら徘徊に付き合い続けるのは非常につらいです。
また、自分の都合ですが、2月には国家試験が控えています。看護師、保健師、助産師を受ける予定です。情けない話ですが、医療者を目指すくせに、認知症の家族に対してどうしたらいいのかもわかりません。病院ではない、24時間の介護で、家族として、どう関わったら落ち着いてくれるのか、わからないんです。
母と相談し、施設サービスを使うことも視野に入れました。今は、父に手がかかりきりだけど、もう少し介護が楽になったら兄を1日だけでも迎えに行ってあげたいです。しかし、父は55歳。要介護4ですが、この年齢で施設サービスを利用することは可能なのでしょうか?調べてみましたが、特養、老健といった施設は65歳からでないと利用が難しそうでした。また、恥ずかしながら私の家庭はとても裕福とは言えません。リッチな施設も利用は難しいです。
私は、どうしたらいいのでしょうか。
ここまで読んでいただきありがとうございます。長々と失礼しました。
1. 現状の整理:抱えている問題と、それに対するあなたの思い
ご相談ありがとうございます。お父様の介護、そして国家試験を控えている状況、本当に大変なことと思います。まずは、あなたが抱えている問題点を整理し、一つ一つ紐解いていきましょう。
- お父様の介護:脳梗塞による後遺症、認知症の進行、暴言・暴力、徘徊といった症状により、介護の負担が非常に大きくなっている。
- ご自身の状況:国家試験を控え、勉強時間の確保が難しい。介護と学業の両立に苦労している。
- 家族の状況:お母様も介護疲れが深刻。兄も施設に入所しており、家族全体で負担を抱えている。
- 経済的な問題:裕福ではないため、介護施設の利用に制限がある。
- 将来への不安:認知症の家族への接し方が分からず、将来への不安を感じている。
あなたが介護と学業の両立に悩み、将来への不安を抱えていることは、当然のことです。しかし、現状を正しく把握し、適切な対策を講じることで、必ず道は開けます。
2. 介護に関する具体的なアドバイス
2-1. 介護保険サービスの活用
まず、介護保険サービスの活用について、詳しく見ていきましょう。お父様は要介護4とのことですので、様々なサービスを利用できる可能性があります。
- 訪問介護(ホームヘルプサービス):自宅にヘルパーが訪問し、食事、入浴、排泄などの介助を行います。
- 訪問看護:看護師が自宅に訪問し、健康管理や医療処置を行います。
- 通所介護(デイサービス):日中に施設に通い、食事、入浴、レクリエーションなどを行います。
- 短期入所生活介護(ショートステイ):短期間、施設に入所し、介護サービスを受けます。
- 認知症対応型通所介護(認知症デイサービス):認知症の方に特化したデイサービスで、専門的なケアを受けられます。
- 夜間対応型訪問介護:夜間の訪問介護サービスです。
これらのサービスを組み合わせることで、介護負担を軽減することができます。ケアマネージャーに相談し、お父様の状態に合ったサービスを検討しましょう。
2-2. 介護施設の選択肢
55歳という年齢で、特別養護老人ホーム(特養)や介護老人保健施設(老健)の利用は難しい場合があります。しかし、他の選択肢も検討できます。
- 介護付き有料老人ホーム:比較的自由度が高く、24時間介護体制が整っている施設です。費用は高めですが、個室でプライバシーが保たれるというメリットがあります。
- 住宅型有料老人ホーム:生活支援が中心で、医療ケアが必要な場合は外部のサービスを利用します。
- グループホーム:認知症の方を対象とした施設で、少人数で共同生活を送ります。
- 地域密着型サービス:お住まいの地域にある、小規模多機能型居宅介護や、認知症対応型共同生活介護なども検討できます。
施設の費用やサービス内容、空き状況などを比較検討し、お父様に合った施設を探しましょう。自治体の相談窓口や、地域包括支援センターに相談することもできます。
2-3. 認知症の方への接し方
認知症の方とのコミュニケーションは、難しいと感じるかもしれません。しかし、いくつかのポイントを押さえることで、より良い関係を築くことができます。
- 本人の気持ちに寄り添う:相手の立場に立って考え、不安や不満を理解しようと努めましょう。
- 穏やかな口調で話す:早口でまくし立てたり、大声で話したりせず、ゆっくりと、分かりやすい言葉で話しましょう。
- 具体的に指示する:「あれ」や「これ」ではなく、「コップを持ってください」など、具体的な指示をしましょう。
- 落ち着いた環境を作る:テレビの音を小さくしたり、部屋を明るくしたりするなど、落ち着ける環境を整えましょう。
- 過去の思い出を共有する:昔の話をしたり、写真を見たりすることで、安心感を与えることができます。
- 否定的な言葉を使わない:「違う」や「ダメ」ではなく、「それは違いますね」など、肯定的な言葉で伝えましょう。
- 暴力行為への対応:暴力を振るわれた場合は、まずは安全を確保し、落ち着いて対応しましょう。介護保険サービスや専門家のサポートを受けることも重要です。
認知症の方への接し方は、一朝一夕に身につくものではありません。しかし、試行錯誤しながら、あなたとお父様にとって最善の方法を見つけていくことが大切です。
3. 国家試験と介護の両立を支援する情報
3-1. 学習時間の確保
国家試験の勉強時間を確保するために、以下の工夫をしましょう。
- タイムマネジメント:1日のスケジュールを立て、勉強時間を確保しましょう。隙間時間を活用することも重要です。
- 集中できる環境作り:静かな場所で勉強したり、音楽を聴いたりするなど、集中できる環境を作りましょう。
- 効率的な学習方法:過去問を解いたり、参考書を読んだりするだけでなく、自分に合った学習方法を見つけましょう。
- オンライン学習:オンライン教材や動画を活用することで、場所を選ばず学習できます。
- 休息も大切:適度な休憩を取り、心身ともにリフレッシュしましょう。
3-2. 介護と学業の両立を支援する制度
介護と学業の両立を支援する制度も、積極的に活用しましょう。
- 介護休業:試験期間中の介護休業の取得を検討しましょう。
- 学校のサポート:学校の先生や、相談窓口に相談し、学業に関するサポートを受けましょう。
- 地域の支援:地域の介護保険サービスや、ボランティア団体などを活用しましょう。
これらの制度を活用することで、介護と学業の両立を少しでも楽にすることができます。
3-3. メンタルヘルスのケア
介護と学業の両立は、精神的な負担が大きくなります。メンタルヘルスのケアも、忘れずに行いましょう。
- 休息:十分な睡眠を取り、心身ともに休ませましょう。
- 気分転換:趣味を楽しんだり、散歩をしたりするなど、気分転換になる時間を作りましょう。
- 相談:家族や友人、専門家などに相談し、悩みを打ち明けましょう。
- カウンセリング:必要に応じて、カウンセリングを受け、心のケアを行いましょう。
あなたの心と体の健康を守ることが、介護と学業の両立を成功させるための第一歩です。
4. 未来への希望を見つけるために
4-1. キャリアプランの検討
国家試験に合格した後、どのようなキャリアを築きたいのか、具体的に考えてみましょう。介護の経験を活かせる、様々な働き方があります。
- 訪問看護師:在宅での看護を通して、介護者のサポートも行えます。
- 施設看護師:介護施設で、入居者の健康管理や看護ケアを行います。
- 保健師:地域住民の健康増進を支援し、介護に関する相談にも対応します。
- 助産師:産婦人科だけでなく、地域での母子保健活動にも携われます。
- ケアマネージャー:介護保険サービスを利用する方のケアプランを作成し、介護に関する相談に応じます。
- 介護福祉士:介護の専門家として、介護現場で活躍できます。
あなたの興味や適性、そして介護の経験を活かせるキャリアプランを検討しましょう。
4-2. 働き方の選択肢
介護と両立しやすい、様々な働き方があります。
- 常勤:フルタイムで働き、安定した収入を得られます。
- 非常勤:パートやアルバイトとして働き、自分のペースで時間調整できます。
- 在宅勤務:一部の業務を在宅で行い、通勤時間を削減できます。
- フリーランス:自分のスキルを活かして、自由に仕事を選べます。
- 副業:本業と並行して、副業を行うことで収入を増やせます。
あなたの状況に合わせて、最適な働き方を選択しましょう。転職エージェントや、キャリアコンサルタントに相談することもできます。
4-3. ポジティブな思考と自己肯定感を高める
困難な状況に直面している時こそ、ポジティブな思考と自己肯定感を高めることが重要です。
- 目標設定:小さな目標を設定し、達成感を積み重ねましょう。
- 感謝の気持ちを持つ:支えてくれる家族や、周囲の人々に感謝の気持ちを持ちましょう。
- 自己肯定的な言葉を使う:「私はできる」「私は大丈夫」など、自己肯定的な言葉を使いましょう。
- 自分の強みを見つける:自分の得意なことや、強みを認識し、自信を持ちましょう。
- 成功体験を振り返る:過去の成功体験を振り返り、自信を深めましょう。
ポジティブな思考と自己肯定感は、困難を乗り越えるための力となります。
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5. まとめ:未来を切り開くために
お父様の介護と国家試験、二つの大きな課題を抱え、大変な状況にあると思いますが、決して一人ではありません。介護保険サービスや、様々な制度を積極的に活用し、専門家のアドバイスを受けながら、一つ一つ問題を解決していくことができます。そして、国家試験に合格し、あなたの夢を実現することで、未来を切り開くことができます。
あなたの努力は必ず報われます。諦めずに、前向きに進んでいきましょう。応援しています。
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